ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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切なく、それがいい。
人生ベスト2位にランクイン
爆音映画祭で鑑賞。4回目くらい?
初めて鑑賞した時は、最初から最後まで割と涙が止まらなかった。
オープニングで「今映画を見ている!」という身体奥底から込み上げる熱い感覚に涙腺が崩壊したのを皮切りに、いちいち涙ぐんだ。
そしてラスト。嗚咽を抑えるのに必死。
エンドロールが終わっても涙は止まることを知らず、トイレにこもって泣き続けたっけ。
映画にどれぐらい共鳴するかはその時自分が置かれてる状況に大きく左右されるけど、あの時はとにかく魂が震えた。
強烈な映画体験だった。
今回は、そんな1年前よりは冷静に見れた。
でもAuditionから涙腺決壊。
初めて見たときは、ここではそんなに泣かなかった気がする。
でも冷静になった今、以前より歌詞が頭に入る。
“Here's to the ones who dream
Foolish as they may seem
Here's to the hearts that ache
Here's to the mess we make”
なんて美しいんだろう。
まだこんなに泣けるんだと思った。
私自身、1年前とはだいぶ状況も変わった。
ミアやセブの様に、少しは成長できていると思いたい。
何度も観たくなる傑作❗️
人生に残るミュージカル
ミュージカル映画というやつはどうにも好きになれない。
ミュージカルの良さはリアルタイムに目の前に存在する演者によるものであって、フィルムを介した映画では生かしきれないと思うのだ。
ララランドは例によってミュージカル映画だが、やはり隙を見せるとちょくちょくミュージカルが入ってきて、映画の世界に入っていけない。ストーリーに集中できない。この調子でこの映画が終わるのか…と思っていると、やはり同じ考えの人がいるようで、席を立ったまま戻ってこない観客がいた。
だがそう思っているのも序盤だけだった。
映画が終わるころには ミュージカルであることなど忘れてしまっていた。
男が演奏するあの音楽。二人の出会いの時にも男が演奏していた音楽。二人の出会いから回想するシーン。
僕は音楽と共にこの男の人生と自分の人生を重ね合わせていた。
まさかと思ったが、我慢できると思ったが、涙がポロポロこぼれてきた。
決してハッピーエンドではない。だけど二人とも成功して、幸せそうだった。全てを手に入れることは難しい。何かを得るためにはそれと同等の対価が必要なのだろうか。暗い気持ちになる映画ではない。人生について、幸せについて考える映画だった。
全ての音楽がそのシーンと共に脳裏に焼き付いている。
ミュージカルは映画には不要だと思う自分がいるけど、けれども映画にとって音楽はとっても大切なものだ。
素敵な映画
変わらない街並み、変わりゆく二人
およそ2時間ほどの作品ですが、
展開が早く、サクッと観られました。
ピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)
女優を志すミア(エマ・ストーン)
性格も考えも違う二人がぶつかり合い、
認め合い、次第に惹かれ合っていきます。
王道のラブストーリーですが、
この映画の魅力は何と言っても
鮮やかな映像美です。
季節ごとに進む物語のなかで、
同じシチュエーションやスポットに
何度も行きます。
変わらない街並み、変わりゆく二人。
言葉だけでなく、鮮やかな映像美で感じられます。
ジャズの起源は、
言葉の通じない人同士が、
心を通わせるために生まれたと語られます。
ミアとセブを繋げたのもジャズであり、
二人にすれ違いを生んだのもジャズでした。
ラストシーンには賛否両論ありますが、
あの”もし”の世界こそ、
ラ・ラ・ランドなのかなと思います。
ミュージカル調が苦手
ふと昔の恋を思い出した時に観たくなる映画
ミュージカル映画が大好きな私
期待して観に行ったものの、遠い言い回しの日本語訳や予想以上の展開に振り回され、映画に頭と心がついてきませんでした。
エンドロールが終わって、ああこんなもんかと、期待外れだったなと映画館を出た時にふと昔の恋を思い出しました。
この時にミアは私自身なんだと気付かされました。
冒頭、ミアはジャズを嫌っていました。しかしセブとの恋を経験した後、ジャズはミアにとってかけがえのないものとなりました。夢に向かって突き進み、恋をした日々に浸れる思い出となっていました。
それまで全く興味のなかったことなのに、恋をしてから知った、スポットや音楽や遊びや学び。やがて恋が終わったとしても、ふとその時のことや、魅力を教えてくれた彼の顔が思い浮かぶものとなります。私にとってそれはロックで、ミアにとってはジャズで、、。
自分自身がミアだったんだと気づいた時、合致し、映画の本当の魅力に知ることができました。
歌やダンスの素敵な世界、、ミュージカルとしての映画というよりは、人々の失恋の悲しみに隠れてしまっている彼との幸せな気持ちだったり、甘酸っぱい思い出がよぎる映画です。夢物語というよりもかなり現実的なところがまた魅力。
その現実をひたすら描いたあと、ラストの演出が一層際立って、魅了されます。
また登場人物が多いのに、ミアとセブだけにスポットが置かれている世界観なのが流石でしかありません。
恋人や婚約者がいる方はララランドを一緒にみることをお勧めしません。なぜなら、過去の恋愛を絶対思い出すから。ひとりでひっそりとみてちょっと涙を流し、心のポケットに潜めておくのがベターなオシャレ映画です。
ララランドもう一回みたいなぁ
その時にはまた新たな恋愛とともに昔の失恋から前進してますように、、
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