ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ミュージカルものは苦手なんだけど、、、
これはミュージカルじゃないと表現できない作品ですね。最後の2人のシーンは、楽しい音楽がバックで流れてないと、死にたくなるレベルで悲しい。好きな人が別の人とくっついてる前で演奏とか、死ぬわ。
ミュージカルの良さを最大限に1000%ひき出してる😇
泣きたい人が見るべき映画。
途中の描写はよくあるアーティストの成長譚的な感じと恋愛もの。
ただし、ミュージカル要素が無いとこの物語は成立しないし、むしろミュージカルというジャンルのために作った映画なんじゃないかと思える。
喜怒哀楽の表現がとても気持ちいい。人の感情を揺さぶるという目的ならもうこの上ない完成度。
ミュージカル映画はその時々の感情をストーリーをぶった切って演者が踊り始めるのだが、これはその違和感が全然ない。
スムーズに繋がるし、ぶった切ることによるデメリットが物語の最後に最高のメリットになる。(走馬灯みたいなものだけどね笑)
オープニングは最高!
渋滞のフリーウェイでのダンスシーンはオープニングだったのでビックリ。それだけでも観る価値がある。
意外とミュージカルの部分は多くなく、セブ(ゴズリング)がピアノを弾くシーンが多かった。往年のMGMミュージカルなんかと比べても遜色ない印象だが、それよりも注目したのはセブがジャズ好きだということ。ミア(ストーン)にもジャズを好きになってもらいたいだとか、演奏するより店を持つことの方が彼の夢だったようだ。演技の参考になるからといって、名画座での『理由なき反抗』で待ち合わせするところもいい。なんてったって、ミアが付き合い始めて間もない男を振ってだったんだから・・・
夢を叶えるためには嫌な仕事もしなくてはならない。ロックだって演奏するし、最初の“冬”のバーではジングルベルを仕方なく弾き、その後でフリージャズになったりして、クビを言い渡される。このシーンが終盤に重要な意味を持っている。直後に「演奏が良かった」と言おうとしたミアが近づくと、セブはズンと付き飛ばしてしまったのだ。
セブは昔のバンド仲間キース(レジェンド)から声をかけられ、ソウルフルな音楽を弾くことになった。そのバンドが売れに売れて、アルバム録音やツアーなどでミアにも会えなくなってしまう。一方のミアは一人芝居の公演を企画しても空席が目立つことに失望し、女優の道も諦めかけていたところへ、オーディションの通知が来る。そして、ようやく映画女優としての道が開けてきたのだ。
冬、春、夏、秋、と季節ごとに章立てしてあるが、2人がそれぞれ夢を現実にしつつあった直後に、“5年後”というテロップが。ミアはセブと別れ、違う人と結婚して子供もいる。ハイウェイが渋滞していたため、降りて食事へと出かける夫婦。そこのバーはSEB'Sという名で、セブがピアノを弾くジャズバーだったのだ。ミアとセブの目があった瞬間。かつてソロで弾いた曲を弾き始める・・・と、2人の出会った世界にタイムスリップ!この展開が絶妙。え、ほんとにタイムスリップしてやり直したのか?!と驚きもしましたが、曲が終わると、また現実に。物悲しいラストでした。
ライアン・ゴズリングがたまらない
大好きな作品。セブとミアの決断も秀逸。
素敵という言葉では足りないけど素敵といいたい。
後を引く切なさに胸が苦しくなるけど、それでも何度でも見たくなる映画。
あのまま二人が結ばれていたら・・・って思わずにはいられないけど、あの別れがあったからこそ二人の夢は叶った。
ラストのライアン・ゴズリングの笑顔がたまらない。
ミュージカルシーンも素晴らしい。これぞエンターテインメント。
メルヘンチックなミュージカル映画
天才女優降臨
私は大好き
オマージュ満載の傑作ミュージカル
アカデミー作品賞を受賞した「シカゴ」にはがっかりしたが、この映画は久々に感動したミュージカルだ。
全編ジャック・ドゥミの「ロシュフォールの恋人たち」のような、フランス的?な印象を受けた。あと、「メリーポピンズ」の絵の中の世界に入るシーンと似たところ、タップダンスも他の何かのミュージカルへのオマージュンなのか、つまりこの監督はこよなくミュージカルを愛しているんだろうね。
この映画が好きになれない人は、多分最後のほうで、いきなり5年後に変わって、しかも想像と違った展開になっていて、その理由もわからない点だと思う。確かにそうかもしれないが、それは観客の想像に任せるとして、結局お互い、自分達の夢が実現できたけれど、もしかしたら失ったものも大きかったということではないでしょうか。
最後、彼女が彼のピアノを弾くのを聞きながら、彼女の空想のシーンは胸にジーンときます。別れ際、彼女は泣かないようにあえて笑おうとしている、なんとも複雑な表情がすばらいい。バックに何度も流れる哀愁を帯びたメロディーが心に残る。
ミュージカルはいいね
とりあえず車の屋根心配
50年代ミュージカルのように全てハッピーエンドといかないところがアメリカ、というか世の中が進化してるということなのかな。アステアやジーンケリーが超絶タップを楽しげにこなしてるのに比べこのお二人は「さぞたくさん練習したんでしょうね」という危うい緊張感が伝わってくる。が、演技は超一級。R.ゴズリングの伏し目がちなひねくれ感や、E.ストーンのポテンシャルありそうでいまいち花咲かない感がとてもリアルで、寄り添ってあげたくなる可愛げがあった。ジャズカルテットで楽器が主役を取り合うシーンがミュージカルとの共通点を示唆しているようで新鮮。観終わると自分の人生振り返っちゃったりしてほろ苦い話だが、当面通勤の時はオープニングテーマを聴きながら気分上げていこう。
最初良かった
ずっと愛してる…
ストーリーは単純そうに見えて結構現実的です。
夢を持ちながらも壁にぶち当たり、上手くいっていない現状に挫けそうになっている男女。
若い時程夢は輝いていてなりふり構わず突っ走れていたのに、ある時を境に生きていくためにはそれなりに妥協して周りに順応しなければならなくなる。
周りに認められず自分を否定されたように感じ打ちひしがれる。
そんな落ちている時に出逢う2人。
お互い鏡のような存在で、ある意味最初は眼中にない。
特に男側は恋愛だのそれどころじゃない夢追い人で自分の良いと思うものしか奏でたくない、こんな単調な曲じゃなくリアルなジャズがしたいんだ‼︎誰か俺のこの才能を見出してくれ‼︎といった具合に上司の指示も無視して我を通す。
だからクビ。
だけど彼女だけが彼の演奏に胸を打たれていた。
そんな彼女をガン無視。
そりゃ印象悪いよ。
まぁクビにされた直後だからね…。
何だかんだご縁があり惹かれ合う2人。
ステップステップチャラララ〜ン
ライブで1テイクですよ!きっつ。
お互いに夢を語りそれを叶えるために応援し合える関係性は素敵です。
付き合いたてって一番幸せだなぁーって観てて思いました。恋したーい‼︎
だけどたった一言で心が離れていく。
でもその一言はきっかけにしか過ぎなくて、お互いが口に出さずとも感じていたことではあるんですよね…。
だからそれを口に出してしまうと決定打になってしまうんですよ…。
彼は2人の将来を考えたからこそある意味自分の夢を封印して確実な成功を選んだ。
彼女は心細くて逃げ出したい時に支えて欲しいし、悲しい時には隣にいて励まして欲しい。
一緒にいる筈なのにすれ違い孤独を感じる。
取り組んでるものや関わっている環境が全く同じではないから仕方ないのだけど…。
本当に愛してる人には自分の為に夢を諦めないで欲しい。
そもそも出逢った時はお互い夢を持っていたから自分に重ねて誰よりも心から応援することができていたと思う。
諦めそうになる時に背中を押してくれる存在は本当に大事です。良い出逢いです。
2人の何の障害もない明るい未来を思い描くのが切ない。
でも人生山あり谷ありだからこそ切磋琢磨して人間に深みが出てくるんじゃないかな。
苦労を共にしたからこそ、その絆は永遠に輝き続けるのだと思います。
本当に愛しているからこそその人にとっての最善の道に頑張れ!絶対に君なら大丈夫!才能があるんだから!って応援して送り出せる。
ずっと愛してる…。
単純な感想⇨
なんで取り敢えず会わないの⁉︎
以上。
夢を取るか、愛を取るか!? 2人の恋の行方は…?
ミュージカル映画
夢のような演出の映像の中に映る、人間らしい恋愛模様と、最後には主人公の夢が叶う映画。
とはいえそこそこ人間らしい恋愛らしく、だらしない、いつか夢がかなったらいいなあとなあなあ暮らす生活模様をおくる男女が見られる。
そんな主人公が夢を叶えて過去を懐かしむ。
なにか会話をしながら流れていても不快にならないそんな映画なイメージだった。
傑作!
新しい感覚のミュージカル映画です。
いやぁ~、ケチのつけようがない。
傑作だと思う(僕がジャズ・ファンで、ジャズに思い入れがあるから、多少評価が甘くなるかもしれないけど、この際ご容赦願いたい)。
「ミュージカルが苦手」という方もじゅうぶん楽しめるのではないでしょうか。
取り立てていうほどのこともないストーリー。
けれど、そのストーリーを、これだけ上質で魅力的なエンターテインメントに仕上げた監督の並々ならぬ力量に感服する。
『ロシュフォールの恋人たち』にインスパイアされたという色彩豊かな映像美と、躍動感。
冒頭のハイウェイのシーンは、きっと映画史に残るだろう(最初観たときは、しょっぱなから、こんだけハイ・テンションで大丈夫かなと心配しました)。
また音楽が抜群だ。
よくこれだけのサントラを作れたもんだと感心します。
ダンス・シーンに流れる音楽を聴いただけで、ワクワクしませんか?
どの場面もいいけど、僕が一番グッときたのは、ミアのオーディション・シーン。
勇気づけられました。胸が熱くなりました。
♫彼女が私に教えてくれたこと:
「大事なのは少しの狂気
それが誰も見たことのない色を放つのよ
行き着く先なんて誰にも分からないでしょ?
だから私たちみたいな存在が必要とされるの」
だからおいで、反逆者たちよ
波紋を生む小石よ
画家に、詩人に、役者たちよ
夢追い人たちに、乾杯
愚かに見えるかもしれないけれど
張り裂けそうな心に、乾杯
私たちの引き起こすゴタゴタに、乾杯(※) ♫
とにかく、素晴らしい映画!
こんな時代にミュージカルをつくろうと思った、デイミアン・チャゼルの心意気に乾杯!
淀川長治先生にも観せたかった。
※歌詞は『ラ・ラ・ランド』サウンド・トラックのライナー・ノートから引用させていただきました。
対訳:今井スミさん
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