劇場公開日 2016年11月12日

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「戦争の皮を被った青春譚」この世界の片隅に 福田恆存さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0戦争の皮を被った青春譚

2017年8月29日
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福田恆存
naga1548さんのコメント
2018年7月20日

戦争そのものについてのイデオロギーを語るなら、フィクションのアニメである必要はないのでは?むしろフィクションの世界でイデオロギーを語るほうが悪質なのでは?

naga1548
ヒロさんのコメント
2018年1月24日

全く同意します。
私がこの作品に感じる違和感・嫌悪感について的を射た回答を記載して頂いていると思い、コメントさせて頂きました。
戦争を主人公の背景の一部としてしか使用していない点に関する問題点はもっと指摘されるべきと思います。
この作品は言葉は悪いかもしれませんがタチが悪く、人気や実力のある批評家(町山さん、宇多丸さん、岡田斗司夫さん、山田玲司さんetc)が褒めてしまった手前、批判しにくい・されにくい作品になってしまったと思います。
ですが、この作品に納得できない人は声を上げ続けるべきだと思います。

ヒロ
HAMARちゃんさんのコメント
2017年12月3日

何が言いたいのか分からん!!

HAMARちゃん
uttiee56さんのコメント
2017年9月5日

この映画の本質は戦争映画ではなくて青春譚である。
これには同意しますが、ではなぜ☆2なんですか?
青春譚は戦争映画よりも価値が低いとでも?

uttiee56
福田恆存さんのコメント
2017年8月31日

状況なんてテエマ次第でいくらでも好きなように作れるでせう。
私が一貫していっているのは、この作品は本質的には青春譚だといふこと。
はだしのゲンなどは、少年の生き様を通して戦争の悲惨さを伝えている。
つまり、本質は戦争にある。
一方で、この作品は戦争という材料を用いたりして少女の葛藤や情緒を描いている。
だから別にこれが一家惨殺事件で生き残った少女をテエマにしようと、中東の移民少女をテエマにしようと、部活をテエマにしようと本質は青春譚なのだから、何ら構造的な違いはなかろう。
状況なんてそもそもこの作品の飾りみたいなもので、決してその悲惨さをどうこうしようというものではない。

福田恆存
福田恆存さんのコメント
2017年8月29日

私はこの作品に「戦争映画特有」の切実感がないといっているだけで、切実感がないとまではさすがに思いませぬ。
しかし、その切実感とやらは、貴方のいふ戦争の悲惨な状況にではなく、あくまでそれを介したすずの情緒に表れているだけではないでせうか?(それならば、他の青春譚のシステムと何ら変わりはないでせう。テエマが戦争か部活かスラム街か。その程度の差でしかありませぬ。)
街が一瞬にして燃え尽きたシーンも無風の飛行機の襲来も一見写実的にみえがちですが、冒頭の「ばけもの」同様、印象的な感も拭えませんな。つまり、綺麗サッパリと描かれている。まあそれが貴方のいふアンチテーゼであるのなら、私がとやかくいふこともなかろう。

福田恆存