「不屈の男、カッコよすぎる」ブリッジ・オブ・スパイ 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)
不屈の男、カッコよすぎる
スピルバーグが撮りトムハンクスが演じる、米ソ冷戦とスパイ、そして実話....これらのワードあれば名作の匂いはプンプンする。
アカデミーは獲れるか判らないが、傑作だった。時に期待を裏切るスピルバーグも、今回は『プライベートライアン』以来の文句のつけようが無い出来だ。
トムハンクスが演じた主人公は、古き良き時代の不屈のアメリカン。自らを自らの家族を犠牲にしても立ち向かっていく。真の正義を最後まで貫いた。
ラスト、涙が出た。テレビニュースで旦那がヒーローとなりビックリした妻が旦那のとこ行くと、心身疲労困憊の旦那がベッドに倒れ込むように寝てる。起こさないように音を立てず、落ちてた帽子を掛ける妻。いやぁ、この家族愛良いなぁって。スピルバーグは家族愛を描くのやっぱ上手いな。
ま、ソ連側のスパイとの深い友情やお互いの気遣いの時点で、涙腺ヤバかったんだけどね。
なんか、何も仕掛け無しのちゃんとした名作を久々に観たなぁ。
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