「絶望と狂気と。」ヒメアノ~ル るるる〜さんの映画レビュー(感想・評価)
絶望と狂気と。
昨今隆盛を極め映画制作の主流になりつつある漫画原作系の作品です。
本編ではシリアルサイコキラー森田正一の絶望と狂気と破滅の物語が二部構成的に語られます。
前半は笑えるシーンも比較的あるのですが、後半はかなり残虐な描写が連続します。
観てわかるだけで13人程の命が犠牲になります。
しかも、皆凄絶な最後です。
性暴力の描写もかなり生々しく、男性でも免疫がない方は観ていられないレベル。
ただ、この映画の伝えたいことは最後の最後に用意されています。
観終わった後でほんの少しでいいので考えてみるのもいいかもしれません。
凄絶なイジメによって精神を病んだかのような描き方は、原作イメージとは異なるところですが、実体社会を反映した結果だと思えば、ある程度の折り合いは付くのではないかと思います。
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