「難病もの」世界で一番いとしい君へ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
難病もの
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3千万人に1人という難病、早老症。体は子供のように小さいが、顔や手は皺だらけの16歳のアルム(チョ・ソンモク)。デス(カン・ドンウォン)、ミラ(ソン・ヘギョ)の両親とともにテレビ番組に出演したおかげで、入院できるほどの寄付金が集まった。
テレビの効果もあり、アルムに一通のメールが届く。イ・ソハという女性からで、同じように骨肉腫を患っていて難病と闘っているというものだった。やがてメールのやり取りを始めたアルム。両親、隣のおじさん、TV局プロデューサー以外では初めて交流できた人であるかのようにうれしそうなアルム。
普通の難病モノと違っていた点は、イ・ソハという人物が実は映画監督志望の男で、シナリオを書くために重病患者と偽っていたところだ。この事実がやがてアルムの耳にも届き、彼は失意のどん底。その心因的な要素が彼の病気を早め、ついに失明してしまう。この意外性のせいで、素直に感動できなかった。
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