「全てを台無しにする、ピアスの穴。」64 ロクヨン 後編 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
全てを台無しにする、ピアスの穴。
瀬々監督でなかったら本当に劇場で観なくてよかった、前後編合わせての一本。
そもそも警察内部の騒動など一般生活者には関係ないし。
報道マスコミ記者はどれだけ偉そうなんだ?と常々思うくらいだし。
まぁそれを言ったらそもそも「64」自体がお終いなのだが笑
決してつまらない作品というわけではない。
原作から改変されたラストも、物語をすっきりとさせて良かったと思う。
(ありえない方向に舵は切っているけれど苦笑)
前作から引き続き、40代以上の役者陣の演技も素晴らしく。
特に慟哭の長瀬氏と、後編から参加の緒方氏にとにかく震えた。
しかしながらベテランが頑張れば頑張るほど、若手俳優との温度差は前作以上に開くばかりなのは演出も問題があるのだろうか。
演技以前に「身だしなみ」が問題という、近頃の邦画の不思議。
役者を目指そうとするならば、素体としてのナチュラルさは絶対だと強く思った作品。
タトゥーは言わずもがな、ピアスはダメだよ。
追:
CMでも映画でも、どんな仕事でもいつもテンプレの顔。
綾野剛氏は、ある意味すごいのかもしれないな…
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