「現代社会の風刺」64 ロクヨン 後編 oimoさんの映画レビュー(感想・評価)
現代社会の風刺
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3つの誘拐事件、解決。未解決。最悪の結末。
前後編通して言えるのが、警察の隠蔽体質。
上層部は保身のために、真実を闇に葬る。
下層部も保身のために、上層部に従う。
歪む組織、歪む社会。これが現代。
下層部の1人の男が奮い立ち、保身を捨てて上層部に食らいつく様は、踊る大走査線。
マイナス点はあれだけ物語のキーになり得るだろうと思われていた「幸田メモ」は最後まで分からず終い。
これは知りたかった。
全体的に、表面的な悲しみ虚しさ、怒りはあったが内面的な心理描写、心の動きをもっと丁寧に作ってほしかった。
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