「主導権の取り合い」ブリッジ・オブ・スパイ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
主導権の取り合い
もっといのちがけの緊迫の状況が続くかと思ってたら、「どうすんねん?」と悩んでる時間が長く2時間半くらいあったけど、中身そんなにあったっけな?と思い返してるところ…
難しく観る人を選びそうな題材を簡単に観やすくなってるのはスピルバーグの凄さなのかな?と思う。
ストーリーはハッキリ言って分かりきったラストに向かって何をウダウダやってるのだろ?と思ったけど、橋の上の捕虜交換から本国に帰ってきてラストまでの演出は、スパイを弁護した時の電車内の反応との比較、東ドイツのベルリンの壁での射殺と子供たちの対比、自分がこの自由の国を守ったのだなと言う主人公の気持ちが表れてて良かったと思う。
テレビでニュースが流れるのを
家族が見てる中、後ろをさっと通って自室に向かうのも、父親ってこうだよなと家族が知らないところで頑張ってるんだぞ!と胸を張れた。
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