ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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そんな騒ぐほどかなー?
オープニングは確かに凄かったので、期待度はグイーンと上がった。けどその後はずっと嘘くさい設定だらけで、いまいち話しに没入出来なかった。
そんな大騒ぎするほどですかね。
「セッション」の方がよっぽど良かった。
普通、という意味で★★★という結果に。
これじゃ無い感に包まれて
冒頭の長回しのシーンから、2人の出会い、恋に落ちて、挫折して、すれ違って、けれど夢を追い続けて…。エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング2人の演技、ダンス、歌声、ピアノ演奏、素晴らしかったです。実際の夕暮れ時に撮影されたという、2人が恋に気付いて踊るシーン、ゴズリングの桟橋でのシーンも非常に美しくて印象的でした。音楽に心が踊り、時には切なくて、ミュージカル映画が苦手な人でも違和感無く観られるのではないでしょうか。凄く良かったんですラストの15分までは…。勝手な思い込みでは有りますが、こんなにも切ないラブストーリーだとは想像していなかったもので。もしものバージョンが余計に悲しく映ります。ハリウッド映画らしくハッピーエンドが観たかった派です。それぞれに成功はしているけれど。お互いに納得したように交わすラストの表情が切な過ぎました。
この監督、チャレンジャー!
「セッション」の監督最新作だから見たけど、良かった。
現代のハリウッドでミュージカル…って無理があるような題材を絶妙なセンスと音楽で良作に仕上げている。
いかにもハリウッドというロケーションなのに撮り方方でファンタジックな空間にしている。時にチープに展開するオールドファッションな作品のカラーが逆に新鮮だ。
ミュージカルって映画的なんだとあらためて認識させられた。考えたら「ウェストサイドストーリー」とか映画の名作は多いよね。繰り返すけど現代のハリウッドを舞台にしたミュージカルを成功させたこの監督はスゴイ。
ラストのオチがまたセツない。お互い成功したのに別の道を歩むって…。そのオチに向けてのミュージカル展開は本当に映画的で良かった。ラストのラスト、目線を交わすのに一言も言葉をかけず、「次の曲です。1,2,3…」ってそっけないのがまた良い。
映像は綺麗だけどつかみ所がない映画
映像はとても綺麗で、これから面白くなるのかな?と言うのを期待して観ていましたが結局そのまま終わってしまいました。
ミュージカルにするならもっと徹底的に歌と踊りを中心にすれば良かったのですが、ドラマとの配分が旨くいっていないようでした。
特に最後の部分は何故こんなに月日が飛んでしまうのか全く理解できません。
いい曲はいくつかあったのですが、みんなが口ずさんだり踊ったりする映画には程遠い映画です。
ラストに涙
最初の5分で泣いた
最初の5分が何と言っても圧巻
長い間一本撮りの緊張した雰囲気を感じさせず
出演者全員が意気揚々と踊り歌う姿を観て
この映画がとても評価されている理由がわかった
正直あまり期待していなかった
今まで良い映画と言われて観ると期待を
上回る作品が少なかった。
ですが最高の一言でした
素晴らし過ぎ。
最初から最後まで集中したため腰と首を
痛めました笑
観るべし
踊りてぇ〜
なるほど、the映画です
観るものに寄り添う、優しい『けれん』
最近、観る側の解釈や想像力を試すような映画が多くて、頭の方が若干疲れ気味だったせいか、リフレッシュ効果がもの凄かったです。リラックスした状態で最初から最後まで夢心地のまま、ラ・ラ・ランドの世界に浸り切ることができました。
手ブラで無防備なまま(あまり分析的にならずに)、心ゆくまで楽しんじゃうのがいいのかな、と。
監督はラストに、そうそう、これが見たかった、とたぶん83パーセントぐらいの人が納得するであろう別バージョンまで用意してくれて、とことん鑑賞する側の気持ちに寄り添ってくれてるんだな、と嬉しくなりました。
けれん味豊かな作品はたくさんありますが、こんなに優しさを感じる『けれん』はなかなか無いですね。
音楽が…
しょっぱなの音楽だったか、、
え?これ、打ち込みじゃん!なんでそんなとこケチる?
そこから萎えてしまって、踊り、演出は素晴らしいけど、ミュージカル映画は音楽自体にグッと来ないと入り込めず…
チャゼル監督、音楽に対する熱い気持ちは痛いほど分かるんだけど、いかんせんセンスが…。「楽器が弾けない」コンプレックス、メロディーに対する感覚の無さがさらに露呈…(ジャズ屋さんって、メロディー感覚ない人多い…。「楽器を奏でる」と言うことを「メロディーで人の心の琴線を摑む」と言うより「楽器で最大限の自己表現、ないしはアンサンブルを奏でる」に重きを置いちゃってるから…)。
ただ、賞取りレースは制して、チャゼルさん本人としては「音楽コンプレックス」が解消されたでしょう。次回作は「音楽」を離れた映画製作かな、そっちに期待します♫
セバスチャンは幸せ
エマの方が歌もダンスも上手くったってこの映画の主役はセバスチャンだ。女は全部持ってないと幸せじゃない。夢も理解ある優しい旦那も可愛い子供も。だけど男は何か欠けてる方がいい。ミアとセバスチャンのテーマのピアノの音色のような哀愁が彼を完璧にした。死にゆくジャズの救世主となることが彼の夢だったんだから。ヒーローは孤独な方がかっこいい。
金も名誉も持ってそうなミアの旦那は彼女のone of them、いくらでも変わりはきく。セブズで彼女へ悲しい色やねんばりの微笑みをかえした瞬間、彼は彼女のたった1人の男になったのだ。彼女の背中を押し、夢を追う覚悟を与え、永遠の愛を捧げた。
100%この映画を楽しむためにはララランド→セッションの順にすることを強くオススメしたい。JKシモンズの罪深さよ...
The Sexiest Musical Ever
The Sexiest Musical Ever
完全オリジナルの新作ミュージカルなのに、なんだこの不朽の"名作感"。ハリウッド映画史の上を堂々と闊歩するかのようなこの"オーラ"。
名作感 〜あの懐かしさ〜
"名作感"は、作品の設定が斬新でない点に尽きると思う。ジャズにタップ、ロックやクラシックと複数ジャンルを混ぜ合わさっている点。80年代のロサンゼルスというまさに挑戦と夢の象徴が舞台である点。愛にもがく若き美しいラブリバーズの物語である点。
もうこれ以上のミュージカル要素はない、と言い切りたくなるほどに満載で、きっとこれが"どっかで見たことあるあの名作感"の所以。
オーラ 〜あの臨場感〜
"オーラ"の出どころは、あの嫉妬もできないほどハイクオリティーな歌と踊りを、長回しで見せつけた映像テクニック。
細いカットで分けない長回しは、ライブのような臨場感をうみだす。レミゼラブルもそうだったけど、ミュージカルでこれをされてしまうと、その臨場感というか自信というかに、見てるこっちはただただ圧倒されるしかなくなってしまう。
『セッション』と『ララランド』
デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』は、まさに永遠と打ち続けるドラム音の如く激しくて、私には息する瞬間すら与えてくれなかった。
翻って今回の『ララランド』は展開と表現の紡ぎ方が丁寧で、こっちの心拍数や呼吸の速度を汲み取ってくれるようで、その自然な波の中で、私は安心して五感を作品に預けられた。
"ララランド"の意味
最後のフラッシュバック(イマジネーション)が、とくに記憶に残った。この5分間があって、この映画にこのタイトルなんだと。
二人が一緒にララランドへたどり着けたことを、セブの小さな頷きが教えてくれた。
みふゆ
互いに納得しているからこその切なさ
夢と現実に挟まれた大人の男女の恋愛。
序盤はダンスと音楽が恋愛の高揚感をより高めてくれる。
お互いに夢を目指し励まし合うも、生活のために段々とやりたいことができなくなって擦れ違う2人。
軌道に乗り始めると、互いを尊重し合うからこその別れ。
ここまででも十分グッときてるのに、最後のifを観ていたら自然と涙が出てきていた。
もしも2人でそのまま一緒にいられたら、そんな気持ちを抱えながらも、これで良かったんだと言うように最後に微笑む2人が本当に切なかった。
このファンタジーとリアルが、経験した事が無いのに共感以上に深く心に突き刺さってきた。
ハッピーエンドなのにこんな気持ちになるなんて思わなかった。
もう一度観たいと思える映画です。
夢は叶えるもの。
夢はつまり、思い出のあとさき
ミュージカルだけども、現実と向き合う。
ミュージカル映画があまり好きではないですが、セッションのメガホンをとったチャゼル監督ということでとても楽しみにしていました。
結果は、期待以上。若者たちの夢と現実。ただ良かったで終わらせるのではなく、どうしようもない不条理を切ないメロディーに乗せて進めていく魅せ方に時がたつのを忘れてしまいました。
セッション同様、最後の数分間はスクリーンの向こうで見ているような感覚。見終わった後、もやっとするけれども穏やかな気持ちになりました。
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