劇場公開日 2016年6月4日

  • 予告編を見る

「題材良しも、詰め込みすぎか?おまけに、たった一人の下手な演技で、映画が台無しになった。」探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5題材良しも、詰め込みすぎか?おまけに、たった一人の下手な演技で、映画が台無しになった。

2016年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

たいていのミステリーものは、動機や展開など破綻が多いのはしょうがないと思ってる。過度の宣伝を差し挟んでこなければ、ご当地映画を悪いとも思っていない。だから多少のご都合主義のストーリーには耐えることができる。玉木のすかしっぷりは、むしろ好きだし、広瀬の出しゃばりぶりも、想定内。期待した歴史ミステリー要素はいまいちだったが、瀬戸内海が時計仕掛けの海だっていわれて、ほう、と唸った。

ただ、石田ひかりには驚いた。
こんなおばちゃんになってしまったのか?という感傷はまだいいとしても、演技の下手さに愕然とした。ほかがまずまず好演してただけに、説明台詞の棒読みには、呆れを通り越して苛立ちを覚えた。

栗太郎