ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のレビュー・感想・評価
全687件中、1~20件目を表示
新シリーズのテーマは"魔法"そのもの!?
世界中の夢見たがり屋たちを夢中にさせた「ハリー・ポッター」シリーズが、魔法使いとして生まれた少年、ハリーの成長記だとしたら、原作者のJ.K.ローリングが初めて映画のために執筆した待望の新シリーズ、略して「ファンタビ」のテーマは、言うなれば"魔法"そのもの。魔法動物学者のニュートが魔法界と人間界の対立に巻き込まれるプロセスで、使いようによっては形あるものを無残にも破壊し得る魔法が、逆に、一瞬にして修復も可能な万能のツールであることを教えてくれる。それは、ハリーからニュートへと繫がるマジックの伝承であり、世界各地で様々な破壊が相次ぐ今という時代を生きる、多くの観客が魔法=映画に求めているもの。もしも、この世に魔法があったなら。。。次々と登場する新クリーチャーの愛くるしい表情や、精密なCGIで具現化される異次元映像を堪能しつつ、そんなことに改めて思いを至らせる。暫くは、エディ・レッドメインと一緒に恐ろしくも楽しい魔法旅行に出かけようではないか!?
ニューヨークでの魔法騒動
魔法動物好きの主人公が大舘回り。
ニューヨークでは魔法使いとノーマジが敵対寸前。魔法動物に規制がかかっていた。主人公はある魔法動物を野に放つため来たが街では謎の街破壊現象が起きていて、魔法生物が疑われていた。正体はオブスキュラス(魔法使いの力がぼうそうしたもの)でグリンデルバルドがそれを狙っていたのだ。
曲がよく、演出もいい。魔法動物のCGも違和感がない。固有名詞が多く分かりづらい面もあるが初見でも楽しめる。ハリポタを知ってるとちょっと繋がりがみえる。
美しい動物たち
金曜ロードショーでこのシリーズの三作目がやるということで、それまでに二作を見ておこうという計画。
昔かすかに見た覚えがあったが、実際に見てみたら全然覚えてなかった。
実生活で魔法をバンバン使うのは新鮮。
ハリポタシリーズでもハグリッドが魔法生物を見せてくれたけど、それ以上に多様な動物が出てくる。
全部CGらしいが、そうとは思えないリアルさがこの映画の肝ですね。
ストーリーも世界観も中の下
ハリー・ポッターの続編と謳うだけあって内容も雰囲気もまさにハリー・ポッターシリーズと同じようではある。
だからこそ、魔法が使えたら凄いでしょ!とか、魔法の国があったらこんな感じかも!みたいなものはハリー・ポッターでしこたま見せられてきたわけで、今の時代に改めて仕切り直されてもマンネリ感は拭えない。
せめてストーリーが一新して全然違う世界観だったら目新しさもあったかもしれないが、 結局ニューヨークという舞台も一昔前という時代も生かさずにいつもの調子で描いているので新鮮味がない。
全体的にハリー・ポッターからワクワク感を抜いたような出来になっていて、ただCGが凄いってのを見せられているようだった。
ストーリーの退屈さが続編で解消されれば化ける可能性もあるかもしれないが、世界観とCGだけに頼りきりで作り続ければ観客は置き去りにされていくかもしれない。
魔法動物園
ハリーポッターと同じ世界「ウィザーディングワールド」を共有する作品
以前観て面白かったが、物語のラスト同様に記憶からそっくり消えていたので
ハリーポッターを全視聴した後に再視聴
本作は特に固有名詞が多すぎるという訳でもなく、ファンサービス程度
呪文を唱えると即時結果になるので呪文を知っている必要もない。
次々に登場する魔法生物はシリーズ新規視聴者も特に引っかかることなく楽しめるだろう
吹き替えで観ても楽しめた。
あらすじはこんな感じ
イギリスの魔法生物学者ニュート・スキャマンダーはふとしたきっかけで魔法の鞄から魔法生物を逃がしてしまい、非魔法使いに魔法の存在が知られないように、一匹ずつ捕まえていく。しかし魔法生物による事件の影で闇の魔法使いグリンデルバルドが動いていた。
ストーリーとしてはとてもシンプル
実際にいそうなビジュアル、動きで不思議な力を持った魔法生物たちが魅力的
以下印象的なシーン
・鞄の中の動物園
・1926年のニューヨーク風の風景(これが抜群にいい)
・パイプを移動するネズミに変形した文書
・魔法使いの東部戦線についての言及
・メアリー・ルーが階段に座っていて、手すりで表情が見えにくいように撮影しているシーン
・凍った湖面の下をうごめく光
・雨降るニューヨークと、破壊された街を復元していく魔法使いたち
・パン屋開業ハッピーエンド
惜しいのはほうきでの移動や空中でのアクションシーンがないこと
良作
大人でも十分楽しめるファンタジー
個人的にはハリー・ポッターシリーズは残念ながら観きれなかったが、本作は十分楽しめた。
やはりエディ・レッドメインの存在が大きかったと思う。本当に良い役者だ。
エディ・レッドメインが主演し続ける限り、このシリーズは完結まで観続けるぞ。
綺麗なCGに驚き奇妙な動物園を見た。
内容はハリーポッターシリーズの時代背景的に昔の話。時は1926年アメリカに魔法動物学者が降り立つ。奇妙な魔法の鞄の中に大量の魔法動物が生息している。その中の一匹を放牧しようとアメリカに来たのだが、都市部で起こる怪異な事件に巻き込まれる。果たして都市を荒らす怪異を解決し故郷欧州に帰れるのだろうか。
印象的な台詞は『オブリビエイト!』ハリーポッターシリーズの魔法で🪄好きな魔法の一つです。この魔法がノーマジ(人間界)での秘密保持に大活躍。使われ方も様々で最後まで登場するハリーポッターの世界観良かったです。
印象的な場面は、時代背景の暗さ。禁酒法真っ只中のギャングはびこる1926年に焦点を立てたところが楽しかったです。タイタニック沈没から14年リンドバーグやベイブルースの活躍したアメリカで1番良かったと言われる明るくも暗い時代背景は自分の好みでした。
印象的な状態は、物語が古い時代に遡ったが映像技術の進化で何が言いたいのか本筋が分かりにくくなった所。この映画の為に書き下ろしただけあり詰め込みは感じませんでしたが、魔法と人間の関係性がぼやけて見える為、最期は感動が薄かった様に感じました。終わり方も淡白で憎悪の単純さが描かれず残念です。どうみてもジョニーディップふんする悪者ぽく見える人が1番まともな事言っているのに拘束されてめでたしとなる所がこれで良いの?と後味の悪さ感じました。
なので映画を見終わった後、悪役も善人も主人公さえキャクターが全員弱く名前覚えて無いのは驚きです。ハリーポッターはすぐに覚えれたのに思わず主人公は?って聞かれると『ビースト!』って言いそうになってしまいます。
ちなみに日本語訳の副題and where to find them は『何処で見つけた?!』で言葉の選び方難しい。最後に出てくる本の名前『幻の動物とその生息地』だとお堅い様な気もします。
そして映画の後からハリーポッター年表を見て驚きました。ニュート・スキャマンダー誕生1897〜詳しく書かれている事です。初めから視野に入れていたんです。この原作者J・K・ローリングを模したような人見知りのアンニュイな主人公は不思議な感じがし非常に面白い。
ニュートと魔法生物の可愛さがすごい
ハリーポッターシリーズよりも単純にCGのクオリティがアップしているのもあって魔法の戦闘シーンがスピーディーで見ていてハラハラする。
主人公であるニュートが奇妙でキュートな魔法生物相手に振り回されて四苦八苦したりコミカルなシーンから、魔法界のシリアスでダークな一面へ切り替わっていくのが本当に引き込まれる。
一番好きなのはやはりニフラー。カモノハシみたいな見た目なんだけれどコイツの動きが本当にかわいくてそれだけでちょっと癒される。
主人公がどちらかというとウェーイ系なハリーたちと違ってちょっと陰なオーラを感じてちょっとこっちの方が好きかもしれない。
そしてまさかの最後のグリンデルバルド登場!
本当にこれは驚いた。死の秘宝のマークがでてきたり、ホグワーツのBGMが流れたりするのもテンション上がる
ハリーポッター好きなら見て損はないと思う。
ハリポタ初心者にはちょっと厳しいか
主人公の行動の目的が分かりにくいのと、成り行きでチームみたいになってしまった2組の男女の結びつきも弱く、救いは、ダン・フォグラー演じるコワルスキーさんのみ。
彼がいなかったら、この世界で何が行われているのか、まったく理解できないまま事態が進んでいくのを淡々と見せられていったことでしょう。
私は、「ハリー・ポッターシリーズ」は「賢者の石」のみ見ただけの、ほぼ初心者ですが、ホグワーツとか、クイディッチとか、ごく当たり前のように言葉が飛び交う。それどころか、オブリビエイト?あの、いかにも悪だくみしていそうな謎の組織っぽいのは何?コリン・ファレルは実際いい人なの?それとも悪役?
変な、黒い墨汁の混じったような空中に浮かぶゼリーは何?
なんか、ドラゴンとハクトウワシをくっつけたような生き物を、アメリカに帰してやることが、どうやらミッションだったようだけど、それなら、あんなトランクに、ファンタスティック・ビーストたちを全部連れて歩くんじゃなくて、そいつだけ持ってくればよかったんじゃないの?
それで、ビーストたちが逃げ出して大騒動って、当たり前じゃん。
脚本も、J.K.ローリングが手掛けたということなので、お話の筋立ては当然考えたんでしょうけど、私には、間抜けな魔法使いがヘマをして、親切な魔法捜査官が尻拭いをしてくれたお話にしか見えませんでした。
主役のエディ・レッドメインはシャイで、優しい、芯の部分はしっかりとしたキャラクターを構築したかったんでしょうが、なんか見ていてイライラしました。「レ・ミゼラブル」は良かったのに。
それと、キャストの一番最後にジョニー・デップの名前がありましたが、どれが彼か分からずじまい。オーダー・オブ・アピアランス(登場順)なので、少なくとも、パン屋さんを軌道に乗せたコワルスキーに「どうしてこんなパンを思いつくの?」とたずねるおばさんの、後に出ているはずなのですが、これもハリポタ見た人ならすぐ分かるんですかね。
そんなこんなで、ほとんど理解できないまま、映画が終わってしまいました。
たぶん、続編は見ないかな。
めざせマジモンマスター。 いくら忙しくても、人の話はちゃんと聞きましょう。
魔法ファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズと地続きの世界を描く「魔法ワールド」シリーズの第9作にして、魔法生物学者ニュート・スキャマンダーの活躍を描く『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第1作。
舞台は1926年のニューヨーク。
とある目的のためイギリスからやって来た魔法生物学者ニュートは、不注意からトランクの中の魔法生物を逃してしまう。
同じ頃、ニューヨークでは何者かによって街が破壊されるという事件が発生していた…。
原作はJ・K・ローリング。今作ではさらに、原作者自らが脚本も担当している。
主人公ニュート・スキャマンダーを演じるのは『レ・ミゼラブル』『博士と彼女のセオリー』の、オスカー俳優エディ・レッドメイン。
アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)に勤務する魔女、ポーペンティナ・ゴールドスタインを演じるのは『トランス・ワールド』『スティーブ・ジョブズ』のキャサリン・ウォーターストーン。
魔法保安局局長パーシバル・グレイブスを演じるのは『マイノリティ・リポート』『トータル・リコール』の、名優コリン・ファレル。
新セーレム救世軍を率いる女性メアリー・ルー・ベアボーンの養子、クリーデンス・ベアボーンを演じるのは『ウォールフラワー』『バットマンvs スーパーマン ジャスティスの誕生』のエズラ・ミラー。
ポーペンティナの妹、クイニー・ゴールドスタインを演じるのは、シンガーソングライターとしても活動しているアリソン・スドル。
闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『チャーリーとチョコレート工場』の、レジェンド俳優ジョニー・デップ。
第89回 アカデミー賞において、衣装デザイン賞を受賞!
『ハリポ』は完結した…。
しかし、金の卵を産むガチョウを放っておくなんて事をワーナーがする訳がない。という訳で、5年間の充電期間を経て、めでたく新シリーズ始動〜🎉
時代設定を大きく変え、それに伴い主人公も交代。ジャンルも少年少女をメインにおいた学園ものから成人魔法使いによるアドベンチャーものへと変更されているし、舞台となる国もイギリスからアメリカへとチェンジ。
とにかく、前シリーズとは趣を大きく変えたこの新シリーズだが、原作者自らが製作/脚本を手掛けているだけあって、核となるテイストは『ハリポ』となんら変わっていない。そのため、前シリーズファンでもすんなりとこの作品に入り込める事だろう。
原作小説の映像化だった『ハリポ』とは違い、『ファンタビ』には土台となる原作はない。
そのため、映像化作品にありがちな説明不足や駆け足すぎるストーリーテリングといった問題が本作では起こっていない。
『不死鳥の騎士団』以降の『ハリポ』にみられる、初心者置いてけぼりな専門用語の嵐も本作では見られず、全く『ハリポ』シリーズを観たことがないという観客でもすんなりと理解できる、間口の広い作品に仕上がっているように思う。
前シリーズは魔法界が物語の主な舞台だったが、今回舞台となるのは人間界。
人間界を魔法使いたちがめちゃくちゃにする、というなんともはた迷惑な物語ではあるのだが、これは前シリーズと上手く差別化出来ている。
人間界の慣習になれない魔法使いたちが、非人間族とも交流を持ちながら事件を解決していく、という流れは『ハリポ』には見られなかった新しい切り口。
『ゴーストバスターズ』や『メン・イン・ブラック』など、往年のハリウッド映画を思い出させてくれるドタバタ感は大変好ましい。今後のシリーズ作品もこのままの流れで描き続けていって欲しい。
ポケモンのような魔法生物たちの見た目は可愛らしいし、全体のドタバタ感は好みなのだが、脚本的には気になる点が多い。
逃げ出した動物たちを捕獲して回る、というのが今回の物語の主な目的だった訳だが、これ結局ニュートが自分の犯したミスを必死になって挽回しているというだけ。
あんなヤバいトランクを持ち歩いているんだから、もう少し気をつけろよ…😅
ヤバい生物が人間界を彷徨いているから、専門家であるニュートがその捕獲のために呼ばれた、とかそういう設定であれば気持ちも乗ったのだが、自分で自分の尻を拭うだけの物語では今一つテンションも上がらない。
あと、今回の登場人物たちはみんながみんな人の話を聞かなすぎ!!
コミュニケーション不足が事態を大きくしている場面がありすぎて、なんか結構イライラしてしまった。
特にMACUSA議長のピッカリーさん。このオバさんが割とどうしようもない。
「なぜすぐに報告しなかったのですか!!」って、お前が話を聞かなかったんだろうがー、えーコラ!!😡
街に逃げ出した魔法動物を捕まえるというメインストーリーの明るさと、抑圧され虐待を受ける子供の力が暴走してしまうという終盤の展開の暗さはなんか噛み合っていないような気もする。
今回は『賢者の石』のような明るい物語かと思っていたので、予想以上にダークな方向へと進んでいったのには驚いた。シリーズ1作目なんだし、もう少し肩の力を抜いた単純なファミリームービーで良かったんじゃない?
時代や街並み、マジック・クリーチャーの造詣は魅力的だったが、ストーリーはいまひとつという感想。
とはいえ、ダンブルドアやレストレンジ家など、聞き馴染みのある人物名がちらほらと登場しており、今後の展開に期待も募る。
『ハリポ』では終盤に出て来たけどさっぱり意味わからん人物だったグリンデルバルドが、このシリーズではメイン・ヴィランとなるのかな?
この「魔法ワールド」がどのような拡がりを見せるのか、オラワクワクすっぞ!😆
大人味&アメリカ味溢れる魔法ファンタジー
本作は、ハリーポッターシリーズに続く新シリーズ第一弾。舞台は前シリーズより昔の1920年代のアメリカ。主人公は、若き魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディー・レッドメーン)。彼が世界中で収集した魔法動物たちが、ニューヨーク滞在中に逃げ出し、折しもニューヨークで発生した怪奇現象、怪奇殺人の犯人だと疑われる。彼はその疑いを晴らすべく、偶然知り合ったノーマジ(魔法の使えない人間)のジェイコブ、アメリカ魔法議会のティナ(キャサリンウォーター・ストン)、その妹クイニ―と協力して、逃げ出した魔法動物を捕獲するとともに、真犯人に迫っていく。
前シリーズに比べ、雰囲気が違う作品になっている。ニューヨークが舞台になったことで、アメリカ色濃厚な作品になっている。特に、主人公の脇を固める個性的な登場人物は極めてアメリカ的である。ティナは、主人公との口論が絶えず、自分の信念の為がむしゃらに突き進んでいくキャリアウーマン型アメリカ女性。一方、その妹クイニ―は、マリリンモンロー系の女性フェロモン溢れるアメリカ女性。ふとしたきっかけで事件に巻き込まれ、そのまま協力者になるというアメリカ映画の典型的なパターンで登場するジェイコブは、主人公とのやり取りが絶妙。軽妙でコミカルなジェイコブとティナの妹、口喧嘩の絶えない主人公とティナ、二組の男女の恋愛模様が、本作のスパイスになっている。本作の大人味を増している。
また、悪戯な魔法動物はグレムリン、寄生獣のミギー、その捕獲はアラジンと魔法のランプ、ゴーストバスターズ、真犯人との迫力あるバトルとその後の街の再生はX-MENを彷彿とさせるものがあり、本作は、単なる魔法ファンタジーではなく、様々な要素を取り入れたバランスの取れたハイブリッド作品になっていて、エンターテイメント性が増している。前シリーズにくらべ、より大人が楽しめる作品になっている。素直に面白い。
さらに、本作は、ノーマジと魔法使いの関係性にも触れている。何故、ノーマジに気付かれないように生きなければならないのか。というアメリカ魔法議会内でのやり取りは、マイノリティである魔法使いの立場を物語っているが、人種のるつぼと言われるアメリカを背景にして語られるとリアルで説得力がある。
アメリカ魔法議会長官のパーシバルは、いかにも野心満々の一癖も二癖もありそうな悪党ぶりで、主人公との対比が際立っている。やはり、この手のシリーズものには、難敵が不可欠であり、彼は今後の作品で、巨悪としての暗躍して欲しい。
肝心の主人公は、本作では、命を大切にする心優しい青年というキャラだが、やがては、悪との壮絶な戦いをするような凛々しいキャラに成長してくれることを期待したい。
ホグワーツ卒が社会に出た姿。
黒い魔法使いは公開当時に友達の希望で見て、面白かっただけに、前作のこちらが微妙なのは意外だった。
ニュートスキャマンダーが後に仕上げる著書が、後にハーマイオニーの動物保護にもしも繋がっているとかならば、先にそれを作中で話した方がハリポタファンをぐっと引き込めた気がする。
魔法界が同じだけで、時代も異なる別物語。
主人公のニュートスキャマンダーはおどおどしているようにも見えるが、心優しく魔法動物の習性を深く理解して保護に努める青年。
ニューヨークで魔女を撲滅しようとする救世軍女性の養子として育ち、魔女の実母を貶され、魔力を封印され、虐待されて育ったクリーデンスもまた、ニュート同様社交的な性格ではないのだが、内なる闇を抱えてしまっているクリーデンスは、感情コントロールがきかなくやると、オブスキュラスという黒い煙のような強力なモヤモヤを街中に暴走させてしまう。
ニューヨークの街は連日オブスキュラスにより突然街がぐちゃぐちゃになり被害者も多数出ているが、ノンマジ(イギリスで言うマグル)は理由がわからず、世間は魔女狩り一直線。
魔法使い達は迫害を恐れて身を隠し、密かに暮らす毎日。
そこに魔法動物を連れてイギリスからやってきてしまったニュートスキャマンダーは、巨大鳥をアリゾナに連れて行き還すことと、なにかの魔法動物をブリーダーから持ち帰る事が目的だったようだが、連れてきた魔法動物は逃げ出すし、逃げた動物達を捕まえようとするとノンマジに危害があったり建物を壊したりで、すごい。
ニュートスキャマンダーの人格は優しいのだが、後先あまり考えず、動物のために社会的NGな事態を色々しでかしても、そこに反省やまずいことになったという意識は皆無のようだ。周りからどう見られるかと言う視点が欠如した、純粋な性格。
クリーデンスのオブスキュラスによる被害をニュートが逃した動物のせいではないかと疑われ、巻き込まれていくニュート。
既にニュートもノンマジまで巻き込んでいるのだが。
魔法省のポーペンティナゴールドスタインという、ヒロインにあたるアメリカ人魔法使い女性も、超ずさん。
捕まえたニュートを家に連れて帰るわ、別案件のクリーデンスについてペラペラ喋るわ。
クリーデンスがオブスキュラスを作り出していたとわかるのは後半。途中までは、オブスキュラスを作り出す子供は10歳まで生きられないのが過去例のため、オブスキュラスを作り出しているであろう小さな子を探し出すよう、クリーデンスはそそのかされている。
その、そそのかしている男こそ、グリンデルバルドという指名手配犯の闇魔法使いが化けていたグレイバスだった。
そして、そそのかされていたクリーデンスこそが、心の中の闇を制御しきれず、オブスキュラスを生み出して暴れさせてしまっていた張本人だった。
10歳はとうに超えて高校生くらいの新しい例。
アメリカ魔法省のポーペンティナ上司にあたる人間達がクリーデンスのオブスキュラスを破壊し、クリーデンスは消されてしまい(多分生きてる)、グリンデルバルドは捕まった。
関わってしまったマグル達は多すぎて、通常通りオブリビエイトで記憶を抹消しきれないため、アリゾナまで連れて行くはずだった巨大鳥をニューヨークでニュートが放ち、その巨大鳥に忘却薬を雷まで運んで貰い雨として降らせて、マグルの記憶抹消を行った。
ポーペンティナとニュートは良い雰囲気になったが、ニュートはイギリスに戻るためお別れ。
ニュートに巻き込まれたノンマジのワコルスキーとポーペンティナの妹も、良い雰囲気になったが忘却薬で一度忘れたワコルスキーのもとを再び妹が訪れる。
と言う結末なのだが、そこに至るまで出てくる魔法動物達に、魔法省は危険と判断していたが、マグルの記憶抹消に使った途端に、ニュートはお咎めなしで放免され、魔法動物に理解が足りなくてごめんなさいねの空気になる。ご都合主義すぎないか?
いやいや悪気なく、めちゃめちゃ破壊する魔法動物達。
動物は好きだが、人間と生息域を決して交えてはいけないだろう。いい加減な作りのトランクを変えないと、また出てくるよ?と思ってしまう。
魔法動物達がCGのため、感情移入しにくいし、空間に合わせて大きさを変えてしまう、身体が蛇で頭が鳥の生き物について、前半で何度も出てきても、そんな習性は全く説明されていなかった。
ニュートさん、説明不足で周りを危険に晒すのは控えて欲しいです。
動物を捕まえるため、ゴキブリを捕まえてティーポットに投げ入れるなんて、非現実的すぎるでしょうよ。
たぶん、
「子供を温かく育てないと。子供を抑制してしまうと、子供でも内に闇を秘めてしまったら大人を、社会を脅かしてしまうんだぞ。」
と警告をされていると思うのだが、闇の魔法に堕ちずとも、ホグワーツ卒でかなり蹴散らかすニュートもハリー達同様、目的は良いのだが社会ルールを無視してしまい理解されにくいタイプなようで、割とお困りもの。
小さいけど、二フラーも絶対あかん。
習性でも、連れてる限り誤解しか生まん。
魔法使い側に「頼れる大人」な印象の登場人物はハリーポッターシリーズ含め今作でもあまり出てこず、
ノンマジのジェイコブスワコルスキーの人柄が目立つ。
たとえ缶詰工場勤務でパン屋さん開業資金が出征期間が長くて準備できなくとも、どれだけ巻き込まれても受け入れて力を貸そうとする良い人。
多分いつも「良い人」で終わってしまうと思うのだが、ポーペンティナの妹の、心が読める美人魔法使いクイニーが好いてくれて、良かったね。
ポーペンティナは、なんとなく松本若菜。
クイニーは、キャメロンディアス系。
アメリカ人はポーペンティナタイプより、こういうのが好きでしょ?とイギリス人は思っているのかな?
不器用な大人魔法使い達の不器用な愛情物語
シリーズ3作目鑑賞前に振り返り鑑賞!
暗記するほど観てる大好きな作品。
魔法界と人間界が密に関わるから私が生活してる街にも魔法使いがいるのかも?!っていう気持ちになってワクワクしちゃう!
個性豊かな魔法動物達が大活躍でとっても可愛い!癒される!!
やきもち妬いちゃうピケットに、キラキラに目がないニフラー!
私も魔法動物学者になりたい…。
登場人物みんな、不器用で愛おしい。
イケイケキャラじゃない、むしろ人付き合いがあまり得意じゃないキャラクター達を自分に重ねて感情移入しちゃう。
最後はもうジェイコブとクイニーの愛の物語!涙無しでは観れない!!
ふわふわのパンやケーキを頬張ったような気持ちになれる、甘く優しい色合いで言葉が無くとも伝わる素敵なラストで可愛くて大好き。
クイニーちゃんが綿菓子みたいに溶けちゃいそうな程可愛い。大好き幸せになってね…
55点
映画評価:55点
まずは自己紹介。
主人公ニュートの性格や個性、
研究している事は魔法生物。
ニュートを中心とした
構成やら魔法やらの紹介映画となってます。
この作品を通して、
様々なニュートの良さや悪さがわかります。
そして魔法生物というものが何なのか、
その一端を垣間見る事が出来るのです。
そしてニュートがこの先々で
学び、数ある壁を乗り越え、研究者として成功していく道筋が少し見えてきます。
応援したくなるし、
この作品の先も気になります。
そういうストーリーでした。
まだまだ序章ですので、
濃さは今後に期待していこうと思います。
それにしてもコワルスキーは最高だったし、
映像や芸術も最高峰でした。
【2022.6.30観賞】
大人向けにシフトで賛否両論
おもしろい、おもしろくないがはっきり分かれてる!
ここまで、分かれる作品も珍しいかも。
私はおもしろくない派…。
1920年のニューヨークはうっとりする程素敵だし、魔獣だちが暮らしてる場所はおもしろいし、CGはめちゃくちゃすごかった!
のは両者納得。+αの部分のウケの差が激しい。
私には子供が関係してる黒い竜巻がただ街を破壊しまくってるのが、かなり長尺に感じた。
怪しい女性率いる組織も、魔法撲滅を目指してるみたいだけど、それで…??という感じ。
まあまあ理解は出来るけど、分からなくて当たり前の部分なのかそうじゃないのかを区別出来るか否かが、賛否分かれた理由かも。
キャラの濃さがハリポタほどでじゃないので、名前と顔を覚えるだけでもう大変!
画面が暗いのもワクワクが半減した理由だと思う。
ハリポタを期待してたけど、ハリポタを観て育った大人向けの作品。
主役4人は30後半なので、20代のキラキラがよかったな。
なぜかハリポタを観ようとすると寝落ちしてしまい(笑)未だ前シリーズ...
なぜかハリポタを観ようとすると寝落ちしてしまい(笑)未だ前シリーズ全部みたいないのだけど、前シリーズを観ていなくてもわかり、楽しめた。
人間のパン屋になりたいおじさんジェイコブがいちばん印象的。ほっこりさせてくれました。続編でも観たいなぁ。
魔法使いというより!
評価は今ひとつ低いけど、個人的にはハリーポッターよりも面白いかなあ。
まあ、ハリウッド版ポケモンGoって感じですかね。
エディ・レッドメイン自身は素晴らしい俳優だが
今作に関しては特に彼じゃなくても良いのでは?と、正直思ってしまった。
全687件中、1~20件目を表示