「いわゆる、日常系」この世界の片隅に Mt.ブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
いわゆる、日常系
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「君の名は。」が、もてはやされている中、ひっそりと公開され、かなり高評価で、そこそこヒットもしているらしく、
前情報無しで観ました。(戦争アニメなのは知ってました。)
一般庶民のリアルな戦争体験とは、こう言うものなのだろうな。というのが最初の感想です。
「すず」という女性の日常を描きながら戦争がどのように、その日常に食い込んできて、巻き込まれるのか。
悲しいけど人生は続いていく。
のほほんとした、コメディタッチでありながら、
どこか儚い印象。
素直に良い作品だと思います。
原作未見の為、内容として??な部分で、周作が一目惚れで、すずを嫁にくれとなりましたが、籠の中での出会いだけ?
哲という幼馴染みが嫁ぎ先にやってきて、実は・・な感じで、情事になりかけてますが、絵を描いてあげたシーンしかなく、お互い意識してたの?籠の中の花が好意を表している?
この辺は、はしょられてるんですかね?
リンは、あの座敷わらし?
最初と最後の鬼は?なんなんだ?最後の鬼は、兄に例えてる?
駆け足で描かれているのか、私が読み取れてないだけなのか。
後、最後、孤児引き取るのですが、その孤児が原爆で被災にあって死んだ母親の元を離れるシーン、かなりグロいですが、若干違和感感じました。
間接的な表現で戦争を日常の中で描いていたのに、あの部分だけ、直接的な表現になっています。
あのシーンは、孤児を引き取るだけで良かったのでは?
最後のスタッフロールの時、失った「すず」の手が、恐らく観客に向けて手を振っている?映像がありましたが、あれは不気味さしか感じませんでした!
どんな意図で入れた映像なんでしょうか?
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