ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
全1464件中、121~140件目を表示
人生はうまくいかない
初めての鑑賞
かつての黄金時代のジャズにこだわる男と売れない女優
最後は男は音楽家として成功し、自分のジャズクラブを持ったし
女も女優として売れっ子になった
でも二人は愛し合っていたはずなのに
別々の人生を歩むことになった
人生って思うようにいかないですな
フランスのジャック・ドウミ監督風の新しいアメリカ・ミュージカルの傑作
デミアン・チャゼル脚本・監督で、主演がライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの2016年海外公開の米国ロマンティック・ミュージカル。
当時話題となっていたのは覚えているが強い食指は覚えず映画館では見損なっていて、アマゾン・プライムビデオで遅ればせながら鑑賞。お洒落なフランス・ミュージカル的なものにダイナミッックなハリウッッドミュージカルの要素を満載したこの映画は、予想外であるが自分には大変に魅力的であった。
最初のシーンから度胆を抜かれた。色とりどりの車の上で歌って踊っての群衆劇は見覚えが無く、舞台のロサンゼルスを象徴もしていて関心させられた。
最初何処かオタク的で、冴えない奴の様に見えていたライアン・ゴズリングがどんどんと魅力的に見えてくる彼の演技と監督の演出が素晴らしかった。ナイーブな彼の想いを象徴する様な海のほとりで一人歌うシーンが、歌詞と声が相まっていてとても素敵だ。自らによるらしいジャズからロック調に渡る幾つかのピアノ・キーボードの演奏も素晴らしい。
自分史をなぞる様な設定でのエマ・ストーンの演技を感じさせない存在感も印象的。ゴズリングとのダンスシーンもチャーミングで楽しげで魅せられた。
結局実現しなかったが、2人の愛成就のイメージ像をメルヘン調の映像として見せたのも、現実の対比として、また若き頃の恋愛の切なさ・やるせなさを観客に思い起こす上手いストーリー展開と感心させられた。
そして何よりジャスティン・ハーウイッツによる音楽が素晴らしかった。ひとつひとつの曲も良かったが、映画全体として主題・モチーフが様々に変化する音楽が交響曲大作の様で、トータルでも感動させられた。
ストーリーと色使いの下敷きはフランスのジャック・ドウミ監督の「シェルブールの雨傘」で、映像と音楽的には同監督の「ロシュフォールの恋人たち」がベースにあると思った。監督来日時に指摘された様だが、光るグラスの映像、黄色の使い方、照明の色変化を反映する綺麗な映像は鈴木清順監督の「東京流れもの」と類似していた。これら過去の映画の良いところを上手く抽出して、米国のメルヘン調(オズの魔法使い風)と伝統的ダイナミズム、更にオリジナルなものを加え、それらを大きく超えた新しいミュージカルに仕上げたチャゼル監督の手腕に脱帽。何度も見てみたいと思わせる傑作であった。
ストーリーはベタだけど音楽は最高
アカデミー賞取ってるし、最近テレビやCMで曲が流れるせいか子供が口ずさみ始めたので、BDですがしっかり見ようと思い鑑賞した次第です。
総評は表題の通りですが、オープニングの高速道路のシーンはど頭から圧倒されますし、終盤の回想シーンはなかなかグッとくるものがありました。
まぁストーリー的には中盤で2人が結ばれる時点でなんとなく先が読めちゃうぐらいありがちな物でしたし、ちょいちょい「そこはサラッといくのね…」と言う点は否めませんでした。
ただミュージカル作品である事を考えれば許容範囲かなと思います。(むしろミュージカル作品であるが故に救われてるとも捉えられるかと)
ちらほら低評価も見られますが、この作品はストーリーの細部を突き詰めるよりはミュージカル作品であると割り切って見るとそんなに悪い作品ではないと思います。
音楽素晴らしい
もっと早く観たかった!
完全に面食らった!
レビューも難しくて書けない。
ロス旅行、この映画観てから行けば良かった!
ってかまたロスに行く気満々!
ともかく観なきゃ始まらない!
一言だけ。
「こんなに悲しくて切ないハッピーエンドは見たこと無い!」
是非ご覧あれ!
ミュージカルものは苦手なんだけど、、、
これはミュージカルじゃないと表現できない作品ですね。最後の2人のシーンは、楽しい音楽がバックで流れてないと、死にたくなるレベルで悲しい。好きな人が別の人とくっついてる前で演奏とか、死ぬわ。
ミュージカルの良さを最大限に1000%ひき出してる😇
泣きたい人が見るべき映画。
途中の描写はよくあるアーティストの成長譚的な感じと恋愛もの。
ただし、ミュージカル要素が無いとこの物語は成立しないし、むしろミュージカルというジャンルのために作った映画なんじゃないかと思える。
喜怒哀楽の表現がとても気持ちいい。人の感情を揺さぶるという目的ならもうこの上ない完成度。
ミュージカル映画はその時々の感情をストーリーをぶった切って演者が踊り始めるのだが、これはその違和感が全然ない。
スムーズに繋がるし、ぶった切ることによるデメリットが物語の最後に最高のメリットになる。(走馬灯みたいなものだけどね笑)
オープニングは最高!
渋滞のフリーウェイでのダンスシーンはオープニングだったのでビックリ。それだけでも観る価値がある。
意外とミュージカルの部分は多くなく、セブ(ゴズリング)がピアノを弾くシーンが多かった。往年のMGMミュージカルなんかと比べても遜色ない印象だが、それよりも注目したのはセブがジャズ好きだということ。ミア(ストーン)にもジャズを好きになってもらいたいだとか、演奏するより店を持つことの方が彼の夢だったようだ。演技の参考になるからといって、名画座での『理由なき反抗』で待ち合わせするところもいい。なんてったって、ミアが付き合い始めて間もない男を振ってだったんだから・・・
夢を叶えるためには嫌な仕事もしなくてはならない。ロックだって演奏するし、最初の“冬”のバーではジングルベルを仕方なく弾き、その後でフリージャズになったりして、クビを言い渡される。このシーンが終盤に重要な意味を持っている。直後に「演奏が良かった」と言おうとしたミアが近づくと、セブはズンと付き飛ばしてしまったのだ。
セブは昔のバンド仲間キース(レジェンド)から声をかけられ、ソウルフルな音楽を弾くことになった。そのバンドが売れに売れて、アルバム録音やツアーなどでミアにも会えなくなってしまう。一方のミアは一人芝居の公演を企画しても空席が目立つことに失望し、女優の道も諦めかけていたところへ、オーディションの通知が来る。そして、ようやく映画女優としての道が開けてきたのだ。
冬、春、夏、秋、と季節ごとに章立てしてあるが、2人がそれぞれ夢を現実にしつつあった直後に、“5年後”というテロップが。ミアはセブと別れ、違う人と結婚して子供もいる。ハイウェイが渋滞していたため、降りて食事へと出かける夫婦。そこのバーはSEB'Sという名で、セブがピアノを弾くジャズバーだったのだ。ミアとセブの目があった瞬間。かつてソロで弾いた曲を弾き始める・・・と、2人の出会った世界にタイムスリップ!この展開が絶妙。え、ほんとにタイムスリップしてやり直したのか?!と驚きもしましたが、曲が終わると、また現実に。物悲しいラストでした。
ライアン・ゴズリングがたまらない
大好きな作品。セブとミアの決断も秀逸。
素敵という言葉では足りないけど素敵といいたい。
後を引く切なさに胸が苦しくなるけど、それでも何度でも見たくなる映画。
あのまま二人が結ばれていたら・・・って思わずにはいられないけど、あの別れがあったからこそ二人の夢は叶った。
ラストのライアン・ゴズリングの笑顔がたまらない。
ミュージカルシーンも素晴らしい。これぞエンターテインメント。
メルヘンチックなミュージカル映画
天才女優降臨
私は大好き
オマージュ満載の傑作ミュージカル
アカデミー作品賞を受賞した「シカゴ」にはがっかりしたが、この映画は久々に感動したミュージカルだ。
全編ジャック・ドゥミの「ロシュフォールの恋人たち」のような、フランス的?な印象を受けた。あと、「メリーポピンズ」の絵の中の世界に入るシーンと似たところ、タップダンスも他の何かのミュージカルへのオマージュンなのか、つまりこの監督はこよなくミュージカルを愛しているんだろうね。
この映画が好きになれない人は、多分最後のほうで、いきなり5年後に変わって、しかも想像と違った展開になっていて、その理由もわからない点だと思う。確かにそうかもしれないが、それは観客の想像に任せるとして、結局お互い、自分達の夢が実現できたけれど、もしかしたら失ったものも大きかったということではないでしょうか。
最後、彼女が彼のピアノを弾くのを聞きながら、彼女の空想のシーンは胸にジーンときます。別れ際、彼女は泣かないようにあえて笑おうとしている、なんとも複雑な表情がすばらいい。バックに何度も流れる哀愁を帯びたメロディーが心に残る。
ミュージカルはいいね
とりあえず車の屋根心配
50年代ミュージカルのように全てハッピーエンドといかないところがアメリカ、というか世の中が進化してるということなのかな。アステアやジーンケリーが超絶タップを楽しげにこなしてるのに比べこのお二人は「さぞたくさん練習したんでしょうね」という危うい緊張感が伝わってくる。が、演技は超一級。R.ゴズリングの伏し目がちなひねくれ感や、E.ストーンのポテンシャルありそうでいまいち花咲かない感がとてもリアルで、寄り添ってあげたくなる可愛げがあった。ジャズカルテットで楽器が主役を取り合うシーンがミュージカルとの共通点を示唆しているようで新鮮。観終わると自分の人生振り返っちゃったりしてほろ苦い話だが、当面通勤の時はオープニングテーマを聴きながら気分上げていこう。
最初良かった
全1464件中、121~140件目を表示