この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
全901件中、381~400件目を表示
言葉で言い表せない程いい作品
この映画はアニメという枠を超えて、戦後間もなくの名監督たちの作品に匹敵するほどの名作だと思う。
・日常的な生活風景から始まり、最後には永遠のテーマを描き出すあたりは小津安二郎監督作品に。
・自主性を失いつつも懸命に生きようとする女の人生を描き出すあたりは成瀬巳喜男監督作品に。
・悲劇とそこからの再出発を描くあたりは新藤兼人監督作品に。
さらに、
・敗戦のときに人々が泣いた涙の理由
・戦中の日本の景色や人々の生活模様
・翻って現代の我々の生き方の反省
など、新しい発見も多々あり、リベラルアーツの一環としても優れた作品だと思う。
戦時下の日常
戦時下もある日常が思いの外、重くなくその風景が伝わってきたのは
主役のすずの性格によるところもあるのでしょうか。
現代では仮に戦争が起きてもあのような国民全てを巻き込む総力戦になる可能性は低いが、戦時下が日常になるのはしんどいと思う。
最後のエンドロールですず達がワンピース姿に変わっていったが、
戦時下の日常が、復興の日常になっていく場面を表していたのではないでしょうか。
余談ですが
すずが姪の命と共に右手を失った爆弾について、米軍の空襲では焼夷弾、1t、500k、250kの炸裂弾であるが、あれは炸裂弾が不発状態になってなにかの弾みで復調し爆発したのだと思う。劇中では時限式不発弾のような取り扱いをしていたがそれはないと思う。
はじめて本当に心からおススメする映画
戦争が日常になることの恐ろしさ
想像を超えてました。
広島出身で在住、被爆二世なので戦争、原爆に関する情報は自然と入ってくる。身近過ぎて戦争関連の映画で見るのは避けてきた。
今回、仕事でお会いした県外の2名から感想を聞き、一人は号泣し、もう一人は泣かなかったとのこと。これは、今までと何か違うと思い見ることにした。
前半は見慣れた風景と昔の風景が交錯し良き時代の広島を再確認できた。後半徐々に迫る忍び空襲で悲しい場面もあった。
一貫しているのは、人物以外の風景などのリアル感。広島の人間には、そこがどこかわかる事が多々あった。
その徹底したリアル性の追求のお陰か、実在しない主人公なのに、「きっとこんな人が居たんだ」というリアル感を持って見ている自分に気づいた。
そして、もう一つ。妻と一緒に映画を見ている、それだけに幸せを感じた。
このようにスクリーンで見るもの以外に色々な事を考える良い経験だった。
長く残る映画だと思う。
温かさも幸せもつらさもここにある
観っぱなしではいられず投稿
生きるって、こういうこと。
映画雑誌での評価が高かったため遅ればせながら鑑賞。呉に住むすずとそ...
淡々と
母からの勧め
さすが!
良い物語
素晴らしい。
情報量の多さに
観るべき作品
全901件中、381~400件目を表示