サウスポーのレビュー・感想・評価
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泣かせにくる映画…そして、泣く
ジェイクの肉体も凄いし音楽も合ってて、そこは最高。
もちろん熱くなるし、グッときたりするのだけども、泣かせにきてるのが目立ちすぎた感じがする(泣いたけど)
だいたいウィテカーさんって顔から泣かせにきてるんですもん。顔がズルい!
ハンカチが乾かないぐらい泣いた
内容としてはよくある定番なものです。
が、号泣。ずっと号泣、映画の最後まで泣いてました。
転落から這い上がる物語って、主人公が物凄くダメ人間になっていくので、見てられない!!と、嫌な気持ちになるのですが、この映画ではそんなシーンが余りなかった。テンポが良かったんでしょうか。主人公はずっとカッコイイままでみれたので、冷める所なく最後までみれたのが凄く好き。
あと、奥さんが亡くなる前までに、とても奥さんの存在の大きさ、魅力的な所を見せてくれたのも、主人公の絶望をしっかり感じられた。
あと、娘もなんだかんだと怒ってたって、お父さんの事大好き!!というのが伝わってきて、映画が暗くなり過ぎなくてよかったなー。
今年いちばん泣けた映画。涙腺が緩めの方はハンカチかタオルを持参でどうぞ。
Movix堺で映画「サウスポー」(Southpaw)を見た。
主演のジェイク・ギレンホールという俳優を見るのはこれが初めてだ。
鍛えられた身体はこの作品のためなのか。
普段からこんなにキレているのか。
ワークアウトの本場である米国を感じる。
ジェイク・ギレンホールはボクシングヘビー級の世界チャンピオン。
孤児院でいっしょに育ったレイチェル・マクアダムスが妻である。
2人には最愛の一人娘がいる。
タイトルマッチで勝利を収めたジェイク・ギレンホールは、
後日の慈善パーティで他のボクサーに挑発され小競り合いになる。
騒ぎの中、誰かが持っていたハンドガンが暴発し、レイチェル・マクアダムスの腹部に着弾。
レイチェル・マクアダムスはあっけなく命を落としてしまう。
豪邸に住み、高級車を何台も所有していたチャンピオンだが、
妻を亡くし失意の中、生活は荒れ放題。
その転落ぶり、落差が激しすぎる。
酒や薬物に頼る中、
自分が運転する車を木立にぶつける。
豪邸は競売に出される。
一人娘との一緒の生活や接見までも裁判所から制限されてしまう。
そんな中で、ジェイク・ギレンホールは、自分を負かしたことがあるボクサーのコーチングをかつて勤めたトレーナー、フォレスト・ウィテカーを訪ねる。
ジェイク・ギレンホールはフォレスト・ウィテカーのジムで働きながらコーチを受け、
テクニック、技だけでなく精神的にも成長していく。
フォレスト・ウィテカーが上手すぎる。
職人芸。
彼がホンモノのボクシングのトレーナーにしか見えない。
(※個人の感想です)
ボクシングの映画は「クリード チャンプを継ぐ男」もかなり良かったが、
この「サウスポー」はさらにいい。
話題作でもないし注目作品でもないだろうと思うが、とにかく泣ける映画である。
実際に涙する場面はいくつもある。
今日はタオルを持っていてよかった。
上映時間は124分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
文句なしにオススメ。
途中で最後は奥さんが座っていた席に娘が来て、それを見た主人公が、最...
途中で最後は奥さんが座っていた席に娘が来て、それを見た主人公が、最後の一発。感動のBGMがかかって、「エイドリアーン」って想像してしまいました。
も少し深くてもよかったな
ミッション8ミニッツ、複製された男、ナイトクローラー.....ジェイクギレンホール主演作のクセのある脚本が好きなので、今回も何かあるはずだと思って見進めていましたが。
アレレッ?このまま終わっちゃうの!?
もちろん感動もして、涙も出ましたが、期待が高かった分少しだけガッカリ。
代わりに、彼の完璧に役作りされたボクサー体型、テレビ中継のような試合シーンなど。今までの彼の作品にはなかったストレートな情熱を感じました。
次回はどんな役に挑戦するのか楽しみです!
壊す力を守る力へ
主人公ビリー・ホープは挑発的・攻撃的なスタイルで
43戦無敗という戦績を残してきた、ボクシングの
ライトヘビー級王者。
愛する妻と娘にも恵まれ、幸せの絶頂にあった彼。
だがある事件で妻を失って以来彼は自暴自棄に陥り、
財産も名誉も仲間も失ってしまった挙げ句に、
保護者としての能力不足として、娘とも離ればなれに。
娘を取り戻したい一心の彼は、ボクサーとしての
再起をかけ、かつてのライバルを育てた小さなジムの
トレイナーを訪ねる――というあらすじ。
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先に不満点から述べておこうか。
タイトルでもある“サウスポー(左利き/左構え)”は、
きっとそれまでのスタイルを変えて戦う彼の象徴
になるべき言葉だったのだろうと思う。だが
残念ながらタイトルに冠するには、その位置付けが弱い。
一発逆転の隠し球という扱われ方はしていたが、
そこにもっと理由付けや象徴的なものが欲しかった。
試合の決着もややあっけない印象だ
(そこまでの盛り上げ方は凄く良かったのだが)。
また、起承転結で言うところの“転”までがやや冗長
だと感じた事も挙げておく。ビリーがとことんまで
堕ちる過程を描くのは重要だが、それでも長過ぎる。
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だが、それでもこの映画は良い。
『ナイトクローラー』で不気味な突撃レポーターを
怪演したJ・ギレンホールが、今回もスゴい演技。
見事な肉体改造やボクサーとしての動作はまだ序の口。
物語全体を通しての表情の変化が素晴らしいのだ。
主人公ビリーのファイトスタイルは、相手を挑発して
積極的に殴られ痛め付けられ、怒りを高めてそれを
エネルギーに変えるスタイル。だから彼は試合の度に
ズタボロ。半ばパンチドランカーになりかけていて、
顔も動作もまるで麻薬常習者のようにぼんやりしている。
だが復帰を決意してからの彼は、まるで憑き物が
落ちたかのようにみるみる精悍な顔付きへと変わり、
目の色も澄んでいくのである。
やり場のない怒りを抱え、自分以外の何者も眼に
見えていなかった彼が、自分の娘のみならず、
トレイナーや見ず知らずの少年にまで気遣いを
見せる人間に変貌していく様は感動的だった。
O・ローレンス演じる幼い娘レイラもグッド!
ただの良い子ではなく、成長が垣間見える所が良い。
保護施設を訪問する父親に酷く冷たく当たるレイラ。
「あんたが死ねばよかった」なんて言葉は間違っても
口にしちゃいけないが、彼女が母親を失った悲しみの
深さは父親と同等以上だったのだろう。
きっと施設に送られた怒りではなく、「いちばん辛い
時期に悲しみを受け止めてもらえない」という怒りが
彼女を充たしていたんだと思う
(加えて、施設の子どもたちやメディアを通して
父親の悪い評判を聞いたのかも)。
弟子を失ったトレイナー・ティックと同様、
きっと彼女もサンドバッグが欲しかったのだ。
あの時の彼女には、行き所のない感情を父親にぶつける事
しか出来なかったんだろう。そこで黙って殴られて
やるのもまた、父親の役目だったのかもしれない。
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ビリーも、レイラも、ティックも、身内で処理し
きれないほど爆発的な怒りと悲しみを抱えていた。
抑圧できないほど激しい感情と、
人は一体どうやって向き合えば良いのか?
ビリーはその感情を捨てはしなかった。いや、愛する人
を失った怒りや悲しみを誰が捨て去る事ができようか。
彼はその行き場のない破滅的なエネルギーを、
他のエネルギーへと変換する術を得た。
己や他者を破壊する力ではなく、
己の人生を――愛する娘を守る力へ。
言うなれば前半と後半のビリーは、異なる種類の炎だ。
人を巻き込む爆発的な赤い炎と、
青く静かに、だがより熱く燃える炎。
この物語は、自暴自棄に生きてきた男の復活劇という
だけでなく、理不尽な人生からもたらされる怒りや
悲しみとどう向き合うかを語っているのだと思う。
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劇中でティックが伝える“サウスポーへスイッチしろ”
という教えは、それまでの生き方を“切り替える”
という意味合いで効いてくる。と思うのだが、
前述通り、そこの関連性の薄さが不満点ではある。
けれど、痛々しくリアルなファイトシーンの迫力、
ズタボロだった主人公が変わっていく感動的な過程など、
見応え十分の佳作だった。3.5~4.0判定で迷ったが、
満足度高しの4.0判定で。
<2016.06.05鑑賞>
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余談:
50セント演じるマネージャーがムカつく~。
失意のドン底にいる人間にあんな仕打ちしといて、
おまけにあんな奴と組んで、どのツラ下げて
来やがった!って感じ。
あんな守銭奴なマネージャーってショウビズ界に
ホントにいるのかね。実際こういう事件があったら
『弔い合戦』と世間を焚き付けてガッポリ儲けよう
という輩が平気で出てきそうなのが怖い所。
全てを失った元チャンピオンが、娘との生活を取り戻すために、再びリン...
全てを失った元チャンピオンが、娘との生活を取り戻すために、再びリングに上がる。
前半はジェイクギレンホール演じる主人公が好きになれず、イライラしたが、後半は感情入りまくって、ラストのタイトルマッチのシーンでは「打て!」と声が出そうになりました。子役も良かったです。
よかった~!
全てを無くした父親の、感動の復活の物語!
王道のボクシング映画ですが、役者、音楽、演出の三拍子が揃った映画です。観に行って損はないと思います。
まず、ジェイク・ギレンホールの役作りが凄まじい!「ナイト・クローラー」のガリガリから、ここまでムキムキにしたのは凄すぎます。どこからどう見てもボクシングのチャンピオンにふさわしく、説得力が出ます。
そして音楽はエミネムで、これも試合のシーンなどテンションが上がります。この作品はエミネムの人生から着想を得ているみたいで、父親と娘の関係性など、そう言った所も知って見ると面白さが増すかと思います。
更に、ボクシングのシーンが物凄いリアルで、しっかりしています。試合のシーン等は本物のボクシングシーンを観ているみたいで手に汗を握ってしまいます。ボクシングファンの人は、ボクシング映画等で試合の嘘っぽさにさめてしまう人もいるかもしれませんが、この作品はその辺のリアリティが凄く満足できると思います!
そして、ラストシーンは感動すること間違いなし!特に娘さんがいるお父さんは号泣してしまうので無いでしょうか?
ロッキーの焼き写し
ボクシングの作品は、必ずラストは熱くなる。
この作品も例外ではない。
でも、今年はボクシング映画の最高峰ロッキーシリーズ「クリード」が上映されたばかりでどうしても比較してしまう。
相手が悪すぎなのか、盛り上がりは、ロッキーのそれとは比較にならない。
ストーリーの大筋は、ロッキーパターンそのもので真新しさが無いのも残念な点である。
そしてなんと言ってもロッキーには名曲があるのでここぞと言う場面では圧倒的な効果がある。
そんなことでボクシング作品としては楽しめるが心にはそれほど残らない作品である。
ラストが熱い!
ジェイクギレンホールの演技と肉体が素晴らしい。
全てを失い、這い上がって行く姿…
先の読めるありがちなストーリーなのですが、
やっぱりラストは熱くなります!
ただ、大好きな映画『ロッキー』と比べてしまうと、ちょっと…ですが。
ジェイクギレンホール主演の『ナイトクローラー』おすすめですよ。
ストーリーはありきたりでも期待を裏切らない良作
大好きなジェイク・ギレンホール主演で、まずはその鍛え上げられた肉体に魅了される。「ナイトクローラー」でげっそり病的に痩せたダークヒーロー的キャラとは180度異なる。
「スポットライト」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムスが、その妻を演じるが、彼女が銃の暴発により亡くなるところから物語が大きく動き出す。
このボクシング映画はひと言で面白いとか表すのが難しい。ギレンホール、マクアダムス、フォレスト・ウィテカーなど名優が名を連ね、主人公の娘役ウーナ・ローレンスがまた凄まじい存在感。本物の親子のようだった。
素晴らしい演技の裏で、素晴らしい脚本。ボクシングを通じて主人公の再生劇と親子の愛の物語を紡ぎ出す、一見ありきたりなストーリー。だけど、そこにはリアルなファイトシーンや監督のアントワン・フークアが徹底して作り出した現場の緊張感など、あらゆる化学反応を起こして人々の記憶に残るような一本の映画ができたかのよう。
衝撃を受けたのはボクシングのラストシーン。だいたいのボクシング映画では「会心の一撃が決まり、ノックアウト勝利!」となるところを、ノックアウトパンチの後にもう一発空振りの左フックを入れたところが印象的だった。リアリティを全身で感じた。
ギレンホールの役作りや演技が素晴らしいのはもちろんのこと、この作品で特に素晴らしいのウィテカーとローレンス。
ウィテカーは無敵の主人公を唯一追い込んだボクサーの元トレーナーで、その男にボクシングを習いに行くんだからそりゃあすげぇ奴なんだろうと思ったんだが、これまた人間臭い。不器用で、お酒を断ってるとか言いながらしれーっと破ってるところとか。愛着の湧くキャラでした。
ローレンスは初めて見た子役でしたが、子供らしさというよりも、亡くなった母親の代わりを必死に演じようとする凛々しさを感じました。「ルーム」に出てた子も良かったですが、また凄い子が出てきたなぁと。
目頭が熱くなる場面が多く、家族や友人など身の回りの人を大切にしたい、そう改めて感じさせられるいい映画でした。また観たい。
ジェイクギレンホール、のってますね。
若干間延びしてる気がしたし、気になる部分はあるものの、油の乗った役者陣の演技力で、やっぱり泣けましたよ。勢いだけで掴んだ栄冠、でもそれ故の挫折、そして本当の勝負が始まるっていうストーリーはわかっていても胸が熱くなるし、ホープが再び立ち上がり、プレイスタイルを変更するディテールはあがる。そして奥さんと子供の存在が感動に輪をかける。
ほぼ出尽くしたシナリオですが・・・
ボクシング映画は、良くも悪くも先が読める展開からエンディングでの感動っていう王道パターンが確立されているが・・・
知り合いにボクサーが多く、彼らの勝利敗戦引退・・そしてセカンドキャリアの現在を見てるので、過去のボクシング映画より切実に鑑賞出来た。
打たれながら最後は勝つ!絶対王者の夫の行く末を案じて、闘う事を止めるように嘆願する妻と、まだまだ稼ぎ優先でボロボロになるまで闘わせようと企む周りの人々との描写は、リアリティがあって良かった。
ただその献身的な妻を襲う悲劇へのシナリオが雑。。。。
その後の葛藤と娘との絆の修復していくのたが、悲劇の要因ともなった対戦相手の印象が薄くヒールとしても弱いのが残念〜☆4
格闘技好きなら外さない安定感のある作品です。
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