「平和的解決を導くのは、その誠実さ」ブリッジ・オブ・スパイ とえさんの映画レビュー(感想・評価)
平和的解決を導くのは、その誠実さ
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1950年代後半の冷戦時代に、アメリカとソ連の人質交換の立役者となった弁護士の実話を映画化。
良い映画だったな〜。
たとえ、敵国のスパイであっても、依頼人となれば、彼の人権を守り続ける弁護士ドノヴァン。
決して思想を押し付けることなく、徹頭徹尾仕事に忠実で、誠意ある彼の行いは、人を動かし、平和的解決を呼び込む。
そんな彼の人柄と、仕事っぷりが買われたのか、この映画の出来事の後、彼はケネディ大統領の命でキューバへ行き、アメリカ人解放の交渉人になったという。
もしも、彼が今生きていたら、グァンタナモに拘留されている人たちを見てなんと思うだろう…と、考えながら見ていた。
グァンタナモに限らず、思想が違う、宗教が違うというだけで、不当に拘留されている世界中の人たちの窮状を考えずにはいられないところに、この映画の素晴らしさがある。
人は歴史から学ばずに、後退しているのか…
監督は、スティーヴン・スピルバーグ、脚本は、コーエン兄弟、主演は、トム・ハンクス。
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