「シュールなのにユーモラス。不思議と心温まる家族の物語。」モヒカン故郷に帰る 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールなのにユーモラス。不思議と心温まる家族の物語。
【賛否両論チェック】
賛:父親のガンと向き合う家族の姿を、コミカルかつユーモラスに描いていくのが印象的。
否:笑いそのものは結構シュールなので、好き嫌いは分かれそう。
ストーリーそのものは、
「帰省した主人公が、父親のガンを知って奮闘する。」
という、結構重い内容のはずなんですが、それでも暗くならないのは、そのシュールでコミカルな登場人物達のなせる技です(笑)。変わってるけれどどこか憎めない人々が勢揃いし、主人公の父親のガンと向き合っていく様子が、ハートフルに描かれていきます。
シュールな小ネタも満載です。カープの菊池選手のくだりなんかは、ジワジワと来ます(笑)。
沈んだ心をちょっとほっこりさせてくれるような、そんな作品です。
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