ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ミュージカル映画としては中途半端かも
元々ミュージカル映画が好きではないので、冒頭のシーンも受け付けなかった。いや、MVとして観ればありか。主人公2人が関係ない歌のシーンはあそこだけだったから違和感があるのかも。
全体的に昔ながらのミュージカル映画を演出したいのか、背景がぼんやりしていたり、ダンスの舞台が全体的にチープ。あんまり乗り切れないなーと思いつつラストにたどり着いた。5年後の姿がそれか!と切ない思いを抱いたが、それが人生だよなと妙に納得。
ミュージカルの魔法に期待した人はラストに不満だろう。逆にラストはよかった人はそこに至る過程が全くないのが不満かもしれない。どっちかに振り切るべきだった!
出来るならIMAXでの鑑賞を。
アカデミー賞効果とファーストデイの恩恵か、IMAXの平日日中にも関わらず席の2/3が埋まっていたのには正直驚いた。
作品の内容は割と王道のラヴストーリーで共に芽の出ないジャズピアニストと女優の卵の二人が主人公。途中中弛み的な感覚もあったが、ライアン・ゴズリングのとても3か月でマスターしたとは思えないピアノテクニックとエマ・ストーンの伸びやかな歌声は十分な迫力があった。
特筆すべきは掴みとも言えるオープニングの高速渋滞でのミュージカルらしいシーン。鮮やかな色彩と華麗なダンスで見応えがあった。
あとは音楽。アカデミー賞を獲った「シティ・オブ・スター」を始めとして上質なナンバーと適材適所と言った感じの使い方はディミアン・チャゼル監督の前作「セッション」同様お見事だった。
ストーリー展開とか色々と突っ込み所はあったが、それを補ってあまりある映像美と音楽のお陰で幅広い層に楽しめる作品だと思うので、これから鑑賞するならIMAX等の音響設備が整った環境で観る事をお勧めしたい。
既視感と既聴感
既視感と既聴感によって評価は伸びないものの、それらはわかりやすい装置であってうまく散りばめながらこの舞台に相応しい作り手と観客、貧富、男女、伝統と迎合、そして夢と現実といったものの対比を見せて問いかけることに成功している。
多くの部分で過去の名作をオマージュしている本作は絵作りの上でイメージの共有が比較的楽だったはずで、それらをいかに美しくブラッシュアップしていくかに腐心したのだと想像する。ミュージカル映画として捉えるなら主演二人の歌唱とダンスは物足りなさを感じるだろう。そこでやりきっていないのはこの作家の音楽センスに起因しているのかもしれないし、単純に狙いや嗜好と合致しているからかもだ。
やはり若い作家ということで『セッション』同様に一本調子な印象を受けるのだけど、またしてもラストで面白いアイデアを繰り出してくる。
果たしてセブ=チャゼルなのかどうかは彼のこれからで示されそうだが、劇中でミアがポカンとする「START A FIRE」は結構いい曲だったのが逆に効果的で上手いなと思う。
そして特筆なのは【ライアン・ゴスリング】の演技プランだろう。良い意味で彼らしく無い素直な演技であの「ちょっと残念な」セブを作り上げていたと思う。主演二人は以前から好きな俳優だったからこの作品は嬉しいね。
面白かった点
初めに、劇場で観る前の予告編の段階での印象としては、派手な演出とラブストーリーメインの真っ直ぐな内容と思っていた。
ミュージカル映画の好きな俺としては、それは美術的観点から見ても美しいモノでないと許容できない。
少し横暴で一方的な意見ですいません。
【レビュー】
とにかくバランスが良かったと思います。
一つは現代的な要素を極力排除して、子供からジジババまで楽しめる内容にしていること。でてきた物はiphoneとプリウスくらい。そこに対比として、彼の趣向であったり、彼女のルーツなどを際立たせてたね。
もう一つ良かったのは、ミュージカルパートとジャズパートの振り分け。これは視覚効果も含め、ミュージカルでは派手な色合いで印象持たせて、ジャズではクラシックな服装や店の雰囲気など。イメージとして、フラッシュバックして一枚の写真のように思い出しやすい!
ストーリーは普通。ラブストーリーとして宣伝していたが、そんなんじゃない。
配役として、例のセッションのハゲが出てきたトコロでニヤリw
ジョンレジェンドめっちゃ微妙な役…歌声だけ披露して可哀想
【最後に】
この映画はどんな人にも楽しめる内容になっていると思います。
普遍的ではないけど、多角的に見てどんな層も楽しめる!
自称映画通も、女の子も、オヤジも、ジジババも。
見たらきっと、好きなシーンを人に話したくなる!そんな素敵な映画でした!
俺の好きなシーンはエンディング前のミュージカルパートです
DVD買うべきかな〜?
人の夢は後悔なしには語れない
__最初に
ミュージカルが持つ特有のノリを受け入れられない人には見づらい作品である可能性があります。そこだけ留意していただけると幸いです。
__印象
映画の随所に音楽映画の先駆けたちに対する尊敬が見え、でもユニークであり革新的な音楽映画でした。特に「ONCEダブリンの街角で」が作り方は全く違うのですが、それを見たときと近い印象を本作で受けました。そういった映画が好きだった方にはぜひ劇場に足を運んでもらいたいです。
__ここを見てほしい
ストーリー、脚本に対する不満が出てますね。これはもはや音楽映画の宿命なのでしょうか。まぁ否定する気はないのですが、これは見方によって印象が変わるものです。
「言葉を信じるな、言葉の持つ意味を信じるんだ」とはよく言ったものですね。さらに加えれば、彼ら彼女らの表情によく注目して欲しいです。本作は一音一音が丁寧に練られていて、しかも役者さんの演技力も恐ろしく高いです。セリフ、歌詞、仕草、背景、そしてキャラクターたちの感情。それらは音楽に乗って、時に唐突に勢いよく訪れます。ですが、ラ・ラ・ランドは常に何かを伝えてきていて、それを受け取れるかが本作を楽しめるかどうかなのだと思います。
__最後に
長くなりましたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。自分が持った感想はこの題名の一言に詰めておきます。というかネタバレしないように感想を述べるとこれが限界で……(ギリでアウトかなぁ)。
最後に、ライアン・ゴズリングとラ・ラ・ランドに関わった方々に感謝を。最高の映画体験でした。
どうか乾杯を 夢追い人に
夢を変えて大人になっても、夢の国への扉は、あってほしいものです。そして、その扉の鍵とは…。いつも心にラ・ラ・ランドです。歌って踊っちゃいましょう。
観て良かったです。本作に関しては、賞を捕った捕らないは、関係なく、映画と人生を、如何に愛しているかで、評価が決まると思います。
とは言うものの、話題になりましたね。アカデミーのおかげで。作品賞、ぬか喜びでしたけど、結果、観たい作品が、またひとつ、増えちゃった。やるなぁ、アカデミー。晴れ舞台で、誤報飛ばすなんて、映画観るきっかけとしては、絶好の話題になりましたね。
追記。びしっと決めたライアン ゴズリングに魅了されたら、「ブルー バレンタイン」に挑戦を。ぐだぐだ親父な彼に酔いしれてね。ラストで唄う彼の姿は、映画史に残る切なさだと、思いますけど。ぜひお試しあれ。
タラレバミュージカル!
残念
アカデミーでいろいろあったけど、最高にいい映画! 最後にガツンと、...
興奮、夢中、情熱、素晴らしいっ!
夢見ることへのお灸映画
もともとミュージカルは大好物ですし、THE HOLLY WOOD!って雰囲気も大好物、しかも本監督の前作「セッション」がかなりストライクな映画だったこともあり、不安要素0な状態での鑑賞でした。
結論から言うと、
「しばらくは観たくありません!!」
序盤のLAロケシーンでは「「ワーナーのスタジオ見学行ったなー」とか「グリフィス天文台の夜景は綺麗だったなあ」とか、旅行で訪れた場所が出てくるたびにアガっていたのですが、
物語が進むにつれ、夢を追うことにがむしゃらになり、挑み、傷つき、もがく主人公たちの境遇に、過去の自分と今の自分を重ね合わせてしまって、エンドクレジットまで心が締め付けられる思いをしました。
全てをかけて目指していたものを放り出して、自分はいま一体何をしているんだろう。。。
と、鑑賞後のいま、ただただ呆然としています。
作家を目指し、戯曲を書き上演をしていたあの日々は、一体なんだったんだろう。
あの頃の自分からは、あまりにも遠く離れてしまって、その影すら見えません。
夢を追い続けることだけが正しい生き方とは思いませんが、
あまりにも中途半端で無責任に諦めてしまったんじゃないか、と自責の念にかられています。
本作は、「真剣に夢を追う人」にはエールとなり、「中途半端に夢にすがる人」にはダメ出しになるような映画です。
たぶん当時の自分が観ていたら強く肩を押される映画になったかと思うので、ぜひ当時の自分に観せてあげたいです。
今の自分には、キツいお灸となりました。
キレに欠けるミュージカル
ミュージカル好きじゃなくても楽しめる
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