犯（や）る男のレビュー・感想・評価

音楽のせいでスネーク・プリスケンが散らつくのは私だけか

ピンク映画が一般映画として編集された映画との事。お気楽でエッチな内容なのかなと思ったら、重い現代のテーマを繊細に描いていてビックリ！出演者も好演で最後まで楽しめました。

濡れ場が予想以上に少なかったことが残念だったが、内容や演者のレベルは高かった為、楽しめた方だと思う。

エログロ・ホラー・B級ものが好きな方にとっては、楽しめる作品なんじゃないかな。

素直に面白かった。色々詳しくは書かないから、興味があったら是非見て。

DV、押し込み強盗とショッキングなテーマ なのにとにかくあっという間の展開の早さで心地いい
なかなかの良作！

得意なジャンルでは無いはずなのに、気づけばぐいぐい引き込まれ、すっかり見入っていた。
主演朝倉ことみは映画初出演とのことだが、全く違和感なく、心も体もぼろぼろのヒロインを見事演じきっている。
テアトル新宿で１週間レイトロードショーというのはなんとも勿体無い！

ピンク映画は未開拓のジャンルだったが、新たな発見だった。低予算と聞いているが、クオリティーが高くて驚いた。日本映画にもまだまだ意欲作があるといことか。OP＋、今後も楽しみだ。

70分間しっかり楽しめるエンタテイメント。

朝倉ことみファンとして見に行ったが、ストーリー自体も楽しめた。
エログロに基軸をおきながらも、最後はハッピーエンドで締める憎さが大変良かった。

ことみんかわいいよ、ことみん。

たった４日間で作られたのが信じられないくらい完成度が高い作品だ。前半のリアルな凌辱シーンから、後半は一転してロードムービー風なカルトな仕上がりに。工場地帯の描写など全体的に黒沢清監督のホラー系作品に近い作風だと思う。ピンク映画ファンだけの映画にしておくのがもったいないので、今回のＲ１５＋編集版は大正解だと思う。

朝倉ことみさんの違う一面が見られて大満足の作品でした！

まさか特殊効果が使われているポルノ映画を観る、いやホラー映画観させられるとは、全くもって予想外の内容である。
制約上、濡れ場がデフォルトなのはしかたないが、もう少し効果的な演出があるのではと思うが、しかしその挑戦は『アッパレ』と言うほかないと賛辞を贈りたい。
昔懐かしいB級映画の楽しさを与えて頂いた気分である。

追記
ＤＶについてのシーンは、リアリティが良く表現されていて、男優の力量の高さを感じられた。女優は一寸ねｗ

世界観や話の流れは好きだけど、芸術的だろ？シュールだろ？面白いだろ？センスあるだろ？とアピールしてくる様な演出が過ぎて素直に面白いものを作ろうとしている様には思えなかった。
もったいないかな、高校生や大学生のスノッブが作った自主製作映画を観ている様な感じだった。

作家性が強い、個性がたっぷりの元ピンク映画。R18からR15へレーティング変更して公開する意欲作で、特殊造形もカッコイイし、女優二人も輝いてた。撮影4日でのクオリティーの高さは本プロの仕事ぷりだな。w.舞台挨拶