「主人公が良い!」ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公が良い!
まず言いたい。
主演のエディ・レッドメインすてき・・!!
吹き替えしかもうやってなかったので吹き替え版にて鑑賞。
観た動機は正直エディ目当てでした(リリーのすべてでファンに)。笑
この作品のすごいとこは最初主人公ニュートのあまりのドジっ子&抜けっぷりに「え?この主人公大丈夫・・??」って不安になるんだけど(入国荷物検査で明らかに緊張してる、魔法動物あっさり逃がす、人間界で不用意に魔法使う、魔法動物逃がしても割と深く考えない、等々) 、結局その彼のほわわんとしたキャラクターがすごく魅力的にもなるとこなのよね。
動物に接するときも「あー、こういう学者さんいそう!」と思わずにはいられない言動。人間より動物と接するときの方が生き生きしてる。
ていうか主演のエディは人物描写が上手くてキャラクターが自然に完成されててすごい。
同じ原作者さんのハリポタと比較すると主人公のキャラクターはこの作品の方が圧倒的に魅力的だった(個人的には)。ハリポタは周りのキャラクターたちがすごく魅力的だったけども。
あと働いてる人たちが出てくる分、より大人も自分と重ねながら楽しめるかな。
登場人物はノンマジ(not魔法使い)のジェイコブがまた良い。
パッと見冴えない風のおじさんなのに、登場人物みんなの心を掴んで離さない。自分の保身に走らず周りのために自分にできることをやれる人物。だから仲間になれたんだよね。
それにしても彼が魔法動物に追われるシーンの劇伴はひどくないか。明らかに緊迫感のない壮大な曲だったぞ。笑
あと魔法動物造形とかトランクの中とか魔法使いの行政機関NY支部の世界観はファンタジー要素満載で観ててワクワクした!
原作読んでないからストーリーがどこまで映画になったのかわかんないけど、王道ファンタジーとして楽しく観れた。