湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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中野量太監督の商業映画デビュー作は期待を超える出来!
「チチを撮りに」が良かったので、本作も期待はしていたが、予想をはるかに超える大傑作。エピソードを積み上げていくなかで、映像から伝わる感情をコントロールするのが格別にうまい監督だと思う。
宮沢りえの役どころは、夫が家出中、娘は学校でいじめられていて、さらに自分は末期ガンを宣告されてしまうという、まさに踏んだり蹴ったりの女性。ところが、持ち前の強さと明るさと愛情で、家族と出会ったすべての人を変えていく。その慈愛ぶりはまるで聖人のようだが、宮沢が実に人間らしく、魅力たっぷりに演じている。
観賞してから何日もたつのに、思い出すだけで涙腺がゆるみそうになるシーンがいくつもある。彼女が出会った人々を愛であたためたように、映画を観た人の心にもきっと「熱い思い」が残るはず。新作が待ち遠しい監督が、またひとり増えた。
母の大きな愛と愛ゆえの強さ
母の大きな愛と愛ゆえの強さ、想いがよく伝わる作品だった。母の愛が周りの人を変え、周りを自然と同じような素敵な人間にさせていくのだろうと思った。
映画について賛否両論あるけど、人間味に溢れていて、暖かく、人に優しくというより人を心から想うのって素敵だなと思えた。大切な人について再度考えるさせられる作品だと思った。
特に心に残る言葉は、「あの人のためならなんでもしたいと思えるのは、その人にその何倍もしてもらってるって思えてるからなんじゃないかな」
大切な人に勧められて
2024
122本目
当時から興味はあったが、胸が苦しくなるのが目に見えていたので、避けていた。
やはり、苦しい。
胸が熱くなる。
母の強さ。
だが、気丈に振る舞いながらもやはり1人の女性。
ストーリー全体を通して、強さと弱さが表現されていて一方的ではない愛が本筋。
辛いシーンもあるが、胸熱とゆうか胸暖感です。
死にたく無いよぉ
のこのセリフが胸な突き刺さり涙が止まらなくなった。
観ておくべき作品です。
宮沢りえの気合のわかるいい映画でんなぁ
なんとこの映画一度見たことがあったのが途中から分かった本当のお母さんに逢いに行くシーン 人との繋がりは血ではないと言う一本前に見たバトンをと同じコンセプトだった
死にゆく母が家族を繋ぐ!
まずは観終わってすぐに感じたことは、日本アカデミー賞主演女優賞の宮沢りえ、助演女優賞の杉咲花の迫真の演技に、ただただ拍手を送りたいと思いました。喜怒哀楽すべてを演技きったお二人のすさまじい演技力あってこその作品ではないでしょうか。これぞプロ!と思わせられます。
余命2カ月宣言を受けたおかあちゃんがやっておくべきことを命がけでやり通していきます。この映画全体に言えますが1つ1つが非常に重い課題です。通常の映画であればどんよりと凹むようなテーマばかりなのですが、おかあちゃんのたくましさと明るさで、映画の中だけでなく観ているこちら側も何だか救われている気持ちになります。
いじめられている娘を立ち向かわせた母、女にだらしがない頼りにならない旦那を連れ戻し銭湯を再開させる母、旦那が浮気した相手の子供を引き取り育てる母、自分の余命が少ないのに周りにいつも元気づける母。全ての人を思い不幸も幸せに変えていくおかあちゃんは偉大でした。強さそして優しさを感じます。
2時間ちょっとという時間で、これだけたくさんの話を混ぜ込んでいますが、全くだらけることもなく中途半端にすることもなく、1つ1つにしっかり意味を持たせた物語になっています。通常ならドラマにできるくらいの濃い内容をよくぞこれだけ詰め込んだと感じます。
さらに見事と思わされたのは、細かい伏線のようなシーンが後にすべてつながっていき、何一つ無駄なシーンがなかったです。もう、ずっとこの作品にのめり込み時間を忘れて見入ってしまいました。例えば、娘の安澄が手話を読み解くシーン、ヒッチハイカーが子供達におかあちゃんから産まれてきてうらやましいと話したシーン、蟹のお礼の手紙を安澄に書かせていたシーンも全てが意味があり繋がるのです。
本作評価が非常に高い映画ではありますが、ラストだけ結構賛否両論となってしまっているようですね。急に恐ろしいカルト映画のような終わり方をしてしまっています。正直私もラストはびっくりしましたし、なんだか今まで語ってきたことを無かったことにするくらいの衝撃度でした。しかしながら、終わってみて改めて考えると、あのおかあちゃんだもん、普通な終わり方させたらそれはそれでラストでがっかり映画の評価なります。そう思うとラストああするしかなかったんではと思えてくるほどです。
「湯を沸かすほどの熱い愛」ラストでこれだけタイトルが意味を成してくるとは。。。
素晴らしい映画でした。
ヒューマンドラマ役満映画NO1
もうこれはヒューマンドラマ映画というよりアクション映画を見ているような感覚に近かった
大体のヒューマンドラマ映画は1本の映画に1つのテーマがあるけど、この映画は8個くらいテーマがあった
大体は主人公の問題が解決して終わるけど、この映画は登場人物それぞれ個別の問題を全部解決して終わるからすげえ
余命、いじめ、養子などなど、この世の感動を誘う全てのジャンルに手を出してる
ヒューマンドラマボリュームセット
インターネットに転がってる立体感のない泣ける話を盛り込んでるような感じ
だから一個一個一人一人の問題をサクッとズバズバ解決するのは尺的にも仕方ない
そんで一つ解決したらその問題を全く次のカットで引きずらないのも仕方ない
僕は2時間かけてじっくりじわじわ進む映画よりもこういう映画の方が好き
やっぱり映画は最低限は僕達を退屈させないでほしいよね
エンタメだから
最低の評価をつける人も分からんくもないけど、よその家族なんだからあんまり首突っ込むべきじゃないかなあ
この家族は幸せそうだしいんじゃね?
展開の振り幅の大きさにどきどき
残された命を使って、母が周りのみんなのためにすることの展開の大きさがドキドキするほどすごかった。人って覚悟するとここまでできるのかなあと思いながら、この作品を見た。自分も同じことができるかなと。所々監督の個人的な趣味が出てたり、最後の展開に驚いたけど、これから母親になる人には特に見て欲しい映画。
涙々で言葉にできないほどの熱い愛
ずいぶん前に職場の若手に勧められ観よう観ようと思いつつ、個人的には邦画に疎いせいもあり後回しになっていたが、機会が重なりとうとう鑑賞。
若干映画作品らしさは薄いように感じたものの、これは想像以上に良い。ハンカチ必須の名作だ。観終えるまでに何度泣いただろうか。
特に女優陣の演技は号泣レベルで、母の熱い愛は当然のこと、姉妹?の健気さも半端ない。この女優陣の一挙手一投足全てが泣ける。鮎子のケジメのセリフなんかは、もう思わず泣き崩れるかと思うほど深く突き刺さる。もちろん、ダメ夫の叫びも良かったけれども、本作はやっぱり女優陣様様だと思う。
また、本作は演技力だけが見どころではなく、ストーリーもよくできている。何気ない日常の中に敷かれた数々の伏線を、感動のうちに見事に回収している。これは神業レベルと言っていいでしょ。
そして賛否両論あるラストシーンへ。何の下調べもなしに鑑賞していただけに、えぇぇっマジで…て、びっくりし思考停止してしまったのが正直なところ。この点が手放しに満点の5つ星をつけられなかった要因かな。
私はファンタジー派ということで、ラストシーンに関してはぼやかして感想を締めくくることにしよう。
いずれにしても、邦画のマイベストになりうる作品であることに違いない。
テレビの録画で‼️❓感動の再会鑑賞‼️❓
当時、感動して泣いた記憶。
今観ると、あざとくて、非現実的なエピソードの数々。
松坂桃李のエピソードは余計とゆうか、ある意味アウト。
でも、名優の名演技を観ていると、なぜか、また感動。
いや、ただなんで、感動させていただいて、ありがとうございました😊
とても良い朝でした。
少し、🤏元気になりました、よろしくお願いします🤲
涙腺崩壊、号泣でした!
自分が後2〜3ケ月しか生きられないとしても最後まで家族の心配をする何て?エジプトの振り効いてましたね。夜の組体操ピラミッドにはイヤーガマン出来なかったです。涙腺崩壊、号泣でした!( T_T)
見ると人生って思う
この作品で母は強しって思った。
いつか役に立つからと手話を覚えさせていた娘。
何のことかも分からずに実の母親と合わせる。
支離滅裂のような感じも一見したら感じるけど、全てが繋がっていた。
家族の絆をテーマに描かれた作品でとても良かった。
自分が死ぬと分かってからそれまでの人生で残してきたものを洗いざらいにしていく。
その中で多くの人達がそれに巻き込まれながらもどこか幸せそうな気持ちが伝わってきた。
誰かの為に何かをするって事は、自分がその人がそれ以上に多くのもの貰っていた事なのかかなと思いました。
最初から最後までとても見応えのある作品で良かったです!
覚悟の終活
宮沢りえ扮する幸野双葉には杉咲花扮する高校生の娘の安澄がいた。安澄はいじめられていた。オダギリジョー扮する父親は蒸発していた。そんな時双葉は倒れた。
見始めたら前に観た事があるのを思い出した。娘がいじめられていたのを知っても明るく笑顔で向き合う強い母。なのに末期癌とは。余命2~3ヶ月のショックは激しいだろうね。それでも夫を探し出し意思を伝えて家庭に戻らせ銭湯を再開させた。覚悟の終活かな。安澄も制服取り返して頑張ったね。泣けるよ。
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