ブリッジ・オブ・スパイのレビュー・感想・評価
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枯れた味わい
まず特筆されるのはマーク・ライランスの存在感。無言で進む冒頭のシークエンスで早くも引き込まれていくのだが、それは彼の表情が無表情なのに深みが感じられるから。そして踏み込まれてからのとぼけ方もカッコいいよ。
自分は40代だがスピルバーグという作家の成長、成熟の遍歴をリアルタイムで観ることができることの有り難みをあらためて今作で感じた。オッサン達が信念を貫くために硬軟織り交ぜて難題に立ち向かっていく姿は観ていて胸がすく思いだし、またそれを良い映像、良い本でこのようにガッチリとまとめ上げる手腕は相変わらずである。もちろんコーエン兄弟の本が素晴らしいのは言うまでもなく。
この作家の作品群を振り返っても今作は「まさに」という内容であり、コーエン兄弟もおそらくは意識して「らしさ」を散りばめたのではないかと思われる。
スピルバーグという作家はやはり個人の独自性だったりスタンドアロンたりえるかを提起し続けているわけで、それは彼自身の体験が背景にあるのは知られている通り。そして今作では主人公であるドノバンが捕虜になり非難されていたパワーズに対して次のようなセリフを言わせている。
「自分が確かなら周りのいうことは気にするな」
スピルバーグが言うんだから染みてくるセリフだ。
The Standing Man !!
アベル素敵すぎる
スピルバーグ、趣味は違うがやはりこの男の演出力には驚嘆せざるを得な...
今年初映画
東独の車がかっこいい
「ぐいぐい」ではなく、淡々と引き込まれる展開
鑑賞日から一カ月経っているのですが。。。良い作品だったので。
「巨匠Steven Spielberg」を意識しないで観ていましたが、とても丁寧に作られている(=考えられている)作品だというのが、素人の私でも分かった。この映画で1950から1960年のアメリカと ソ連の関係を知ることができたし。
Tom Hanks、実はスクリーンで観るのはかなり久しぶり。誠実で上っ面な仕事はできないドノヴァンの役を見事に演じていました。
ラストシーン、ベッドで倒れこんだように眠るドノヴァンは、有能な弁護士だけど、普通の市民であったんだなと。
淡々と、じわじわと感動する。。。そんな作品でした。
丁寧な作り
全方位鉄壁の大傑作
完璧だ…少なくとも一回観ただけではそうとしか思えない。しかも今後観る度にその完成度に感嘆するほかないだろうとさえ感じる。演出面も技術面もそしてテーマ性も全てが文句なしの全方位鉄壁の大傑作。やっぱりスピルバーグ凄いわ(脚本はコーエン兄弟)!あんたが大将!
やっぱり大事なのは「ドゥ・ザ・ライト・シング」だと優れた映画は教えてくれる。トム・ハンクス演じるドノヴァン弁護士の「他人は関係ない。自分が確かなら」にシビれた!
本作が素晴らしいのは現代的なメッセージも盛り込まれた「社会派ドラマ」でありながらちゃんと面白いところ。それもめちゃくちゃ。今年は本作が基準になるな。まだ3作しか観てないけど今年のナンバーワンです!
堂々たる名作
映画としての風格がある一作。 全体的に地味で淡々としているが、ラス...
スピルバーグxトム・ハンクスxコーエン兄弟という豪華な組み合わせ。...
つまらない、と思う事に罪悪感
スピルバーグらしい
面白いけど退屈
内容は素晴らしい、だけど人を選ぶ
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