「アホだけど、好きなテイストのホームドラマ」モヒカン故郷に帰る だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
アホだけど、好きなテイストのホームドラマ
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父が矢沢永吉ファンだから、永吉と名付けられたモヒカンを主人公にしたホームドラマです。
モヒカン野郎が、適当で、困った子です。
「俺なりになんだかんだ考えて、みんなの言うとうりだと思う」(だったかな?)、という、無責任・ことなかれ・他力本願・かいしょなしを、猛然とアッピールする(二回も)やる気のないバンドマンです。
唯一の自己主張は、モヒカンを切るのは嫌!ってくらいの、ダメやろーです。
龍平スキーですが、この永ちゃんは愛せないわーという主人公です。
年下の恋人のヒモみたいな生活から、予期せぬ妊娠!よーわからんけどとりあえず結婚?だから7年振りに故郷に帰ったら、というお話。
まぁ、予定調和ではあります。
ラストの、柄本明おとうさんの死に方は、笑ったけど笑ってええのか?的な、とんがった感じでしたが、その他はまぁ予想通り。
でも、楽しめるというか、愛おしいなぁという気持ちがしました。
ゆかちゃんの姑・舅にすっとなじむ感じが、伸び伸びした感じがとても良かったですし、もたいさんのカープファンすぎるママも良かったし、なんか頼りない弟くんも良かったです。
ありきたりな難病家族モノではありますが、ディテールが好みなのでまぁ良かったですって感じです。
中学生の演奏する曲が、結構好きでした。あのぼんやりしたまったりしたなんかよくわからん演奏の味わいが。つぼでした。
親はいつか死ぬよね。わかってる。つか、うちの父がん患者だし。そして私もいつか死ぬよ。
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