追憶の森のレビュー・感想・評価
全80件中、41~60件目を表示
名優マシュー・マコノヒーとケン・ワタナベ共演のオトナの感動作。 本...
名優マシュー・マコノヒーとケン・ワタナベ共演のオトナの感動作。
本当は愛しあっているのに、いつしかいがみ合い、互いに素直に優しさや感謝を伝えられなくなってしまった夫婦の姿。
逝く者と残る者。富士の樹海をさまよう姿は、ヒトの思い悩む姿を見のよう。
良かった!
良かった!是非、映画館で観たいです。
ネタバレを極力避けるため、口コミやレビューを読むは直ちにやめて、映画館に行こう。
森の映像が良い。脚本、音楽、演技が相乗効果をあげています。
伏線の回収の仕方も良い。少し冗長かなと感じたあとに意味があることに気づかされる。
実は、見るつもりはなかったのだが、時間の都合で観た。期待していなかった分、評価が上振れしているとは思う。
素晴らしい映画!
本当は愛しているのに「ありがとう」が言えなくなった夫婦。どこの夫婦にもあり得る現実。辛いよな。
自殺するために出掛けたのに、必死で助かろうとする不条理。でも分かる。
久しぶりにじっくりと見させる作品でした。
さすがの渡辺謙さんでした。
ウーンよく分からない
製作者は何を伝えたかったんだろう?どう見ても上手く行ってない夫婦がどちらかが死ぬことで夫婦のありかたを悟るというのはありがちだけど男のエゴ丸出しだし、それで死のうとか何考えてるんだろう。自殺する理由もあいまいだしせっかく良い役者がもったいない感じ!渡辺謙が出てるから見ようと思ったけどあまり意味ないし!なぜ日本が舞台なんだろう?マコノヒーがリチャードギアに時々見えるような瞬間がありました。
知的に泣かされた
派手さはないけれど、素晴らしい映像と演技の連続で、全く飽きることなく最後まで咀嚼した思い。しかも最後の最後、薄々感じていたけれど、それ故にやっぱりそうだったか!という知性をくすぐる展開に、号泣させられた。
変幻自在のマシュー・マコノヒーとナオミ・ワッツに感心し、全く変わることのない渡辺謙の凄みを感じた。
そしてガス・バン・サントの映像美とクリス・スパーリングの脚本にただただ感服。
アメリカ映画らしい、いや日本的でもあるし、こんな映画をつくれるアメリカ人がいるんだ(上から目線ではあるが─)なんて思ってしまった。
久々に感動させられた映画。
リアリティに欠ける
アーサー(マシュー・マコノヒー)が自殺場所を求めたどり着いたのは日本の青木ヶ原樹海。そこで日本人のタクミ(渡辺謙)と出会い森を彷徨う訳だが、当初の死に場所を求めるといった目的はこの出会いで早々と消える。いつの間にか出口を探すといった逆の目的になっているのにもこの冒頭では違和感を感じる。
アーサーがなぜ日本の青木ヶ原樹海を選択したのかも不透明。ここでなければいけなかったという明確な答えもないまま物語は進むが、これに関しては日本人にとっては母国が舞台という面で親近感がわくかもしれないが、それにしてもいくら自殺の名所だからといってここを選んだことには理解し難い。
アーサーがなぜ自殺をしようと決意したのかは、後に妻であるジョーン(ナオミ・ワッツ)が登場してから彼女との結婚生活で明らかになってくる。順風満帆とはいかない生活だが細かい描写はほとんどなくシンプルな結婚生活を描いている。ここで本作のテーマが徐々に露わになってくると森で彷徨う二人の見方も少しは変わってくるのかもしれない。それにしても森で首を吊っている自殺者をみて驚きもしないことや崖から転落してどれだけ体がボロボロになろうとも歩き続ける姿を見ているとリアリティに欠け、テーマから外れているように見えるのには苦言を呈したい。
日米を代表する二人の役者が森で泥まみれになりながらの熱演が唯一の楽しみといっていいかもしれない。歳を感じさせない美貌を披露したナオミ・ワッツとの夫婦生活もいい歳した二人がひたすら罵倒しあっているのも面白味があるし、ただこれも含めて夫婦の絆が深いことを示してくれているのはガス・ヴァン・サント監督の人間味溢れる描写が顕著にでていたところか。
樹海
名作、傑作は他にもあるけど、今年一番好きな映画が出てきました。
全体を纏う雰囲気が好みすぎる。
死、というか自殺を否定した作品じゃなく、死を小綺麗に描いたスピリチュアルさには賛否あると思う。
でも“死ぬのは怖くないけど病院で死ぬのが怖い”というのは何となく納得できるし、“死ぬのに最高の場所”に行くのも確かに何となくわかるよね。
ただ、ナオミ・ワッツの結末は予想通りだったけど、それだけにキツかった。
帰ってテレビをつけたらNHKで自殺阻止NPO法人にスポット。
47
静謐な情感の物語
マコ兄ィ×ガス・ヴァン・サントというだけで買い、で、その期待通りだった一本。
喪失と再生、そしてファンタジーの物語。
解り易い答えを主人公にベラベラ喋らせるような映画が好みの方にはきっと口に合わないであろう。
「行間を読む」力が大きく問われるのは、監督らしさか。
いや、読んでいるつもりで自分の頭の中に再構築する余地があるから監督の作品が自分は好きなのか。
「今」と「想い出」を行き来する作劇。
その対比と主人公の内面の変化、そしてマコ兄ィの抜群の演技でそれが輝いている。
わけがわからない役でに脇に徹した渡辺健氏も良かった。
妻に対するもはや届かない告解のシーンと言ったら…
そして最後の一匙の「夢物語」がとても余韻を残す。
日本人以上に、物凄い日本的情緒に満ち溢れるこの不思議。
とりあえず自分も樹海へ行ってみたくなった作品。
いや、一晩過ごしてるんだけどね、安全なところだけれども…
日本の神秘をうまく利用
青木ヶ原樹海を舞台にした洋画ということでどのような展開になるのかドキドキしながら見進めていきましたが、主演のマシュー・マコノヒーの喪失感に寄り添う渡辺謙の存在意義、隠された秘密。さすがガス・バン・サント監督。とにかく雰囲気がすごく良い作品です。
外国人から見た日本の精神世界的なイメージを作品の持つ神秘性として位置づけたことが、なるほど日本をそして青木ヶ原を舞台にした理由なのだなと、後半、作品の意図するものに気づいてからは鳥肌たちまくり、涙溢れてなりません。素晴らしい構成の作品でした。
愛する人に素直に向き合い、そして心から大事にする気持ちを改めて胸に刻みました。
日本人なら理解出来る良作
まずこの作品がハリウッド作品であることが驚きである。
噂であるがカンヌでは低評価だったらしい。
そりゃそうだろう。
悪い作品だからそう言うのではない。
日本人なら自然に理解出来てなかなか爽やかなエンディングで終始重たい雰囲気が一気に晴れるような作品である。
では、なぜかそれは死生観の違いである。
映画ジャンルで言うともっとわかりやすいがネタばれになるのでやめておく。
とにかく、同じ作品を見ても映画ジャンルが変わってしまうほど違いがあるので作品の意図が伝わるわけがない。
もっとも日本では高評価が期待出来る素敵な作品である。
ガスバンサントとマコノヒーと渡辺謙でこうなるとは、、、
ほぼ思っていた通りの話で驚いた。
ストーリーには全く新鮮味はない。
青木ヶ原に悪いイメージがついてしまうのでは、、、。
日本人が棒読みになるのも。
ガスバンサントじゃなくて日本人が取った方が日本人にはいいのだろう、きっと。
冷蔵庫マンの言いたかったことは何だったのかなぁ、、、
少し消化不良…
渡辺 謙が扮する役割がよくわからなかったなぁ。彼は結果的に何のために主役マコノヒーの前に現れたのか?ゼログラヴィティ並みの2人切りのシーンが続くが、ラストとの繋がりが未だスッキリしない。妻が救急車の事故で亡くなるのは唐突で意味不明。腫瘍で亡くなった方がわかりやすかったのでは?本音、もう少し衝撃的な展開を期待していたのでガッカリ感は否めず。
色んな誤解を生みそうで怖い。
青木ヶ原樹海があんな形でハリウッド映画で出てしまうと、自殺するために来る外国人や、興味本意なだけのつもりが帰れなくなる人が増えそうで…実際の現場のレスキュー達の手間を増やさないで欲しい。
映画自体は、あちこち怖い所もあったけど、穏やかなラストに落ち着き、最終的にはファンタジーなのか?って不思議な映画でした。
全80件中、41~60件目を表示