ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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最初から最後まで飽きなかった
アカデミー賞らしい凝った映画でした。
オープニングから高速道路での高速ダンス。
ミュージカルに合わせて緩急のダンスで度肝抜かれました。脚本、音楽、キャスティングにしてもマッチしていて鑑賞していて面白かったです。
ラストシーンの2人の無言の笑顔がよかったです。
また行きたいですね。
最後にジーンと来た
夢のようなひと時
華やかで切ない
ララランドしちゃう
ジョン・レジェンドに、はまりそう・・・。
まず、ミュージカル映画が苦手な方でも、きっと見れますよ。
逆にミュージカルの部分を期待しすぎると、肩透かしかな?
と思います。
私個人での作品自体について感想ですが、アカデミー賞作品賞を
逃したのは、なんとなく納得してしまう出来に感じました。
冒頭のミュージカルシーンは最高で、すごく期待しました・・・。
その後も感動するシーンはそれなりにありましたが、ミュージカル
シーンにおける、冒頭以上の盛り上がりは感じませんでした。
演技はゴズリングもエマ・シーンもさすがの演技で、不満は全く
ありませんが、明るいハッピーエンドを期待していただけに、
最後のどんでん返しについて、個人的に少し消化不良です。
さて、音楽が好きな方(特にR&Bやジャズが好きな方)には、
オススメです。ライブシーンや生演奏シーンが多くあるので、
私はすごく楽しめました。
私は今まで、R&Bに興味はあるもののCDを買ってまでR&B
を聞かなかったのですが、特にジョン・レジェンド本人の歌唱に
惹かれましたので、早速通販でジョン・レジェンドのCDを買い
あさりました。届くのが楽しみです。
個人的には、「ジョン・レジェンド」を知れたのが一番の収穫
だったなぁ・・・と。
"君の名は。"現象再び。みんな映画をふわっとしか観ないんだなー。
(あらすじ)
売れない(時代遅れの)ジャズピアニスト:セバスチャン(ライアン・ゴズリング)と、売れない女優ミア(エマ・ストーン)が互いの才能に惹かれ、恋に落ちる。
セバスチャンは夢(に必要なお金)の為に不本意な仕事をし、ミアは何度もオーディションに落ち続け、決死の覚悟で行った一人芝居も失敗する。一度は別れを決心して自宅に帰ったミアだったが、そこに素晴らしいニュースを持ったセバスチャンが現れる。
日本公開前に観ました。
冒頭、実際のハイウェイで撮影をしたシーンを含む冒頭10分と、ラスト辺りの10分以外は、往年のハリウッドミュージカルの劣化版(学芸会の方がもっと上手いですよ)&どこかで使い古された鈍くさいドラマ劇で、なんとなくお洒落な格好した、今が旬の主人公二人が、なんとなくロマンティックで、なんとなく切ない感じのラブストーリーを演じる。
そんな"なんとなく"感が大好きな日本人にはうってつけだと思います。
ふわっと観るぶんには、いいんじゃないでしょうか。
でも一つ、一つ、観ていくと、
1)チャゼル監督が業界をあまり知らないんじゃないか?説。
→ ミアは売れない女優で、オーディションに落ちまくっている。で、一発注目されたいっつって、一人芝居をやる。
プロモーション、ポスターだけでしょ(笑)?
なぜ売れない女優の一人芝居に、映画制作陣がこぞってくると思うんだろう。
で、結果誰も来なかった!もう女優止める!って、一回で決めちゃう。???
2)監督に恋愛経験があまりないんじゃないか?問題。
→
最悪の出逢いから、最高の再会。
ええ、少女漫画のセオリーですね。ラノベなんかでもあります。
二人がらぶらぶな感じなのはまぁいいです。
けど、セバスチャンがお金の為に、売れてるバンドのキーボードやりはじめたら「貴方のやりたい音楽はそれ?」とか言ってキレ出すミア。
ていうか、今まで音楽まともに聞いてこなかったミアが急に通ぶって、ただ単に売れてるミュージシャン=大衆音楽=悪。
って語り出すとこがびっくりだし(新しいジャズに対する偏見が見える&お金ないとセバスチャンの夢叶わないよ???)、この一旦別れさせるために用意されたつまんない痴話喧嘩が、観てて本当に恥ずかしかった。
冒頭は良かったのに、この二人のシーンになるとダルダルになるのは、基本この幼稚な痴話喧嘩くらいしか、イベントがないからです。
監督、あんまり恋愛経験ないんじゃないですか?
そうそう、この出逢いからの一旦の別れへの流れ、「クリード チャンプを継ぐ男」と全く同じでびびりました。
そして、たいしたイベントがないまま、クライマックス突中してーの、まさかの妄想落ち。
いやー、妄想するしかないですよね-。
だって監督、ちゃんとした恋愛したことないんだから。
今までの監督の恋愛って、こんな妄想だったんだろうなー。
とか、勝手に思ってすみません!
てかタイトルからして、妄想の世界って言ってるんですけどね。
あと監督って、恋愛映画もあんまり観たことないのでは?
だって、○年後って飛ばした箇所が、恋愛映画では最も重要になるんですもん!
3)それこそ有名なミュージカルを研究して、それ風に作っただけであって、そこに"ミュージカル愛"が全くないこと。
→
ええ、分かってますよ。"ロシュフォールの恋人たち"とか、"雨に唄えば" とか"ニューヨーク・ニューヨーク"とかでしょ?
ええ、分かってますよ。研究しはったんでしょ?
けれど、二人のダンスシーン、見るに堪えないですよ。
なんで長回しで撮るんですか?下手さが目立つじゃないですか!
特に難易度の高い、ボウルルーム。
ゴズさんの動き、ナイジェル・リスゴー(アメリカン・ダンスアイドル審査員&エグゼクティブ・プロデューサー)だったらぼろくそにけなすレベルだよ(笑)
酷い。
全体的にゴズさんのダンスは、雑。
下手というより、雑なんですよ。
下手でも丁寧に踊れば、味が出る。
往年のミュージカルスターへのリスペクトがあれば、こんな雑なダンスにはならない。
と、ダンスをやっていた人間になら、直ぐに分かります。
てかもうね、往年のなんちゃらオマージュでノスタルジックが止まらなくする作戦には飽きました!
あと、エマ・ストーン。こんなにエレガントって言葉からほど遠い女優さんもいないでしょう?
本当はエマ・ワトソンが演じる予定だったようですね。
あと、監督ご本人はジャズ愛に溢れているようだけれども、(監督の意見としては違うと仰っていたが)古いジャズがサイコーという偏見がエピソードから感じられること。
などなどが、本作を居心地の悪い映画にしていると思う。
てか、その居心地の悪さを感じない方達は、映画もたいして好きでもないし、ミュージカルも、ジャズも知らないし、好きじゃないんでしょう。
ラブストーリー(サクセスストーリー?)としても、ミュージカルとしても、惹かれるものが何もなかったです。
だけど!
本作で一点だけ、素晴らしいと思うところがあります。
そこは、『夢を追う素晴らしさ』
ではなく、
『夢を掴む為には犠牲にしなくちゃいけないこともあるさ』
でもなく、
自分を信じて支えてくれる、相棒の存在なんですよ。
時に自分を天才だと思い、時に自分に才能がなく全く価値がない人間に思える。
夢を追ってる人は、日々そんな自分と戦っているんです。
人が見る夢、儚いって聖子ちゃんも唄ってましたよね?
夢、見失いそうなんですよ。
だからこそ近くで「おまえすげーな」って言ってくれる相棒の存在は貴重で、そんな相棒との出会いこそが奇跡なんです。
彼氏とか彼女とか愛とか恋とかより、それこそが奇跡なんだよ!と、声を大にして言いたい。
けど人間は、そんな自分を支えてくれた、優しい人こそ裏切るんですよね。ってマキャヴェッリさんも言ってました。
ラストはほろ苦さより、そんな人間の悲しい性を感じましたね。
チャゼル監督、分かんない恋愛ものにしないで、友情ものにしたら良かったんですよ。
colorfulだった
うーん。
大絶賛ポイントがあまりわからなかった。
確かに、オープニングはよかった。
けど、歌い始めた瞬間に歌声をのせてる感じが
すぐに分かって、なんとなく冷めてしまった。
曲とか色合いとかは好きな感じだった。
途中も、なんか思うテンポではなく
のったりゆったりしてる感じ。
話の内容もいまいち盛り上がりポイントを
感じられず、エンディングの回想シーンは
何を伝えたいのか意味がよく分からず
ハッピーエンドはどの部分?な終わりでした。
ちゃんと歌っててくれた方が
ミュージカルっぽかったんじゃないかな。
期待が大きかった分、落差があったな。
デートには向かない
最初と最後が最高
いいとは思うけど
ところどころいいなと思うシーンはありました。
でも、もう少しダンスに迫力がほしかった。
オーディションに落ちまくる女優という設定なのでわざと
ダンスを抑えめにしているのかなと考えてしまった。
あとオープニングも、いいんだけど、思っていたよりはいろいろ抑えめだな~と感じてしまった…。これは歌い方の好みの問題かも。
(あえてなのかな)
オーディションの歌なんかはとても感慨深かったし、
ジャズの演奏も素敵だなと思いました、
が、わざとちょっと足りない風味に仕上げたのかはわかりませんが、途中からもう少し!もう少し何かがほしい!と思いながら見てました。
後半はしっとりでもいいかもしれないけど、前半の歌とダンスのどこかでもう少しパンチがほしかったです。
好きな人は好きだと思います。
また観たい
ミュージカル?
確かにオープニングは「ミュージカル」でした。車の上に乗って踊るのはFAMEが感動的だったわけで、こちらはハイウェイなので現代版か!とミュージカルの幕開けを期待して見ていたわけです。
もしこれが舞台のミュージカルならプレビュ―で「…」となり早々に終わってしまうのでは?
映画だからこそミュージカルとして評価を得たわけです。
しかしやっぱりこれをミュージカル映画と呼んではいけないのではないでしょうか?
ゴズリンはピアノもダンスも素敵で指先まで気を使っていて素敵でしたが、
エマさんに関しては鍛えられてない体つきや手先が目についてしまいミュージカル?って思って冷めてしまいました。
全部流れて踊っていて「決め」がないからかな?
それからゴズリンがジャズから離れた時、怒るのだけれど、成功してから好きな音楽をしてもいいのでは?ジャズだけで生活できないのならと思ってしまい、またまたエマから気持ちが離れてしまいました。
アメリカはまだまだこのようなサクセスストーリーが受け入れられるのか…。
ミュージカルとしてもストレートとしてもなんかハンパ感が否めないなぁ。
周りの人にちゃんとした振り付けで踊らせたら良かったのか…。ミュージカルとしては弱すぎです。
ってかタップシュ―ズに履き替えたのにはびっくりです。
久々のミュージカルでしたが
エマ・ストーンに尽きる
ハリウッドお得意の勧善懲悪の作品と違って基本的に悪意のある人間は登場しない。そう、つまりこの作品は、ハリウッドがもうひとつお得意の、能天気なラブストーリーなのだ。
いまどき女優になることが夢という単純な女性は滅多にいそうもないが、そういう稀有な典型をエマ・ストーンが底知れぬ女優魂で見事に演じている。この人は不思議な女優で、映画の序盤ではひどいブスに見えるのに、後半ではとても綺麗な女性に見える。同じエマでもどこまでも美人のエマ・ワトソンが演じたら、オーディションに落ちて絶望する様子にもやや真実味が欠けていただろうし、エマ・ストーンが演じるほどには感情移入できなかっただろう。
ハリウッド作品らしく、物語に深みはなく世界観も単純だ。主役の二人はそれぞれに変わっていくし、二人の関係性も変化していくが、世界そのものはまったく変化しない。平和で安定した世の中でのお手軽な青春物語で、それぞれの悩みの浅さは雨の日にできた水たまり程度だ。
それでも音楽と歌で楽しめるのは、語るように歌うヒロインのなじみやすい歌声と、豊かな表情の演技に尽きる。エマ・ストーンなしではこの映画は成立しなかっただろう。ウディ・アレン監督の「 Irrational Man」(邦題「教授のおかしな妄想殺人」)でも一風変わった嗜好の女子大生を好演していた。
難解な設定の役柄でも、力わざの演技で役柄の存在感を確立し、観客の感情移入を得る才能は、おそらく持って生まれたものだろう。豊かな表情は日頃の鍛錬の賜物であることが想像できる。
しばしば大写しになるエマ・ストーンの表情は喜怒哀楽がとてもはっきりしていて、なぜか愛らしい女性に思えてくる。エマ・ストーンに始まりエマ・ストーンに終わる映画だが、ヒロインが愛らしいと作品自体も愛らしく思えてくるのだ。こういう作品を作ることのできるデイミアン・チャゼル監督は不思議な才能の持ち主といっていいだろう。
たとえば小さな女の子が人形やぬいぐるみや宝石を自分の「たからもの」として大切にするように、他のひとから見るとガラクタに見えることもあるが、ある人にとっては「たからもの」となる、そういう映画である。
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