「人間は、ここまで残酷になれる」アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
人間は、ここまで残酷になれる
進行は淡々としていましたが、実際の映像を交えての世紀の裁判は見応えがありました。
アイヒマンの人間性を映すことに固執する監督と、これをショーとしても成功させる責任を負ったプロデューサーとの、葛藤と信頼の狭間でジリジリとさせられます。
当時、社会の知識のなさが長年生存者達の口をつぐませてきた、そのことに呆然としました。
でも誰だって目を背けたくなるだろうと思う、人間がここまで残酷になれることに。
アウシュビッツの記録映像をスクリーンで見る衝撃はかなりのものでした。
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