「タイトル出るのおっそ映画NO1」ヒメアノ~ル 真平さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトル出るのおっそ映画NO1
面白かった「神は見返りを求める」と「ミッシング」が同じ吉田恵輔監督だと知って、こちらも鑑賞
前半はムロツヨシを中心にラブコメを展開して、後半は森田剛を中心にサイコスリラーになる
製作陣に一体何があったんだ。ピカソか
こんな構成見たことない
しかも一部と二部のブリッジとなる部分でタイトルが出てくる
こんなに映画中盤に出てくるタイトル初めて見た
アバンタイトル最長映画
しかもドォーンっと出るわけじゃなく、画面の端にぬらっと出てくるから最初タイトルかなんなのかわかんなくて戸惑った
「え?何?cmいくの?」みたいな
世にも奇妙な物語の使い方
ラブコメもかなり好きだったけど、このままいくのかな〜ってところでとんでもない隠し味
甘酸っぱいリンゴ食ってたら芯の方に蛆虫湧いてたような不快感だった
タイトルが出た後に一部と二部が混在していく中で象徴的なシーンがラブコメパートでやってる濡れ場とサイコスリラーパートでやってる殺人が短いカットで重なり合う瞬間
濡れ場史上一番興奮しねえ
濡れ場と殺人現場の喘ぎ声、そして体位がシンクロした衝撃のシーンだった
生まれながらの殺人鬼はいなくて、いじめや労働環境などの社会が殺人鬼を形成するといったテーマ
ハイテンポに殺人をこなす森田剛は快楽のためとかではなく、ただ殺しに躊躇がないだけに見えて理解できるような気がする分余計におぞましかった
印象的なのがカレー食って、住人帰ってきたらめんどくさそうに殺してまたカレー食うシーン
なんで飯すすむんだよ
どんだけカレーうまいんだよ
あと殺しのシーンがなんとなくリアルというか包丁の先っぽでプスプス刺したり、相手の死に際の一言を全く待たない感じとかR15じゃ足りないぞ
R65映画とかにした方がいい