最高の花婿のレビュー・感想・評価
全39件中、21~39件目を表示
作品としては十分楽しめるのだが…
作品として充分に面白いのだけれども、どうして欧州諸国の中でもフランスにテロが集中するのか、少し分かった気がする一本。
「(本国では)5人に1人が観た」と言うのが宣伝文句にあったが。
それが本当ならば国民性としてちょっと恐ろしくなった。
近頃フランス映画を観るたびに感じていた、ちょっとした違和感の正体がわかった気がする。
映画自体が面白いだけに、その違和感が気になって乗り切れなかったのが残念な作品。
とにかく面白い!
日本にいると人種差別というのはとても良くない、瞬時に否定しなければいけないものという感覚が強いですが(実際そうですけど)、その中で暮らしている人々にとってはそんな単純なことではないのだなと学びました。
朝ごはん何食べる?だけでも火種は生まれてしまう。
日本で言うなら血液型は何?みたいな何気ないところからも差別は生まれてしまう(B型の人、そういう経験ありますよね)。
作中でも言われていましたが小さい差別はよくある、でもその全てにいちいち目くじらを立てては生活していけない。
日本人と他の国の人が、男性と女性が、私とあなたが違う以上そこに区別される部分はある。
それもひとつの個性として尊重できるか否か、そこが差別と区別の違いなのかなと思いました。
まぁそんなんはいいとしてとにかく楽しい!別に面白くしてるわけでもないんでしょうが10分に一回は確実に笑かされました。
美人姉妹にお相手もイケメン揃い、フランスの風景も美しく目にも美味しい映画でした。
あと後半のWパバ面白すぎでしょうw
コントラストと、混じり合いと。
人種は違うけど、言葉が同じ、というのは諍いを産みやすくもあるが、分かり合えるという希望がある。さまざまな人々、色とりどりの画面。歌、踊り、ちびっこ、喧嘩には万国共通で高揚する。四女のロマンスが素敵。ひざまづいてプロポーズとか、美しいシーンにため息。
涙が出るほど笑った。
ショーブロン監督曰く
「誰しもが持っている偏見の心を、シリアスにならず、喜劇として軽やかに描きたかった」
――そのとおりの出来。
いや~、笑った笑った。
涙が出るほど笑った。
そして、笑い以外の涙もじわり。
楽しかった。
あと10回くらい観たいぞ(*^.^*)
幸せな家族だって色々ある
娘が結婚して、子どもに恵まれ仲良く幸せに暮らしている…のだけれど、異なる宗教、異なる民族の夫、ということで心穏やかになれない親と娘たち、婿たちの話。
人間同士きっと似たところだって多い。
シリアスにならずに誰もが楽しめる映画になっている。
移民
人種差別的なジョークは確かに多かったものの、あくまでジョークとして昇華できてて普通に面白かった。
むしろ、現実にフランスの家庭にイスラム教徒、ユダヤ人、中国人、アフリカンが婿として来たらこんなジョークじゃ済まされなさそう。
小粒で展開も雑にまとまっていったけど、休日の朝に見るにはちょうど良い作品だった。
カップルで見てもきっと悪い気持ちにはならないと思う。
まあ、ごちゃごちゃ言うより、とにかく四姉妹が美人!
これに尽きる。
これを見るだけで十分。
個人的には中国人と結婚したメンヘラ気味の画家の3女がとてつもなく好み。
46
関わりの中でお互いを受け入れていく
人種差別だけでなく、親が子どもに対してまるで自分たちの所有物であるかのようなふるまいに、見ていてうんざり。コミカルに描かれているけど、笑えないーという場面がいっぱい。でもこれは大袈裟じゃなく、多くの人のなかに普通にあるものとして、象徴的に描かれているんだと思う。子どもたちがそれに屈しないのがよかったし、孫は一切差別されていないのもよかったし、色々な関わりの中で仲良くなっていくのを見ていて、そういう差別意識をあらわにする人を最初から拒絶してしまうのではなく、あきらめずに歩み寄ればあの境地に至ることもできるんだというのを見せてくれた映画。
国際会議in家族
ユダヤ人とかムスリムなど、自分の日常からするとなかなかなじみが薄いです。
でも、この映画を見ることで、それぞれの特徴?イメージ?を知ることができてよかったです。
「中国人は愛想笑いが得意」とか、日本人にも通じるよな〜、なんて。
ニュースで見る国際問題は重たいけど、この映画では笑えるように描かれてるのもいい!
こんな家族みたいに、ケンカしながら折り合いつけながら、うまくやっていけたらいいなと思います。
笑ってほろっとする、いい映画でした。
皮肉満載の掛け合いに爆笑
最近得にピリピリしがちなテーマ、宗教・民族問題を
ここまで笑える映画にしてしまうとは!脱帽です。
ニュースではドンパチ騒ぎばかりが報道されますが、
実際、もっと個人レベルでは多種多様な人間が交じり合いながらも
まあまあふつうに生活を営んでると思うのですが。
よりによってその交わりがふつうのひと家族にギュッと
凝縮されてしまったものだからもう大騒ぎ…。
政治や民族のデリケートな話、しなきゃいいのにどうにも我慢が
ならず、つっかかってばかりのめんどくさい嫁たちの父と花婿達…。
しかし、お互いをチクチクと罵る言葉も、フランスらしくいちいち
皮肉とウィットに富んでいて笑えてしょうがない。
特筆すべきは四女の婿の父親とのエンカウント!
これは爆笑抑えきれないシーンの連続です。
こんな風に全く異なる境遇で生まれ育っても、ぶつかってみたら
案外共通点あったりして、偏見と思い込みさえとっぱらえれば、
こんなにも心通わせられるもんなのかと、笑わせられながらもほっとします。
各民族のプロフィールや立場、フランスの移民事情について
サラッとでも知っておいた方が、爆笑度倍増しますのでオススメです。
フランス映画だ!!
やっぱりフランス映画はいいですね。
ハリウッドだったらもっとドタバタだったのでしょう。
これくらいが一番。
どのキャラクターも良くて、楽しめました。
確かにフランスは移民系が多いのでしょう・・・・
面白い
なんでこの映画が都内単館上映なのか?
色々大人の事情があるとは思いますが、すごく
面白かったです。
映画の見方は色々あるかとは思いますが、ただ
単純に楽しめました。
お金を払って、その分楽しませて頂き、考えさせられ、当たり前の週末を幸せに感じました。
文句なし傑作; フランス映画 コメディ
「神様、なんでこうなるの・・・・・?」
と悲鳴を上げながらの、それでも、とても上品な、心温まる、ドタバタ・コメディでした。
フランス本国でも深刻になってしまった、とっても大きなテーマを、誰もがうらやむような成功を収めた家族に降りかかる、珍事に託して、笑い飛ばしてゆく97分間でしたが・・・・・、
スーパー・モデル級の4人姉妹と、デコボコだけど超イケてる4人の花婿さん、そして、隠しごとが、どうやら苦手そうな、両家のお父さん、お母さんの、人なつっこい演技が流れてゆき、このテーマの出口を、親しみのあるものに変えてくれる、とてもいい味が出ている作品でした。
また、最初から最後まで、フランス人らしい、徹底したファッション・センスを、映像のひとコマひとコマで楽しむことができました。
いろんな意味で密度が濃く、文句なしの傑作だと思いました。
全39件中、21~39件目を表示