ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ミュージカル感は薄い
脚本家デイミアン・チャゼル
『セッション』に続いてデイミアン・チャゼル監督の2作目、鑑賞でございます。
これだけ話題にのぼっていた作品ですので、早めに観に行きたかったのですけど、なんだかぐずぐずしていたら、こんな時期になってしまいましたよ・・・
で、観てみた感想としては、『セッション』と合わせて考えると、デイミアン・チャゼルって人は、やっぱり名脚本家なのかな、と思いましたですね。
たしかにアカデミー賞で監督賞も受賞しているわけで、監督としての実力も十分なんでしょうけど、それよりも脚本家としての語りの力の方を評価したい気がしましたですね。だって、このラブストーリーですもん。同じミュージカルラブストーリーで言えば、『シェルブールの雨傘』を思い起こさせる展開ですが、その中で私、しっかりとエマ・ストーンのことが好きになれましたもんね。こうやって女優を好きにさせる語りの力があったように思うんですよ。
でも、監督としてはどうなのかなぁ、と。そうした素晴らしい脚本を十分に絵にできていたかと問われると、私的には何かが欠けていたように思うんですよね。
チャレンジングなミュージカル映画であったわけですけど、自然光にこだわりすぎたのかミュージカル映画にあるべき溌剌とした身体性のようなものを感じられなかったように思いますし、『アニー』で見られたような画面いっぱいに身体が躍動するという感じも薄かったかな、と。
いや、頑張ってはいたと思います、ホントに。オープニングのワンカットでのカメラワークなんて、よく出来たなぁ、と感心しましたしね。
でもやっぱり、そうした技術で、その技術に見合った感動があったかと言えば、そうではなかったようにも思うんですよ・・・
いや、でもこの映画、好きでしたね。幸せにさせてくれる映画でしたよ。
最高のミュージカル映画!
ミュージカルは映画も舞台も大好きで数多く観ていますが、中でも音楽・ダンス・ストーリーそして衣装やロケーションどれをとっても最高でした!
主人公ミアの気持ちが表れているかのような彩りあるドレス、クラッシーな印象の装いも好感が持てました。
幕開けのハイウェイのシーンから既に心を鷲掴みされ、ミアとセブの初めての出逢いのシーン、あのミアの瞳と表情はいまだに忘れられません。
丘の上のタップシーン、天文台の幻想的なシーン、そしてミアノがパリで成功してかつて女優を夢みて働いていたハリウッドカフェに大女優として訪れてから後のシーン展開!人生の中であの日あの時こうしていたら、又は、こうしていなかったら今はどうなっていたかを検証する術は誰もが持てないのに、それを視覚的にあんな風にはっきり描かれたら、せつなくも惹きつけられてしまいます。
デミアン・チャゼル監督はまだ30台前半と若いのに、人の心の機敏に聡く、才能溢れていて深く鋭い描写力のある方なのだと思います。次回の監督作品もぜひスクリーンで観たいです。またBlue-Rayを購入して繰り返し観たい作品でもあります。ミュージカル映画としてサウンド・オブ・ミュージックにひけを取らない傑作です!またミュージカル要素を除き、ハリウッド映画として捉えたとしても、最高のストーリーで超一流のエンターテインメントかつ心の温まる切ないラブストーリーで傑作だと思いました!
もっと早く観ればよかった
IMAXでようやく鑑賞。
主題曲のノリが好みで、オープニングでグッと盛り上がる!
イケてない二人が近づいて人生が二転三転していく展開も舞台脚本のようで、生のお芝居を見に来ている感じ
ラストの、もう一つの人生を振り返るシーンは、思わずため息がでました
トレイラーで期待されたような高揚感は最初の30分で全て出切ってしま...
セブよ…!
車まで送っといて「お前はタイプじゃない」とか言ったり、プラネタリウムで浮いちゃったり、ドアの向こうにミアを見つけて超嬉しそうにしちゃったり、挙げ句の果ては、お前男の子が欲しかったのかよ!!!
どんだけ大好きか!
最後に次の曲を始められたから良かったね。
どんだけ欲しがりなんだよ!!
最初のフラッシュモブのシーンで、これはアタリ映画かもと思い、アメリカ版ミルキィホームズのパフォーマンスでアタリ確定と思った。しかし、物語が進むにすれ、ちょっと引っかかる部分が出てきて、最後の空想シーンで、その引っかかりが怒りに変わった。
あの振り返りを、『現実はこんな風になってしまったけど、あの時こんな風に過ごせていれば理想だよね』ということと解釈したのだが、ちょっとまて、お前らが後悔している日々自体が、現実離れした夢みたいでそこからさらに望むのか?
なんだ、あのミアのバイト!トイレ掃除のシーンまでもは求めないが、せめて水仕事しろよ。そしてバイトのくせになんでプリウスに乗ってやがる。金のための仕事をするのなら、カフェよりもっと金になる仕事あるだろうが。映画が途中で終了したから、ロケ地に行って続きを二人でやるだと?初ライブがなぜか満員で大盛況?いやいや受けた雑誌の写真家が超一流?
これまで、どんだけ、現実離れした生活を送ってきてさらに求めるか?90点の人生で100点を夢見ているようで。でも普通の人は90点すら取れないというのに。
なんだか、小学生の頃読んだ、少女漫画のような世界だなと思った。
挫折を繰り返しながらも夢を追いかけ続ける主人公。 叶うかもわからな...
Ryan Gosling❤️
女優がイマイチ。
素敵な作品だけど
この映画の存在を知ってから、ずっと日本で公開されるのを楽しみに待っていた。大好きな俳優ライアン・ゴズリングとエマ・ワトソンがロマンチックで楽しいミュージカル映画の主演で出るなんて観るに決まってるし好きに決まってる!と思った。実際、予告編を観たらそれだけで泣きそうになっていたくらいだ。
観終わって、結論を言えば、とても素敵な作品だったとは思う。だけど、心の中にずっと残るような大好きな作品になったかというと、それは少し違った。
最初のミュージカルの始まり方はわくわくしたし、音楽は大好き。主演の2人も息のあった掛け合いで、魅力が出ていて素晴らしかった。
絵的に美男美女は映えるなー、と思った。目の保養。
途中ディズニーみたいだなと思ったけど、最後の展開は切なく、好みが分かれるところだろう。
私は良い終わり方だったと思う。
それなら何故、少しもやもやするのか?
デイミアン・チャゼル監督の作品は、前作の「セッション」も観たけど、この作品も含めて、とてもキャッチーで緩急のつけ方が上手い。観ていて興奮するポイントが必ずある。ただ、私は観ていてどことなく置いていかれるような、虚しさを感じる瞬間があった。
理由はよくわからないけど、スポ根精神のようなものだろうか。それを上手く現代的にアレンジし、とても計算高く仕上げている点だろうか。
あまり深く考えず、気軽に観た方がいい作品なのかもしれない。私にとっては。
ほろ苦エンドと感じた。
前半の高速道路の長回しのシーンや、ミアの家での壁を無視したシーンなどで歌と踊りの明るい映画なのかなと思わせておいて、結局はミアとセブが分かれるというほろ苦エンド。
宣伝も2人がくっつくような流れだったと思うし、ミュージカルはハッピーエンドという先入観があったのでそのギャップにやられた。
ただ、お互いが自分の夢のために別の道を行く事は不幸な事ではないし、ある意味現実的だと思う。嫌いな終わり方ではないと感じた。
また、街コンに行った折に、この映画の話が出ることが多く、とても助けられた事を付け加えておこう。
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