ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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非凡な演出の王道ストーリー
ストーリー自体はわりと王道というか平凡。しかしながら、そのストーリーを彩る音楽と、センスあふれる鮮やかな衣装や絵面が至極の一言。夢追い人と夢の街ハリウッドの話にふさわしい、まさに夢見心地な映像に仕上がっている。きっと誰もが無心になって話にのめり込むことだろう。
ただ、上記に挙げたようにストーリーがありきたり。印象的なシーンが多く、それらを綺麗に構成しているので鑑賞後の満足感は高いのだが、前作『セッション』のような驚きの展開を期待した身からすると惜しい。
ストーリー展開と夢見心地な演出は綺麗に噛み合っているし、このプロットで製作する作品としての完成度は100点。
予告みても予想つかない展開とジョンレジェンド
オリジナルっていうのが凄い。
クラシカルなのに撮り方は新しい。
舞台劇を見ているかのよう。
ミュージカルは好きじゃないけどこれはイケる
朝が来たら明日になる
主演2人は歌も演技も本当に素晴らしかったです。夢と現実がミックスした世界観、演出には一瞬で引き込まれました。セブとミアのキャラクター、それぞれの夢、現実の見せ方は新鮮でした。いやあ、ああゆう見せ方があるんだなぁ。
ちなみに同じくデミアン・チャゼル監督の「セッション」を本作鑑賞前に見ていましたが、本編中セッションと近い部分も色々見受けられたと思います。(例えば、ピアノを演奏するセブとそれに合わせて踊るミアをカメラが移り移り撮ってるとこ、セブがジャズを狂愛してるとこなどなど)
ラストは展開的に夢のままで終わったら切ないぞ!!!!!泣、と思ってたら、ちゃんと2人とも救われました(と僕は見てて感じました)。夢がお互い叶ったことが確かめられ、微笑み合い、
The End.
「朝になったら明日になる。」良い歌詞だなぁ。
君の名は。に続き、憎めないリアルでハッピーなリア充を発見できましたよ。
100点!
えっ、こんなんでいいの?
今年2017年のアカデミー賞本命と噂されている映画です。
きっとこの映画『ラ・ラ・ランド』が今年のアカデミー賞を射止めるのではないかとぷー子も思っています。
だって、映画評論家のレビューを読んでいてもすっごいハイプ(誇大広告)なんですもの。
このハイプでアカデミー賞受賞にならないと、この映画は正真正銘のクズだってことになります。
ぷー子はこの映画をベネチア国際映画祭のオープニングで観ました。
映画のはじまりにエネルギーがあって、ノリノリで、かっこいい!
ハイウェイを閉鎖して、百人くらいのキャストを使ってのどんちゃん騒ぎ。
制作にお金かかっているなあ、と感心したよ。
だけどね、映画が進むうちにつれてエネルギー切れ。
ロマンチックな恋愛物語が、こんなにつまらなくていいの、と思ってしまった。
映画鑑賞中、あくびの連発。
エマ・ストーンの演技はいつものように素晴らしかった。
だけど歌や踊りになると、あれでいいの? と思ってしまった。
ベネチア映画祭で最優秀女優賞を受賞したんだけどね。
でもそれもね、「売れない女優が努力して成功する」という役が審査員の心をくすぐったみたいよ。
彼女のハスキーな声は素敵なんだけど、歌唱力にパワーがない。
踊りも、らららー、と手を抜いて踊っていた感じ。
ライアン・ゴズリングはいい役してました。
ピアノを弾いている姿もキマってたしね。
だけどライアンもエマと同じで、あまりダンスに歌に、の役者ではない感じがした。
どうせミュージカル映画に出演するんだったら、もうちょっとダンスや歌の練習して欲しかったな、と残念な思い。
この映画『ラ・ラ・ランド』は、ミュージカルだから音楽についても書いておかないと。
音楽を担当したジャスティン・ハーウィッツと監督は昔からのチーム。
今回の音楽も彼が担当している。
まあ耳に残る音楽を作ってはいるんだけど、でも、でもね、これでいいの?
おフランス映画『ロシュフォールの恋人たち』から音楽をパックってない?
似たような曲があってもいいと思うけど、あからさまにパックってはダメなんじゃないの?
『ロシュフォールの恋人たち』もミュージカルなんだからさ。
どうせパクるなら、他のところからこっそりパクろうよ。
監督のデミアン・チャゼルは、当たり外れが多い監督だと思う。
彼の前作『セッション』はすごいよかった。
でも彼の処女作、『Guy and Madeline on a Park Bench 』では、こけたわ。
これもラブストーリーだったな。
チャゼル監督には恋愛物語は向いてないかもね。
だけど『セッション』でアカデミー賞作品賞を受賞できなかったものだから、チャゼル・ファンの映画評論家のお方たちが、「今度はぜったいチャゼルにアカデミー賞を取らせるぞ」って躍起になっている感じがします。
だから今回はアカデミー賞を受賞できるかもね。
まあだから、ってわけではないけれど、観ておいた方がいい映画かもしれません。
夢工場のハリウッド的ミュージカル映画
物語、ミュージカル、色彩.....色々楽しめる映画だった。
特に色のエフェクト、すごい。
加工すぎって感じもあるけど...
見終わったらさすがハリウッド夢工場だーと思えるし、その特徴として分かりやすくできている。特に印象深かったのはミヤが最後のオーディションで歌うシーンだった。ミュージカルでこの映画の伝えたがっている「芯」を呈示するのが感動的でこの映画の一番のとりえだとも思う。
だが最後の部分の処理に関しては、とても残念に思う。エンディングの話ではなく、遠回りして二人の出会いを最初から幻想?のようには見せるのが????と思っちゃう。よくわからないし、その前も確かにこう思いが示されるシーンを連続して編集したりするゆえ、ややこしいなーとか、また?とかもう見飽きちゃう。
でもやはりこういう夢の話を見ると人は前向きになったり、満足したりする。特に日本人はこういうようなハリウッドの話が好きだから、評判がいいのも決まっている。
観るべき!!
すごいです!
プロフェッショナルが作る映画だと思った。
緻密に計算されたカメラワークと俳優の動き。照明、音楽、そして完璧なダンスに歌。パーフェクトだと思った。
カットを切らず、超長回しのワンカットで撮影されているのが、まるでミュージカルの「舞台」をそのまま見ているようだった。
セッションの時にも思ったけど、ワンカットで撮る手法が本当に面白い。演奏の生々しさやミュージカルの臨場感を表現するのに最適に思う。
特に、最初の渋滞のシーンは圧巻。
数十人の俳優が入れ替わり立ち替わり歌い踊うのを全てワンカットで撮影するのは、まるでMVのよう。それを映画でやっちゃうパワーがスゴイ!
180度展開していく現場で、裏方の見切れや影が出るのを防ぎながら撮影するのは至難の技だろうと思う。何テイクやってんだろ。
長回しでの撮影は、撮られる方にもとんでもないプレッシャーがかかると思う。ピアノの演奏シーンでは、よくある「手元のカットはプロの演奏の差し替え。」もなく、全部ワンカットで俳優自身が演奏していた。それなのに、練習してます感はなく手慣れているように見えた。素人目線から見ると、プロの演奏に見えるくらい上手。長回しのなかでも、自然な演技、完璧な歌にダンスに演奏、本当に素晴らしかった。
もう一回、大きなスクリーンで観てみたい。
惹かれあうのは必然
まるで遊園地
ジャズピアニストと新人女優が出会い、互いの夢を追う話
まず初めに自分はミュージカル映画初心者であると明記しておく。
それお踏まえてこの作品の感想を書きます。
冒頭の高速道路の場面、情報量の多さとノーカット風の撮り方でいっきにテンションが上がった。
歌といいダンスといいとにかく凄い!これからどんどんこんなシーンが見れるのかと思うとワクワクして期待値が上がっていった。
ミュージカルである必然性などを考えると正直無いよう思えるが、オープニングなので観客を引き込む演出としてはバッチリだ。
物語全体も単純でわかり易い、要所要所でのミュージカルは唐突であるが流れを邪魔せずに綺麗でお洒落な感じがした。
俳優陣の演技とダンス、歌、演奏も一級品で見ごたえ十分だし、ノリノリで気持ちがいい。
また、衣装や背景の色合いも原色を多用していてダイレクトに目に来る。まるで絵画を見ているような幻想的映像体験だった。
予告編にもあった「映画の魔法にかかる」と言うのもうなずける。
舞台もハリウッドなのでまさに夢の世界と現実世界の狭間を行ったり来たりするのにぴったりだ。
最後の展開も切なさとこれから歩む道が想像でき、観客と地続きであるようにも見えた。
ただ、はじめにも書いたが自分はミュージカル初心者、物語の流れに乗ろうと思っても、いまいちなじめない。
ミュージカルである意味を無意識に探してしまった。そして最後まで意味を見つけられなかった。
意味なんて考えるより、とにかく流れに身を任せればよかったのにと思うのだが、鑑賞後に感じたのはただ映画に流されてしまったという感覚。
ある程度映画を見ている自分としては、監督の意図を感じたいとまでは言わないものの、少し位は納得や共感がしたい所であるが、流されっぱなしの自分にはあまり心に残るモノが無かった様に思う。
アカデミー賞14部門を受賞し、今年度の最高峰だと思って身構えてしまったもの悪かったのかもしれない。
純粋に一つの作品として見れれば楽しめたのではないだろうか。
ぐちぐち書いてしまったが、本作品は綺麗でお洒落でノリノリの映画なので深く考えず目の前の映像を楽しむには最高だと思う。
劇中セリフより
「今、私は頂きを目指す」
夢、希望を胸に挑戦の日々を進む
目標があるならそれを叶えるために努力する事、目標が変わっても道のりは残るしこれからの糧になるのだと思う。目指すのが大事。
映画を観た満足感がありました
212-4
力作だけれど、チャーミングには程遠いなぁ
ゴールデングローブ賞7部門受賞、アカデミー賞13部門ノミネートと前評判の高い作品。「観るもの全てが恋に落ちる・・・」という謳い文句も刺激的なこの一篇。
米国ロサンゼルス。
冬でも雪など降らないこの町に、女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、自分の店を持ちたいジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)がいた。
大渋滞のハイウェイですれ違ったふたりは、オーディションに落ちたミアが、ピアノの音色に惹かれて立ち寄った店で再会する。
けれど、セブは店主(J・K・シモンズ)から馘首を言い渡された直後だった。
その夜はクリスマスイヴ・・・
というところから始まる物語で、一言でいえば、ボーイ・ミーツ・ガールもののミュージカル。
そういう意味では、目新しところなど、まるでない。
いや、逆に、ボーイ・ミーツ・ガールの単純物語をミュージカルで魅せようという心意気や良し・・・といいたいところだが、どうにも気勢が上がらない。
成功していないジャズメンと目玉の大きい女優の出逢いの物語。
これって、マーティン・スコセッシ監督『ニューヨーク・ニューヨーク』と同じ設定じゃないの。
あちらはサックス奏者(ロバート・デ・ニーロ)と歌手(ライザ・ミネリ)だったが、こちらはピアノマンとアクトレス。
それに、男性は、どちらかというと陰気なタイプ(失礼、ライアン・ゴズリング)だし、女性は(というか演じている女優は)過去に『キャバレー』の主役を演じている。
すぐには気づかなかったけれど、妙に似通ったところがあることに気づいたのは30分ぐらいしてから。
とすると、どちらか一方が成功して、ふたりは別れて、そして、その後再会して、幸せな日々を送るが、やはりうまくいかなくて別れてしまう、という物語になるのではありますまいか。
そう思い観ていた。
けれど、異様なほど、物語が展開しない。
ミアとセブが、くっつきそうでくっつかない。
ちょっとした障壁やすれ違いで、そうなるのだ。
これは、大昔のMGMミュージカルでも結構あったパターン。
けれども、他愛なく素軽いMGMミュージカルと異なり、演出はいたって鈍重。
笑いを誘う映画じゃないのね。
なんて思っていると、ふたりはくっつき、一方が成功して、蜜月は短い、てな話になる。
やっぱり『ニューヨーク・ニューヨーク』か。
とも思うが、すでに、ここいらあたりで尺の4分の3ぐらいを消化している。
でね・・・
ここからはネタバレ。
何度も引き合いに出して申し訳ないが『ニューヨーク・ニューヨーク』の「そのが再会して」で、幕切れ。
おいおい、そうなの。
たしかに、その後の物語を描いても、単に重苦しいだけの映画になるのだから、「ここで終わり」とするのもいいだろう。
そこに達成されなかった幸せな日々を、ジャズミュージックに乗せて一気に描くという手法を持ってくれば、ハリウッドの映画人は驚くだろうし、「やられた」と思うだろう。
良くいえば、『巴里のアメリカ人』のクライマックスのジャズ版みたいな感じとも言えなくもないが、この手法、『チキンとプラム』や他の映画ですでに用いられている。
ビジネスでの成功は、決して愛の成功ではないというビターな終わりなのかもしれないが、これならば『ニューヨーク・ニューヨーク』の方を上に取る。
オープニングのハイウェイでの群舞のシーンもすごいし、エマ・ストーンとライアン・ゴズリングの歌も踊りも演奏もすごいのだが、踊りのシーンはフワフワしたカメラで腰が据わらないし、背景のCG加工などがうざったい。
特に、オープニング、あたかもワンカットで撮っているように、かつ、ハイウェイの奥まで群舞が続くように見えるが、意外とカット割っていたりしているのもわかちゃう。
ダンスシーンなんか、クレーンでカメラを持ち上げたり、背景をCG加工しなくてもいいのに。
せっかくの演者の魅力が削がれてしまう。
そうそう、それに、楽曲がやはりブルージャズ主体なので、気軽に口ずさめないのも難点。
セブを馘首するJ・K・シモンズがいう台詞、「ブルージャズは絶対だめだ」。
残念ながら、力作だけれど、恋に落ちなかったよ。
切ないなぁ~
日本人の私が言うのもなんですが西洋音楽とJ-POPの垣根が完全に消えたと感じました。映画『LA LA LAND』のストーリを支える2曲の主楽を聴くとそれがわかります。どこか懐かしくて心に染み渡るメロディーラインは日本人が好む旋律ばかりでした。特に私の耳に響いたのは小室さんが安室さんに書き下ろした名曲♪Body Feels EXIT~に似た曲。本作の主楽曲のひとつで物語の重要なシーンで繰り返し演奏されスクリーンを盛り上げます。単純なストーリーですが主役2人の熱演(ダンス、演奏、歌)に観客全員ノックアウトKO負け!偉大なミュージカルスター、フレッド・アステアやジーン・ケリーには敵わないがかなり頑張っています。前評判通りの内容で老若男女が楽しめるミュージカル恋愛映画。その全てが美しい映画!でも、ちょっぴり切なくてねぇ~溜息が出ますよ。
もう一度オープニングが観たい
久しぶりのミュージカル映画。すごく楽しめました。
ミュージカル映画って舞台とかパレードとか時々観てる感覚に覆われる。この映画も、例外ではなかった。
生っぽさとエンターテイメント性、役者の情熱がスクリーンからにじみ出てきてた。
音楽も、カラフルな映像も、もちろんダンスも!
本当に素晴らしくて。
特にオープニングのダンスと演出には圧巻でした!
ダンスのシーンでは、私も足をバタバタしたくなりました(笑)
最後は、、、何とも言えない気持ちになった。
同じように夢を追っていた二人が愛し合ったからこそのストーリー。
男女の柔らかさと強さと、皮肉とそして、やさしさを感じる作品だった。
もう一度オープニングが観たいから、
公開されたら劇場に観にいっちゃうと思います。
夢を叶えるには割り切らなければならないものがある…そんな切ないお話...
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