この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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何が良かったねじゃ!
好きでもない人と一緒になり、知らない土地で暮らし、イビられ、食べるものもなく、着るものもままならない、空襲で家は壊れ、知り合いは死んでいき、自分の腕まで失ってしまう。
しかし、みんな○○で良かったねとポジティブに考え、明るく過ごす。
何が良かったねじゃ!
そう言いたくなるだろう。
しかし、そんな日常も当たり前になれば、当たり前なのである。
そんな当たり前を笑顔で過ごす。
現代において、何が不満だろうか?
今の日常の当たり前を ありがたく思い、笑顔で過ごしたいものですね。
明るく生きるということ
日本映画史に残る名作ってありますよね。七人の侍、東京物語、ゴジラ、...
悲しくて悲しくて
悲しい。辛い。死んでしまうことよりも、大切な人がいなくなっていくことの辛さは、残酷で、計り知れない。悲しくて悲しくて辛くても前を向いて生きていくしかない。当たり前に大切な人が元気でいること、当たり前に白いご飯を食べれていること、当たり前に買い物や娯楽を楽しめていること、実感する。つい、70年前の出来事。なんにもなくて、凄まじい戦争が続いてて、沢山の街が焼かれ、沢山の人が犠牲になっていた事実。なんにもなくなった風景は東北の大震災を思い起こさせる。なくなってしまうことの辛さは思ってるよりずっとずっとやるせない。
見て良かった。今に感謝して。傲らないで生きていきたい。
いい映画には人生の全てがある
日常は面白いし美しい
ささやかな喜びに支えられていれば希望を繋ぐ事ができる。
ないものだらけでも、工夫すれば楽しむことできる。
何にも無いようにみえても、きっと何かがある。
喧嘩しても、言いたい事を言い合っても家族は温かい。
生きてこそ、生きていてこそ。
1回目にピンとこなかった人は、是非もう一度
生涯観続けることになる映画
映画を鑑賞する前にコトリンゴさんの楽曲が流れる予告編を見たのですが涙が止まりませんでした。何が悲しかったのか上手く言えませんが、映画を見終わってこれまで絵空事のようにしか想像できなかった戦争という災厄が自分の手が届くところまで降りてきた、そういう映画を見たんだと感じました。もちろん予告編の時点でそんな事は想像できませんでしたから、楽曲含む予告の構成が良かったことと自身の感受性が高まっていた結果でしょうが。
予告編で涙を枯らし尽くしていたので映画はある程度冷静に鑑賞できました。映画は終始登場人物達を身近な愛着を持てる人々として丹念に描いており、一般市民に降りかかる空襲の恐ろしさは音響もあいまって私が見てきた十数本の戦争映画の中でも一線を画していました。そもそも一市民でしかない私が英雄や悲劇の主人公ばかりの戦争映画に共感できる人物を探す方が難しいのでしょうが。とにかく全編通して画面も場面も写り代わりが激しく、悲劇的な場面の後に笑いが巻き起こるこの構成は「悲嘆に暮れる暇なんて当時はなかった」と作品を通して語りかけられているようでした。
歴史認識等は時代と共に変遷するものですが、この作品は徹底して当時の人々を描き出すことに集中しています。片渕監督の言葉をお借りすると今の時代と「地続き」に繋がっています。火垂るの墓と同様何十年たっても色褪せることはないでしょう。この二つは恨み節で作品に特定の匂いをつけていませんから。
最後に、私個人としては部分的にどこが良かったというよりも製作陣・原作者・のんさんを中心にしたキャストの皆さんに上記のような心境にいたるまで連れていってもらったという思いです。今後たくさんの方に見てもらいたいですし、私自身何度も繰り返し見ることになる作品です。ありがとうございました。
よかったぁー
何度も思い返してしまう
広島について知っていること
戦時下の広島で生きる女の子の物語!
戦時下の広島・呉で一生懸命に生きる主人公すずの日常を描いた作品。
戦争を経験をしていない多くの世代は、映画やテレビ、書物などでしか知る機会がありません。そして、戦争のない平和な日々が当たり前で、自分が生まれる何十年か前に日本で起きた出来事だというのを思い出すこともありません。
この作品はどこにでもいる女の子を通して、戦争で突然大切なものが突然奪われる悲しさや理不尽さを観ている人たちに伝えてくれます。とは言って悲しくて悲惨な「火垂るの墓」とは違い、配給が少なくなってお米やお砂糖が手に入りにくい中であるもので工夫して料理したり、明るく前向きに生きている姿に感銘を受けます!
ストーリー全体はスローテンポなので、すこし退屈に感じるところもあるかも知れませんが、映画館で作品にじっくり向き合ってかったと思える作品でした。
戦時中を生きた人たち
じわる。
戦争の記憶
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