劇場公開日 2016年6月25日

「「天国も地獄も、頭文字は同じ“H”。」 不謹慎ネタ満載の爆笑コメディ!!」TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「天国も地獄も、頭文字は同じ“H”。」 不謹慎ネタ満載の爆笑コメディ!!

2016年7月1日
PCから投稿

笑える

楽しい

単純

【賛否両論チェック】
賛:シュールな笑いを通して、好きな人のためにがむしゃらに転生する主人公の奮闘ぶりが、コミカルに描かれていく様子に、思わず笑ってしまう。様々な楽曲の数々や、豪華なキャストも魅力。
否:“死”という不謹慎な笑いには、どうしても賛否両論があるのは否めないか。下ネタやグロシーンも結構あるので、デートや家族サービスでは向かないかも。

 死んでしまった高校生が、生まれ変わろうとポジティブに戦い続ける姿が、不謹慎な小ネタ満載で描かれ、思わず何度もクスッと笑ってしまいます。
 そしてもう1つ、地獄図(ヘルズ)が奏でるいくつもの楽曲が、笑えるものだけではなくて、「天国」みたいにふと心に響くようなものもあるのが印象的です。
「あなたがいれば 地獄も天国 あなたがいない 天国は地獄」
って、意外とステキです(笑)。
 「“死”からの輪廻転生」という、結構デリケートなテーマを笑いにしているのと、下ネタが結構多いのとで、好き嫌いはかなり分かれそうですが、クドカンワールド全開のぶっ飛んだ世界観を、是非劇場でご覧下さい。

映画コーディネーター・門倉カド