「"弱肉強食"」ヒメアノ~ル 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"弱肉強食"
この森田剛を見てしまうと今や日本映画界を背負って立つ岡田准一の存在感は出演した作品のクオリティに守られているだけのようで、役者として挑戦する意気込み的に面白い俳優としての醍醐味は出演作品の少ない森田剛に一票といった感じ。
原作である古谷実の世界観においてヒロインの存在感は絶対的で過去に映像化された映画やドラマで演じた女優に比べると佐津川愛美では見た目が普通すぎて役不足に思える、二階堂ふみや本田翼に関水渚やダウ90000の吉原怜那はハマっていた、何が、佇んでいるだけでエロさを感じる魅力が古谷実の漫画を読んでいる感覚にピッタリでぶっ飛んだ普通の女性ではない魅力が。
原作では同情の余地もなく突き放した冷たい感覚で呆気ない終わりに余韻が、映画的な盛り上がりがあってこその改変と脚色が吉田恵輔の映画監督としての成せる技、清純そうなユカの経験人数にドウせなら森田と過去に体の関係がソレを黙り続ける薄情な女性として描いても良かったかな、と勝手に!?
ちなみに吉田恵輔の監督作品も岡田准一の出演作品も観たことがありません、基本的に漫画も読まないけれど古谷実の作品は大好きです。
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