ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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映画を観た満足感がありました
突然歌って踊り出すミュージカル映画は観ていてちょっと恥ずかしくなるので、あまり好きではありません。
ですが、主人公二人の素晴らしい演技や表情、ちょっと応援したくなるような分かりやすいストーリーで、いつのまにか映画に引き込まれていました。そう思うと彼らの歌や踊りも魅力的に感じてきたかも。
ラストシーンも切なさの残る、それでいてハッピーになれる映画らしい余韻に浸れる作品でした。
余談ですけど、ラララ・ランドかとずっと思ってました。ラ・ラ・ランドですね。
212-4
見るもの全てが恋したくなる、エモーショナルなミュージカル映画。最高でした。これを見たら悪人には成れないと思う。自分は他人を尊重できるようになった…と思う…。音楽も色彩もストーリーもキャラクターもすべて魅力的。サントラが欲しくなるのこと間違いなしで、私はこれを見たあと検索しまくりました。公開もされてないのに円盤が楽しみです。
力作だけれど、チャーミングには程遠いなぁ
ゴールデングローブ賞7部門受賞、アカデミー賞13部門ノミネートと前評判の高い作品。「観るもの全てが恋に落ちる・・・」という謳い文句も刺激的なこの一篇。
米国ロサンゼルス。
冬でも雪など降らないこの町に、女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、自分の店を持ちたいジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)がいた。
大渋滞のハイウェイですれ違ったふたりは、オーディションに落ちたミアが、ピアノの音色に惹かれて立ち寄った店で再会する。
けれど、セブは店主(J・K・シモンズ)から馘首を言い渡された直後だった。
その夜はクリスマスイヴ・・・
というところから始まる物語で、一言でいえば、ボーイ・ミーツ・ガールもののミュージカル。
そういう意味では、目新しところなど、まるでない。
いや、逆に、ボーイ・ミーツ・ガールの単純物語をミュージカルで魅せようという心意気や良し・・・といいたいところだが、どうにも気勢が上がらない。
成功していないジャズメンと目玉の大きい女優の出逢いの物語。
これって、マーティン・スコセッシ監督『ニューヨーク・ニューヨーク』と同じ設定じゃないの。
あちらはサックス奏者(ロバート・デ・ニーロ)と歌手(ライザ・ミネリ)だったが、こちらはピアノマンとアクトレス。
それに、男性は、どちらかというと陰気なタイプ(失礼、ライアン・ゴズリング)だし、女性は(というか演じている女優は)過去に『キャバレー』の主役を演じている。
すぐには気づかなかったけれど、妙に似通ったところがあることに気づいたのは30分ぐらいしてから。
とすると、どちらか一方が成功して、ふたりは別れて、そして、その後再会して、幸せな日々を送るが、やはりうまくいかなくて別れてしまう、という物語になるのではありますまいか。
そう思い観ていた。
けれど、異様なほど、物語が展開しない。
ミアとセブが、くっつきそうでくっつかない。
ちょっとした障壁やすれ違いで、そうなるのだ。
これは、大昔のMGMミュージカルでも結構あったパターン。
けれども、他愛なく素軽いMGMミュージカルと異なり、演出はいたって鈍重。
笑いを誘う映画じゃないのね。
なんて思っていると、ふたりはくっつき、一方が成功して、蜜月は短い、てな話になる。
やっぱり『ニューヨーク・ニューヨーク』か。
とも思うが、すでに、ここいらあたりで尺の4分の3ぐらいを消化している。
でね・・・
ここからはネタバレ。
何度も引き合いに出して申し訳ないが『ニューヨーク・ニューヨーク』の「そのが再会して」で、幕切れ。
おいおい、そうなの。
たしかに、その後の物語を描いても、単に重苦しいだけの映画になるのだから、「ここで終わり」とするのもいいだろう。
そこに達成されなかった幸せな日々を、ジャズミュージックに乗せて一気に描くという手法を持ってくれば、ハリウッドの映画人は驚くだろうし、「やられた」と思うだろう。
良くいえば、『巴里のアメリカ人』のクライマックスのジャズ版みたいな感じとも言えなくもないが、この手法、『チキンとプラム』や他の映画ですでに用いられている。
ビジネスでの成功は、決して愛の成功ではないというビターな終わりなのかもしれないが、これならば『ニューヨーク・ニューヨーク』の方を上に取る。
オープニングのハイウェイでの群舞のシーンもすごいし、エマ・ストーンとライアン・ゴズリングの歌も踊りも演奏もすごいのだが、踊りのシーンはフワフワしたカメラで腰が据わらないし、背景のCG加工などがうざったい。
特に、オープニング、あたかもワンカットで撮っているように、かつ、ハイウェイの奥まで群舞が続くように見えるが、意外とカット割っていたりしているのもわかちゃう。
ダンスシーンなんか、クレーンでカメラを持ち上げたり、背景をCG加工しなくてもいいのに。
せっかくの演者の魅力が削がれてしまう。
そうそう、それに、楽曲がやはりブルージャズ主体なので、気軽に口ずさめないのも難点。
セブを馘首するJ・K・シモンズがいう台詞、「ブルージャズは絶対だめだ」。
残念ながら、力作だけれど、恋に落ちなかったよ。
切ないなぁ~
日本人の私が言うのもなんですが西洋音楽とJ-POPの垣根が完全に消えたと感じました。映画『LA LA LAND』のストーリを支える2曲の主楽を聴くとそれがわかります。どこか懐かしくて心に染み渡るメロディーラインは日本人が好む旋律ばかりでした。特に私の耳に響いたのは小室さんが安室さんに書き下ろした名曲♪Body Feels EXIT~に似た曲。本作の主楽曲のひとつで物語の重要なシーンで繰り返し演奏されスクリーンを盛り上げます。単純なストーリーですが主役2人の熱演(ダンス、演奏、歌)に観客全員ノックアウトKO負け!偉大なミュージカルスター、フレッド・アステアやジーン・ケリーには敵わないがかなり頑張っています。前評判通りの内容で老若男女が楽しめるミュージカル恋愛映画。その全てが美しい映画!でも、ちょっぴり切なくてねぇ~溜息が出ますよ。
もう一度オープニングが観たい
久しぶりのミュージカル映画。すごく楽しめました。
ミュージカル映画って舞台とかパレードとか時々観てる感覚に覆われる。この映画も、例外ではなかった。
生っぽさとエンターテイメント性、役者の情熱がスクリーンからにじみ出てきてた。
音楽も、カラフルな映像も、もちろんダンスも!
本当に素晴らしくて。
特にオープニングのダンスと演出には圧巻でした!
ダンスのシーンでは、私も足をバタバタしたくなりました(笑)
最後は、、、何とも言えない気持ちになった。
同じように夢を追っていた二人が愛し合ったからこそのストーリー。
男女の柔らかさと強さと、皮肉とそして、やさしさを感じる作品だった。
もう一度オープニングが観たいから、
公開されたら劇場に観にいっちゃうと思います。
もう一度観たい映画です。
試写会で観ました。前評判がとても高かったので、期待していたのですが、予想をはるかに上回る作品でした。素敵な音楽と踊りで、あっという間の二時間でした。劇場公開したら、もう一度観たいと思っています。
夢を叶えるには割り切らなければならないものがある…そんな切ないお話...
夢を叶えるには割り切らなければならないものがある…そんな切ないお話を、華麗なミュージカルでくるんだ作り。
『アーティスト』同様、あらすじそのものはありきたりだけど、見せ方の上手さが光った感じ。
主演2人の華の良さも大きいと思う。R・ゴズリングではなく当初の主演予定だったマイルズ・テラーでは、同じ華は出せなかったかも。
あと関係ないけど、近年でもちょっと記憶にないぐらい試写への半端ない力の入れようを感じた。ギャガも相当気合入っているねぇ。
傑作
Filmarks枠で当選した試写会inTOHOシネマズなんば。
めっっっちゃよかった、どストライクでした……………ストーリー、歌、衣装、映し方。一つの壮大なショーを見たような、歴史を感じたような気分になりました。
ジャズピアノ、女優志望、舞台がロサンゼルスと少しでも自分とリンクするところが沢山あったのも印象的でした。あっ私は女優志望というわけではありませんが。笑
上映が終わったあと思わず拍手をしてしまう、陶酔するあまりに映画に詳しい先輩と来たのに無言になってしまう作品(笑)
もちろんいい意味で。
言葉にならないくらい幸せな時間でした…!!
音楽も素晴らしくて、あまりジャズには詳しくないはずなのになぜか聞き覚えのあるような、ララランド(ロサンゼルス、夢の国)にいざなうような旋律に歌、時折のダンスでした。開始3分で心が奪われるような映画が今までにあったでしょうか。カップラーメンができるのと同じ時間です。信じられませんね。笑
…少し調子に乗りました。
吹き替えなしのピアノ、大勢のダンサーと踊るオープニング、特にオープニングのシンガーは誰かもわからないというところ(話が戻った)嫌いと言いつつもお互いが気になる様子、ロサンゼルスの町並み、お家でのデュエット、すれ違う2人、そしてエピローグとなる仮想。すべてが魅力的です。オスカー作曲賞・主演男優賞・主演女優賞は決まりで(他の作品見ていないのに言うな)
間違いなく、忘れられない映画になると思います。サントラCD予約しました。笑
冒頭のモブシーンだけで泣ける、物語の色彩の変遷が美しい忘れがたい傑作
売れない女優ミアと場末のジャズピアニスト、セバスチャンの恋物語を描いたミュージカル。スクリーンに"シネマスコープ"のロゴが現れてからの冒頭のモブシーンだけで「今、私は史上かつてないほどに美しい映画を見ている」と直感しました。
遥か昔の古き良きハリウッド映画への壮大なオマージュでありながらあくまでも現代劇。ふんだんに使われるマジックアワーでのロケ撮影に、計算され尽くした色彩美とテクニカルな撮影テクを駆使したセット撮影。現代映画表現の可能性を飛躍的に押し拡げた映像の端々でさりげなくハリウッド映画の栄枯盛衰を総括しながら、すれ違っては引き寄せられる主人公達の揺れ動く心情をビビッドな色彩とエモーショナルなサウンド、リズミカルでメルヘンに満ちたダンスで表現。主人公2人の織りなすリリカルなドラマに何度も涙が溢れ、そしてついに訪れる驚天動地のクライマックス。これをスクリーンで鑑賞できたことは至上の悦びです。
必見!
音楽がいいですね~。
題名通り、Los Angelsの名所がいろいろ出てきますし、現実離れもしてます。
ストーリーも単純ではなく、ラストの展開に一瞬驚きました。
見終わった後、間違いなく幸せな気分になれます。
久しぶりに上映中の拍手を聞いた!
LA滞在中に観て参りました。渡米中は必ずシアターに行くのですが、久々に観客の拍手を聞きました。
オープニングすぐと終了後に。
これからの上映なのであまり詳しい事は書きません。
ですが、本当に素敵な映画です。音楽もまた素晴らしい!
素敵な夢を観た気分でした。日本でもまた観に行きます!
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