ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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互いに納得しているからこその切なさ
夢と現実に挟まれた大人の男女の恋愛。
序盤はダンスと音楽が恋愛の高揚感をより高めてくれる。
お互いに夢を目指し励まし合うも、生活のために段々とやりたいことができなくなって擦れ違う2人。
軌道に乗り始めると、互いを尊重し合うからこその別れ。
ここまででも十分グッときてるのに、最後のifを観ていたら自然と涙が出てきていた。
もしも2人でそのまま一緒にいられたら、そんな気持ちを抱えながらも、これで良かったんだと言うように最後に微笑む2人が本当に切なかった。
このファンタジーとリアルが、経験した事が無いのに共感以上に深く心に突き刺さってきた。
ハッピーエンドなのにこんな気持ちになるなんて思わなかった。
もう一度観たいと思える映画です。
夢は叶えるもの。
夢はつまり、思い出のあとさき
ミュージカルだけども、現実と向き合う。
ミュージカル映画があまり好きではないですが、セッションのメガホンをとったチャゼル監督ということでとても楽しみにしていました。
結果は、期待以上。若者たちの夢と現実。ただ良かったで終わらせるのではなく、どうしようもない不条理を切ないメロディーに乗せて進めていく魅せ方に時がたつのを忘れてしまいました。
セッション同様、最後の数分間はスクリーンの向こうで見ているような感覚。見終わった後、もやっとするけれども穏やかな気持ちになりました。
ずっしりきました
作曲賞は確実じゃないかな
はやくサントラCDが欲しい…
夢追い人に向けた映画なのだね
これ恋したくなるし
夢追いたくなる
しかし切なさがすごかったなあ…
ハッピーエンドじゃないミュージカルって
ありなのかい!?!
でもね、これそうじゃないから
心に残るのかもしれないとも思ったり
なんか普通の映画にみえて
普通じゃなかったっすね
違和感が良かった
満足度の高い贅沢な映画だったなあ
最後の妄想シーン
あれがあってこの映画が締まるのですね
夢と現実と、両面を見てるような映画
それがこの映画のキーワードなのかな
2人の夢が叶うために
2人の恋は叶わない
映画自体が夢のようで
2人の世界にどっぷり浸った
音楽のセンスが合わず
50年代ハリウッド黄金期な雰囲気を現代のミュージカルに監督の前作同様ジャズを鳴らしてみたり。
R・ゴズリングの渋いスーツの着こなしにフィフティーズな感じは格好良かったがオスカーにノミネートされる理由が解らず彼の良さが演技的には薄れている本作。
E・ストーンを輝かせる為の相手役程度でR・ゴズリング好きには多少の消化不良が。
唐突に始まるミュージカルシーンからのタイトルに二人で浮いて宇宙の果てまで、ラストの出会ってから別れずにいたらの素敵なシーンと。
あれだけ映画全編、音楽が流れていながらこちらのテンションが上がることは無く終始冷静にポカーンと鑑賞してました。
「シング・ストリート」の体育館みたいなトコでのフィフティーズなライブシーンや「Mommy/マミー」での母親が息子の将来を想像するシーンのように音楽と場面展開でテンションが上がる素晴らしい素敵な気持ちにさせてはくれない。
物語は単純でお互いが夢を追い挫折し惹かれあって夢が成功し一緒にはなれない。
ソコにちょこちょことミュージカルを入れてくる。
映像の暗さにカメラワークのイチイチ動く感じのウザさにやはり楽曲の悪さ加減。
ミュージカル映画は基本的に興味は無いし好きなミュージカル映画はJ・ウォーターズの「ヘアスプレー」に「クライ・ベイビー」だし「セッション」も音楽が嫌いでドラムにジャズなら「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」だしこの監督は脚本が単純で物語が冷静に考えれば二作とも単純明快な感じ。
全体的な映像のLOOKは素晴らしいとは思うが単純過ぎる物語とセンスの無い音楽にハマれない。
2018/9/16......。
久々に鑑賞してみたら差し障りなく楽しめる作品ではあるなぁ!?と普通に面白い。
過大評価をされているとは思うけれど全体的に悪くないしまぁR・ゴズリングが出ていなかったらソウでもないのは否めない。
ちょっと期待はずれ
期待し過ぎは凶
ミュージカルはハッピーエンドであってほしい。ハッピーの定義にもよるが夢を叶えて欲しい。
確かに二人とも成功しているようだが、別々の人生を歩んでいる。
たまたま交差した一瞬に元恋人との結婚生活を夢想するって、、、
エンドロール後にハッピーエンドが見えない。
楽しくて切ない気持ちでいっぱいになりました。
ミュージカルってあまり得意な方じゃないので今まで観る機会が少なかったんですが、まもなくアカデミー賞の授賞式というわけで激混みになる前にと観て来ました。名古屋の映画館はほとんど満席にならないんですが、流石に前評判の高いこの作品だけのことはあって6割前後の入りでした。(これってすごいんですよ!ねぇ名古屋市民の皆さん⁈)
さて本題ですが、私の苦手なミュージカル感満載って感じではなく、歌への入り方がとても自然で途中ミュージカルを観てるんだってことを忘れていました。最初の渋滞シーンは圧巻ですね。ここはオープニングの盛り上げがいきなり最高潮に達して素直にワクワクしました。とても気持ちよく観られましたが、エンディングは切なすぎましたね〜。いい映画でした。
デート使用と三半規管には気をつけて
私の考える王道と違う
だがそこが良い(笑)
前情報は、ミュージカル映画・ポスターと予告・セッションの監督。
軽快なメロディとカラフルな画を見て(所々メアリーポピンズっぽさを感じた)、監督さん前作と全く違う方向性に進んだなぁと思ったのですが、最後の最後に破局したのを見てびっくりすると共になんか安心した。監督さん変わってないなと。
芸術や芸術に対する情熱と、そこに至る過程で発生する諸々のエゴの対比が相変わらず強烈ですと。子供のように夢を語りながら大人の世界の汚さはちゃんと語る。
ミアなんて結婚して子どもいるし!全然ずっと愛してないじゃん!でも女にとって5年は貴重なんですよ!分かる分かるミア悪くない!みたいな。
ハッピーエンドしなくても人はそこそこ幸せに生きていけるのです。
なんだか皮肉を感じたけど、そこが小気味良い。
最近マディソン郡の橋を見たけど、叶わない恋は美しいのだなぁ。
振り返りシーンが美化されているのがこれぞ恋の魔法だなって思いました。
横道にそれた楽しみ方をしたけど、普通に涙ボロボロ流しながら切なく泣きました。
古き良き新しい映画
デイミアン・チャゼル監督作品は「セッション」以来で二作目。
「セッション」は、素晴らしい映画だと感じた。あのいつ破裂してもおかしくないような緊張感とラストシーンでの開放感。気持ちよ過ぎた記憶がある。
今作は、黄金時代の作品やジャック・ドゥミ作品を意識しながら、でも全く持って新しい感覚の現代のミュージカル映画。
観終わった後に真っ先にそう感じた。
比べる事に意味は全くないし、何より無粋でしかない。過去を踏まえて、今この瞬間にミュージカル映画を撮るならこうなるという、ある種の答えのよう。
昨年10月に予告編を観てから、早く観たくてどうしようもない気持ちになっていた。
また、個人的に、過去のミュージカル映画は好きなので、オリジナルストーリーの新作ミュージカル映画は、心待ちにしていたものでもある。期待と不安を抱えて待っていたが、いざ始まってみると、素晴らしくて素晴らしくて・・・。渋滞シーンが始まった瞬間に、既に感極まった。
渋滞シーン、パーティーに向かうまでの支度のシーン、天文台のシーン・・・。どれをとっても、美しく、楽曲も気持ちよく長く耳に残る。
勿論ラストシーンも。あれは切ない。
途中、タップシューズに履き替えるところや、歌や踊りも自然な感じに、控えめなところが、また良かった。こういうところの感覚が素晴らしいんだよなぁ。
ロサンゼルスという街の良さを、これでもかと描いているのもナイス。これだと訪れてみたくなる。
あんまり意味はないのかもしれないけれど、天文台のシーンまでは、エマ・ストーンがスクリーンに写っている時は、殆ど、赤い何かが画面のどこかに写っていたように観えた。
その後は、写っていないところもあったように感じるが、もう一度観て確認しようかと思う。彼女の気持ちか何らかの変化を表しているのだろうか。
最後に、今年このような突き抜けた映画を、鑑賞できたのは大変な幸せだが、この後観る映画が色褪せてしまいそうで・・・。そこが困ったところだ。
アナクロニズムの極致
泣ける!美しい映像と悲恋物語に酔いしれました!
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