「AIのマイ・フェア・レディ」エクス・マキナ ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
AIのマイ・フェア・レディ
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この映画は難があり過ぎる。
チューリングテストなのに最初から人造であることを見せたり、しかしそのくせ顔だけは可愛くしてたりして、テストの本気度がよく分からない。バイアスがかかり過ぎて素人ならともかく研究者であるケイレブがそれに引っかかるなんてありえるだろうか?
それにネイサンはどんなAIを目指していなのか?ヘタをすると「理想の女」を作りたいがためのAIじゃないかと考えたりもする。
要するにこれは「AIは人類の脅威になる」のではなく「AIと人類の見分けがつかないだろう」を描いているのかもしれない。
そうゆう視点からすれば最後のシーンは「自立心をもった女性が育ての親から旅立つ」とも見て取れる。
感想は「このAIが人の中に紛れ込んでもいいじゃないか」だった。
官能的なSF映画でした。
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