ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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Isn't It Romantic?
Isn't It Romantic?(ロマンティックでしょ)というJAZZナンバーがあります。この映画の別題のような気がします。
恋は切ない方がいい。ロマンティックだから。
自己実現の手段と動機、努力と運、夢ってなあーに?何か大切なものを失わないと得られないもの?
平凡な人生の終焉の時に、若き日の人生の分岐点を思い起こし、切なさがこみあげることでしょう。
答えなんかない、これで良かったんだ・・・と自分に言い聞かせているもうひとりの自分がみえます。
5年の月日、二人に何があったのか・・・? 観た人の心の数ほどの様々なストーリーがあるでしょう。描かなかったことで、観客をジャムセッションに招き入れそれぞれの感性で仕上げさせようとするJAZZ好きなチャゼル監督の手法のような気がします。
キレイ
「ラ・ラ・ランド」を宇部市で鑑賞。
私の2015年ベスト1位だった「セッション」のデミアン・チャゼル監督の2作目にあたる。現代のロサンゼルスを舞台にした売れない女優とジャズピアニストの恋愛モノを、ミュージカル仕立てにしたもので、アカデミー賞の本命と言われている話題作(だけど、防府市では未公開)。
往年の名作ミュージカル映画を復活させるという監督の強い意志で作製されただけあって、画面はカラフル。天文台のシーンなど一部を除いてCGも使用していないらしいが、前半の夜景シーンもキレイ!
長い歌唱シーンでちょっと集中力が切れたので、挿入歌がもう少しキャッチーだったらと思わんでもないが、極めて上質な映画でした。理想か現実か、恋愛か仕事か…最後のシーンがイイ。
セッションのファンとしては、同じような役回りで出演したJ・K・シモンズにニヤリ。
音楽!素敵
オープニングからむちゃくちゃカッコいい!!何度も聞きたくなる!色鮮やかな服もすごく綺麗で可愛かった〜!!ミアの表情も魅力的!
ストーリー自体は割と普通かもしれないけどラストは個人的に納得しました。
雨に唄えばを思い出したり☂️
少しの狂気が新しい色を見せる
冒頭の渋滞シーンのミュージカル風な
切口から、
ストーリーに無理やり割り込むような
ダンスが予想されて、ウンザリしかけました。
ところが、
始まってみれば、心地よい音楽と恋愛ストーリーがしっかり味わえて、
桟橋での美しい背景やスケール感、ポージングの爽快感、演技の抑揚に合ったささやくような歌唱に引き込まれてしまいました。楽器のなかでピアノって一番心にしみるかも。
こんな恋愛いいなー。
宇宙空間の永遠がこれからの二人の将来を予感させる天文台のシーンはよいです。
そんな暮らしの最後に
二人の人生の分起点となった最後のミアのオーディションでは鳥肌がたって、
周りの存在が気にならなくなるくらい
スクリーンとの距離感が無くなりました。
自分の人生観を作ったおばの創作への思いが凄く伝わります。
何処までも果てることのない情熱を狂気と表現した詞がエマの全身から表現されてました。
こんな映像をスクリーンで体験できる
幸福観が最後まで続くことを期待していたのですが
最後の10分位までは、、
あれでいいんだという人が沢山いると
思うのですが、ヤッパリいやでした。
最後ニッコリ笑って終わり?
アホー
現実で終わる人生なんて、お金を払って観たくないわー。
私にとってはそれまでのシーンのエンターテイメントが最高だったので、劇場をでるときはモヤモヤでした。
それも含めて評価が高いだけあって、楽しめます。
当たり障りない作品
批評はしませんが、アカデミー賞ノミネートや数々の賞を獲っていると聞いて期待して見た割には普通でした。
オープニングの演出は派手なミュージカル調ですごく気分が盛り上がり、これは期待できる!と思い見ていたらどんどん(え?こんなもんじゃ…)という気持ちに。。
若い2人が恋に落ちて一緒に夢を追いかける的なありきたりなストーリーで、もう少しオリジナリティーがあってもいいような…
特にがっかりしたのは途中途中にあるファンタジーな演出。まるでディズニー映画のよう。
(突然エマが宙に浮き出したり、雲の上歩いたり…)
オープニングのような演出でいってほしかった。
この監督さん、前作の評判が良かったようなので、今作はちょっと過大評価されてるのかなと思いました。私は今作で初めて知ったのでひいき目なしの、辛口評価になってしまいました。
ここまでマイナスな意見ばかり並べてしまいましたが、決して悪くはなかったです。可もなく不可もなくという感じです。
見ていて疲れない、楽しい映画なので、ハズレではないのは確かです。
そんな騒ぐほどかなー?
これじゃ無い感に包まれて
冒頭の長回しのシーンから、2人の出会い、恋に落ちて、挫折して、すれ違って、けれど夢を追い続けて…。エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング2人の演技、ダンス、歌声、ピアノ演奏、素晴らしかったです。実際の夕暮れ時に撮影されたという、2人が恋に気付いて踊るシーン、ゴズリングの桟橋でのシーンも非常に美しくて印象的でした。音楽に心が踊り、時には切なくて、ミュージカル映画が苦手な人でも違和感無く観られるのではないでしょうか。凄く良かったんですラストの15分までは…。勝手な思い込みでは有りますが、こんなにも切ないラブストーリーだとは想像していなかったもので。もしものバージョンが余計に悲しく映ります。ハリウッド映画らしくハッピーエンドが観たかった派です。それぞれに成功はしているけれど。お互いに納得したように交わすラストの表情が切な過ぎました。
この監督、チャレンジャー!
「セッション」の監督最新作だから見たけど、良かった。
現代のハリウッドでミュージカル…って無理があるような題材を絶妙なセンスと音楽で良作に仕上げている。
いかにもハリウッドというロケーションなのに撮り方方でファンタジックな空間にしている。時にチープに展開するオールドファッションな作品のカラーが逆に新鮮だ。
ミュージカルって映画的なんだとあらためて認識させられた。考えたら「ウェストサイドストーリー」とか映画の名作は多いよね。繰り返すけど現代のハリウッドを舞台にしたミュージカルを成功させたこの監督はスゴイ。
ラストのオチがまたセツない。お互い成功したのに別の道を歩むって…。そのオチに向けてのミュージカル展開は本当に映画的で良かった。ラストのラスト、目線を交わすのに一言も言葉をかけず、「次の曲です。1,2,3…」ってそっけないのがまた良い。
映像は綺麗だけどつかみ所がない映画
映像はとても綺麗で、これから面白くなるのかな?と言うのを期待して観ていましたが結局そのまま終わってしまいました。
ミュージカルにするならもっと徹底的に歌と踊りを中心にすれば良かったのですが、ドラマとの配分が旨くいっていないようでした。
特に最後の部分は何故こんなに月日が飛んでしまうのか全く理解できません。
いい曲はいくつかあったのですが、みんなが口ずさんだり踊ったりする映画には程遠い映画です。
ラストに涙
最初の5分で泣いた
最初の5分が何と言っても圧巻
長い間一本撮りの緊張した雰囲気を感じさせず
出演者全員が意気揚々と踊り歌う姿を観て
この映画がとても評価されている理由がわかった
正直あまり期待していなかった
今まで良い映画と言われて観ると期待を
上回る作品が少なかった。
ですが最高の一言でした
素晴らし過ぎ。
最初から最後まで集中したため腰と首を
痛めました笑
観るべし
踊りてぇ〜
なるほど、the映画です
観るものに寄り添う、優しい『けれん』
最近、観る側の解釈や想像力を試すような映画が多くて、頭の方が若干疲れ気味だったせいか、リフレッシュ効果がもの凄かったです。リラックスした状態で最初から最後まで夢心地のまま、ラ・ラ・ランドの世界に浸り切ることができました。
手ブラで無防備なまま(あまり分析的にならずに)、心ゆくまで楽しんじゃうのがいいのかな、と。
監督はラストに、そうそう、これが見たかった、とたぶん83パーセントぐらいの人が納得するであろう別バージョンまで用意してくれて、とことん鑑賞する側の気持ちに寄り添ってくれてるんだな、と嬉しくなりました。
けれん味豊かな作品はたくさんありますが、こんなに優しさを感じる『けれん』はなかなか無いですね。
音楽が…
しょっぱなの音楽だったか、、
え?これ、打ち込みじゃん!なんでそんなとこケチる?
そこから萎えてしまって、踊り、演出は素晴らしいけど、ミュージカル映画は音楽自体にグッと来ないと入り込めず…
チャゼル監督、音楽に対する熱い気持ちは痛いほど分かるんだけど、いかんせんセンスが…。「楽器が弾けない」コンプレックス、メロディーに対する感覚の無さがさらに露呈…(ジャズ屋さんって、メロディー感覚ない人多い…。「楽器を奏でる」と言うことを「メロディーで人の心の琴線を摑む」と言うより「楽器で最大限の自己表現、ないしはアンサンブルを奏でる」に重きを置いちゃってるから…)。
ただ、賞取りレースは制して、チャゼルさん本人としては「音楽コンプレックス」が解消されたでしょう。次回作は「音楽」を離れた映画製作かな、そっちに期待します♫
セバスチャンは幸せ
エマの方が歌もダンスも上手くったってこの映画の主役はセバスチャンだ。女は全部持ってないと幸せじゃない。夢も理解ある優しい旦那も可愛い子供も。だけど男は何か欠けてる方がいい。ミアとセバスチャンのテーマのピアノの音色のような哀愁が彼を完璧にした。死にゆくジャズの救世主となることが彼の夢だったんだから。ヒーローは孤独な方がかっこいい。
金も名誉も持ってそうなミアの旦那は彼女のone of them、いくらでも変わりはきく。セブズで彼女へ悲しい色やねんばりの微笑みをかえした瞬間、彼は彼女のたった1人の男になったのだ。彼女の背中を押し、夢を追う覚悟を与え、永遠の愛を捧げた。
100%この映画を楽しむためにはララランド→セッションの順にすることを強くオススメしたい。JKシモンズの罪深さよ...
The Sexiest Musical Ever
The Sexiest Musical Ever
完全オリジナルの新作ミュージカルなのに、なんだこの不朽の"名作感"。ハリウッド映画史の上を堂々と闊歩するかのようなこの"オーラ"。
名作感 〜あの懐かしさ〜
"名作感"は、作品の設定が斬新でない点に尽きると思う。ジャズにタップ、ロックやクラシックと複数ジャンルを混ぜ合わさっている点。80年代のロサンゼルスというまさに挑戦と夢の象徴が舞台である点。愛にもがく若き美しいラブリバーズの物語である点。
もうこれ以上のミュージカル要素はない、と言い切りたくなるほどに満載で、きっとこれが"どっかで見たことあるあの名作感"の所以。
オーラ 〜あの臨場感〜
"オーラ"の出どころは、あの嫉妬もできないほどハイクオリティーな歌と踊りを、長回しで見せつけた映像テクニック。
細いカットで分けない長回しは、ライブのような臨場感をうみだす。レミゼラブルもそうだったけど、ミュージカルでこれをされてしまうと、その臨場感というか自信というかに、見てるこっちはただただ圧倒されるしかなくなってしまう。
『セッション』と『ララランド』
デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』は、まさに永遠と打ち続けるドラム音の如く激しくて、私には息する瞬間すら与えてくれなかった。
翻って今回の『ララランド』は展開と表現の紡ぎ方が丁寧で、こっちの心拍数や呼吸の速度を汲み取ってくれるようで、その自然な波の中で、私は安心して五感を作品に預けられた。
"ララランド"の意味
最後のフラッシュバック(イマジネーション)が、とくに記憶に残った。この5分間があって、この映画にこのタイトルなんだと。
二人が一緒にララランドへたどり着けたことを、セブの小さな頷きが教えてくれた。
みふゆ
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