ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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The fools who dream
夢を追う2人が出会います。
人生のifを考えるのは楽しい。その妄想は輝きに満ちている。成功した私。幸せな私。誰も傷ついていない世界。有り得た未来。
けれど誰もがわかっている。そんな未来は有り得ない。どんな道を辿っても、少なからず後悔はするものだ。誰もが何かしらの夢や、人や、憧れを捨てている。
時々どうしようもなく、そんなifに心焦がれてしまう。でもやり直せない私達は、今の自分を肯定するしかない。捨ててきたものの代わりに得られたものを信じて。
夢は何処に?
「映画好きなのに、まだ観ていないの?」と言われて、映画館に足を運びました。
最初のシーンは、いいですね。高速道路でしょうか、車何十台の中から一斉に若者が飛び出し歌い踊りだす。
これはいいかもと思ったのですが・・・。その後ストーリーは薄く在り来りで、
ダンスも歌も際立っていいとも感じなかった。
ラ・ラ・ランドと言う事で、ディズニ―映画を模写した様な場面もあり、独創性に欠けるかな―。
ライアン・ゴズリングが出演した映画何本か観たのですが、「ラースとその彼女」「ブルーバレンタイン」
「スーパー・チューズデ」も良かった多才な彼ですが、この映画では輝きを感じなかったのが、残念です。
ウエストサイドストーリーに衝撃を受け、レ・ミゼラブルで涙を流し、
アナと雪の女王で歌の素晴らしさと愛と楽しさを知った私です。
この映画の魅力を言えないのは私だけかなー。
過去の名作感
エマ・ストーン圧倒的
タラレバに涙
選択肢
ラストが
古典映画へのラブレター
色鮮やかなドレスを身に纏って踊るダンスシーン、どこか安っぽく感じる台詞回し、やけに古臭く感じる恋愛シーン。良くも悪くも今年のアカデミー賞を賑わせたこの作品って、こんなチャチなものなのか?しかし、映画を見終えてみると、それらが全て計算づくで行われていたことに気づかされる。技術の発達により無声映画からトーキー映画への変遷を描いた「アーティスト」に対し、「ラ・ラ・ランド」は現代技術を駆使して古典映画の世界に近づける。なるほど、これはデミアン・チャゼル監督が古典映画へ宛てたラブレターなのだ。
技術の発達によって、何でも表現できるようになった反面、作家性、芸術性の濃い作品は減ってしまった。もっと映画に芸術性を、もっと作家性を、そう思っていても観客のニーズが変わってくれば、過去の名作だって埋もれていってしまう。女優になりたいと言っているミアが「理由なき反抗」を見ていなかったり、気がつけば名画座が閉館しているさりげない演出も時代を感じさせる粋なスパイスとなる。一方の音楽家を目指すセブもジャズは死にかけていると言い、その灯火を消すまいと孤軍奮闘するが、世間のニーズとの間で苦悩する。
映画(や音楽)は今、新たな変遷期を迎えているのだと思う。作り手の伝えたい意思と、技術発達に伴った新しい表現を見せたいという試みが入り混じっている。古典的な映画は批評家にこそウケても、大ヒットには繋がらないケースが多い一方、アメコミ実写化やファンタジー映画はヒット飛ばしているが、次々と新しいものが登場して、飽和状態にある。恐らく、デミアン・チャゼルは死にかけている古典映画の灯火を消さない方法を模索し、本当に描きたいものは何なのかと本人を含めた若手の作り手たちに問いかけているのだろう。
タイトルの「ラ・ラ・ランド」が描かれる甘美なラストだって、CGの多様でもっと派手に、より鮮やかに演出できたはずだ。けれども、手作り感の溢れるその場面にはCGにはない温もりが感じられる。しかし、それは時代にマッチしないものなのか?芸術を追い求めることは難しいが、表現したいものがあるからこそ、夢老い人は各々の方法で生きていく。圧倒的なオープニングに対して、意外なほどしっとりと幕を閉じるこのラスト。どうか単なる懐古主義と思わないでもらいたい。
夢追う人生のリアルさ
好きなものが詰め込まれている
余韻に浸れた
キャストがエマワトソンとマイルズテラーだったら評価変わってたんじゃないか?ってくらいエマストーンとライアンコズリングがあっていた様に思います。
とても面白かったです。2人で夜景見るシーンは言ってることは違うのに踊りだすと息ピッタリだったり、小ネタ、演出に笑えました。
後悔先に立たず。こういう映画大好きです。余韻に浸れました。
監督さんはジャズが好きなんですかね。
あとエマストーンの二の腕に目がいっとしまう。太くもなく細くもない。綺麗でした。
ライアンコズリングは最近サイコ役で出演する機会減ってきましたが、こういう役もいいですね。素晴らしいです。
あとたまたまかもしれませんが、エンドロール中に席を立つ人がかなり少なく感じました。
追記
2度目の鑑賞で色々気づけた。そして何より面白い!
独り舞台をけなしたのはお客さんだと思ってたけど、劇場関係者だったって可能性の方が高いかな?
セブは男の子が欲しかったんでしょうね。
途中舞台のセットを褒めながら横切るシーン最後に登場してました。
日本人には受けないかも
予備知識なしで観ました。
冒頭のミュージカルシーンから、歌唱力を期待していたので『えっ?!これでいいの??』となりました。
ストーリーが進むにつれて、登場人物の背景や気持ちなど細かい描写があるのかと思いきや、そのままラストへ。
そして、お互いの愛や夢への執着が薄っぺらく、主人公のなにひとつ応援することは難しかったです。
ミュージカルとして見られるかというと、やはり映画なので迫力にはかけますし、かといって映画のように物語に入り込めるかというとそれもなかなか難しい...。
生殺しのような時間が2時間近く過ぎました。
そして最後の『こうだったらよかったのに』も、薄くて...。
ミュージカルへの乗りに抵抗ない方は本作品に入り込める映画かもしれません。単純に歌やダンスいいね~とはなれる...かも。
しかし、それ以上はないですし、心に残る何かは本作品にはないと思います。
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