この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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ハードルを高くして観てしまった
大絶賛されると観た後に「それほどでもないな」ってました思ってしまう。これもその作品の一つ。
でもまぁ能年玲奈は良かったし、戦時中の日常を笑いを交えつつ描くのは新しいと思った。
日本人なら観て欲しい
こんな時代があったのだと実感。
悲惨なシーンの映像表現がなんだか美しく引き込まれるアニメーションだったが、それが逆に息苦しくなる。
人は本当にどうしようもない時には全く関係のない事を考えるのだろうか…そんな映像が印象的だった。
もう一度観に行きたい。
見ないと分からない
日本の戦争映画なのに何度も見たくなります。確かに悲しい場面も出てきます、戦争映画なのでそれは仕方のないことですが、反戦映画という枠で括りたくないのです。「火垂るの墓」みたいなんじゃないか、と思われている方もいると思いますが、コンセプトは180度違います。苦しい戦時下でも一般の人の生活があって、それは悲しくつらいだけじゃなくて楽しいこともあるんだよ、皆でお互いに支えあって生きてきたんだよ、って教えてくれます。ちょうど大地震の時にお互いが支えあっていたようにです。この映画を見た後、2、3日はいろいろな場面が頭の中をグルグルと回っていました。面白かったとか、泣いたとか、そういう一言で言い表せない、いろんな事を考えてしまう映画です。映画館でそれを体験してください。
言葉にならない
見終わった後なんの言葉も出て来ませんでした。
なんとも言えない気持ち。
終戦の瞬間の場面は心に突き刺さるものが…
最初はこの絵ちょっと苦手と思いましたが
この絵だからこそ伝わる感じがしました。
この映画凄いなと終わってわかりました。
言葉にならない
1回目@イオンシネマ高崎
言葉にならず、涙だけがあふれ続ける
#1時間かけて帰宅後
今観られて本当に良かった
まだ涙は止まらない
#原作、公式アートブックを読んで
原作も素晴らしかった
映画はそこからさらに原作の、そして過去の現実を伝えようとしている真摯さ
言葉にならない
こんなにも言葉で表せない映画は後にも先にもこの映画だけかもしれない。
戦争をあの日のことを描いているのに、人間の強さとそこで生きている人々の姿が描かれていた。同時に、人間の儚さを感じる。
生きているだけでこんなにも幸せだと思い知らされる。
誰もが『ただ観て欲しい』と願う気持ちはきっと自然と溢れた気持ちなのだと思う。
私も思う。
ただ観て欲しい。
コレはいい作品だった!
岡田斗司夫が 「シンゴジラ」や「君の名は」を超える作品だと 大絶賛していたので視聴しました。
実際、今まで観た 戦争中を舞台にした作品の中で ダントツ1番!に 面白かった。
悲しい場面も あったが最後まで 気持ち良く鑑賞出来ました。
呉の空爆や対空砲火シーンは大迫力、劇場での鑑賞を オススメします。
凄いものを観た。
2回観ました。
初回は地元先行上映の呉のポポロで。
2回目は福屋の中の八丁座で。
舞台挨拶で見た能年玲奈ちゃん可愛かったなぁ…。
彼女のコトをそれまでは考えてなかったけど、一発で彼女の虜になりましたわ。
映画の感想っちゅーか、なんちゅーかなのですが。
実はまだ上手い具合に言語化出来んのですわw
ただ、オープニングタイトルの青空を見て、
「あー、この空は、俺らの頭上に広がる空と全く変わらんのよ。この空は2016年の今の空に繋がってるんじゃなぁ」
と強く思いました。
あと、上映が終わってポポロから出て、何故だか家に帰るのに迷子になりましたw
生まれ育った町なのに、こんなコト初めてですよ。
うん、観るってゆーより、体験する映画じゃったね。
まだまだ観るつもりです(´Д`)
いわゆる、日常系
「君の名は。」が、もてはやされている中、ひっそりと公開され、かなり高評価で、そこそこヒットもしているらしく、
前情報無しで観ました。(戦争アニメなのは知ってました。)
一般庶民のリアルな戦争体験とは、こう言うものなのだろうな。というのが最初の感想です。
「すず」という女性の日常を描きながら戦争がどのように、その日常に食い込んできて、巻き込まれるのか。
悲しいけど人生は続いていく。
のほほんとした、コメディタッチでありながら、
どこか儚い印象。
素直に良い作品だと思います。
原作未見の為、内容として??な部分で、周作が一目惚れで、すずを嫁にくれとなりましたが、籠の中での出会いだけ?
哲という幼馴染みが嫁ぎ先にやってきて、実は・・な感じで、情事になりかけてますが、絵を描いてあげたシーンしかなく、お互い意識してたの?籠の中の花が好意を表している?
この辺は、はしょられてるんですかね?
リンは、あの座敷わらし?
最初と最後の鬼は?なんなんだ?最後の鬼は、兄に例えてる?
駆け足で描かれているのか、私が読み取れてないだけなのか。
後、最後、孤児引き取るのですが、その孤児が原爆で被災にあって死んだ母親の元を離れるシーン、かなりグロいですが、若干違和感感じました。
間接的な表現で戦争を日常の中で描いていたのに、あの部分だけ、直接的な表現になっています。
あのシーンは、孤児を引き取るだけで良かったのでは?
最後のスタッフロールの時、失った「すず」の手が、恐らく観客に向けて手を振っている?映像がありましたが、あれは不気味さしか感じませんでした!
どんな意図で入れた映像なんでしょうか?
少しでも多くの人に観てもらいたい
あんまりアニメは観ないんですよ、でも今年は「君の名は。」もこちらの作品も良かった。
もちろん並べて比べる内容じゃないんですけど、どちらにも製作者側のしっかりとした気持ちが込められていたと感じました。
戦争をテーマにした作品は色々と観ました。こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」も良かったけど。
もちろん日本、アメリカ、ドイツ、フランス等。昔の物から最近のものまで、、。
もちろん戦争を表立って描いてはいませんが、その戦時下での町の様子を描いたものまで。
しかし今作は日本の広島を舞台に描かれており、もちろん戦争体験者ではありませんが、色々な媒体を見て感じた物以上にリアリティがあり、他の方も言われていますが考証がされていると感じました。
またあまり描かれない夫婦の愛についても描かれています。
日本は今現在、戦争とはほぼ無縁で沖縄の基地をどうするだ、自衛隊を軍隊にするな等の論争が行われていますがこの作品に描かれている当時の日常を見てどう感じるのだろうか?
現在の戦争は当時のそれとは比べられないスピードで決着が付くだろうが、もし頭のおかしい隣国が攻めてきて、愛する人を大切な人たちを傷つけても本当に「戦争はやっちゃダメだ」と言っていられるのか?
そんな話の通じる相手なら世界中は平和でしょうよ。
かといってこちらから始める必要はないけどね。
この作品はほのぼのとした絵ではありますが、非常に力強くそして生き生きとしたキャラクター、またそのキャラクターに命を吹き込んでいる声優陣にも敬意を表します。
特に主人公のすずを演じたのんさん、申し訳ないんですが「あまちゃん」は見たことも無くて、事務所を辞めたとかどうでもいいやーと思ってたんですが、非常に天然キャラのすずを違和感無く演じられていて驚きました。
色々なアニメーションに○KBとかのバカなアイドルを起用したりする事がありますが、本当にただの客寄せパンダを使うくらいならこの様な素晴らしい声優を使ったらどうなんだろう?
ファンでもなんでもないですが、この先もきっと活躍を続けていってくれると思いますし、応援したいと思える素晴らしい演技でした。
ただ時間を潰したりするものや、楽しめるが内容が無い物等、映画には色々な物がありますが観なければいけないものもあると思います。
「それは個人の見解じゃん」って人もいるでしょうけど、この日本でそしてあの状況から今の、決して当時の人たちに胸を張れる「今」ではないですけど、この日本の為に頑張ってきた人たちを心に焼き付けるのも必要だと思うんです。
そして前を向いて歩いていく、そんな作品でした。
きっとまた”すずさん”やこの映画に会いたくなります。
素晴らしい作品ほど、伝えたいのに伝え切れない。巧い言葉で語りたいのに、語り尽くせない悔しさ。ここまで悔しくさせられた映画を見れたのは幸せですよ(今年の邦画は『シン・ゴジラ』に『君の名は』や『聲の形』と異常としか思えない傑作名作ばかりです)。『この世界の~』も間違いなく早々お目にかかれない、稀有な名作の一本です。それもあのスタジオジブリの『火垂るの墓』にも劣らぬほどの。
まだ映画を見てない方はこの言葉を読んでください。パンフレットから抜粋したアニメ研究家さんの言葉です。
”あり得ないほどの絶望が重なる中でも、世界は存在し続けるし人も残る。残る以上、記憶も残る。それを支えに、日々の細やかな活動も前へ前へと積み重なってく”。
現状今年ベスト1です。多分もう揺るがないかも。
見たことの無いアニメ
とても美しく、優しく、可笑しく、キュートで、そして恐ろしかった。
空襲で爆弾が落ちてくる日常。
それは今の私たちと地続きなんだと怖くなる。
この世界で繰り返される生活、幸せ、笑い、戦争。
心が震える!歴史に残る名作だと感じます
現時点で7回観に行きました。リピーターです。
この作品の凄いところは、時代考証を徹底したリアルな描写によって、観ている側が自然とその時代の生活と主人公すずさんの日常に感情移入してしまうパワーを持っていることだと感じています。
ヒロインのすずさんはごくごく普通の一般的な庶民の女性ですが、だからこそ観ている側はすずさんに対してまるで自分の家族か知人のことように感情移入してしまい、すずさんの身に起きる様々な出来事に強烈に心を揺さぶられるのだと思います。
鑑賞1,2回目の頃は、すずさんが物語の中で失うものの大きさに心が押しつぶされ、映画が終わっても暫くは涙を流したままボーッとしてしまうほどでした。
しかし鑑賞を重ねて次第に物語の全体像が自分なりに整理出来てきた今では、ラストのエピソードがとても心温まるもので、これはこれですずさんにとってはいくつもの苦難の先の明るい希望だなと思えるようになりました。
人により感じ方は違うかも知れませんが、この物語は、色々あったけれどそれでも切れぎれの小さな幸せを紡ぎながら、希望を見出して日々は続いていく、というメッセージが込められていると思っています。
戦争を主題とした作品ではないので、そこは勘違いしないで観るべきですが、戦時下の日常ではどういうことが起きていたのか、ささやかな日常をも破壊する戦争の恐怖が、これまでになく説得力を持って伝わってくるので、そういう点でも是非多くの方に観ていただきたい作品だと思います。
あと、すずさん役の「のん」さん、超絶ハマってます!是非映画館で体感してください。
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