イット・フォローズのレビュー・感想・評価
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古典的といいたくなるような音で煽ってくるタイプなので劇場推奨
「それ」は人にうつすことができる。「それ」はゆっくりと歩いてくる。「それ」に捕まったら、必ず死ぬ。「それ」はずっとずっと憑いてくる
ゾクゾクくる怖さ
予告編でかなり気になって、1日に1回しかない回を観に行ってきました。 映画館で初ホラーだったんですが、かなりゾクゾクして、怖かったです。 単純な設定なんですが、日本的かつクラシック的な怖さと新しさに引き込まれました。 しかし、"それ"について、もっと深く設定をつくるべきであったと思ったし、不必要なシーンや不自然な行動すぎて笑えるシーンも多々ありましたので、星3.5とさせていただきました。 でも、本当に怖かったので、オススメです。
突如訪れる極限の恐怖。斬新な設定の極上ホラー!!
【賛否両論チェック】 賛:“恐怖の感染”という展開が斬新で、観ていてハラハラさせられる。恐怖を駆り立てる重厚な音楽も魅力的。 否:設定が設定だけにラブシーンが多く、好みは分かれそう。急に驚かせるシーンも結構あり。 “感染する恐怖”という、有りそうで無かった設定が新鮮です。第3者から見ると、何に怯えているのか全く分からないのに、当事者にとってはハッキリ見え、しかも捕まれば殺されてしまうという、日常を舞台にした非常にスリリングな展開が印象に残ります。所どころ、話題には上らないものの、画面の片隅にしっかりと〝それ”がいたりするのも、また怖いです(笑)。 そしてもう1つ特筆すべきは、BGM。要所要所で恐怖を駆り立てるような重厚な音楽が流れ、ドキドキさせられます。 ラブシーンはありますが、それも“感染する”という設定ゆえ。異色の恐怖を、是非体感してみて下さい。
ほうら(ホラー)やっぱり、いや違う
この作品を観た後ニット帽を無くした事に気づき、自分の記憶能力の無さを痛感させられる羽目に陥る、全く関係無い話である(苦笑)
やはりアメリカ産ホラーというと、もれなくエロもくっついてくると言うことで少々期待はしていたのだが、うーん、びー○く見えないし、かなり不満が残る。恐怖とそれに背反するエロが出てきて、生と死という対局の度合いが遠く深い程面白いと思うのだが・・・
ハッキリ言ってひとくくりにすれば『ゾンビ』映画に近いものなのかもしれない。但し、約束事の中で進むシチュエーションストーリーであるから理解はしやすい。きちんと初期のシーンで、主人公の女の子に諭すように説明されていて、そのシーンで観客も分かるから。だからこそ、その先の『ビッチ』的変化を期待したんだけど、ま、そんなことはないわなw クェンティンタランティーノが、エイズのメタファーだと言っていたのを監督が否定したというエピソードを聴いたが、確かにそんな陳腐なメタファーではなく、セックスしないと殺しに誰かが追いかけるという奇想天外な設定の中で、主人公が一体誰と愛し合うことが正しいのかを模索していくというテーマなのだろう。
というわけで、完全なホラーというわけでもない本作は、ホラーを嫌いな人も一寸勇気を出してみれば、壁は乗り越えられるかもしれない。
ラストシーンは、『そっかぁ』って感じで、厳しい現実に陥れられるけど・・・ そして、ニット帽を無くしたという現実にも苛まれる(苦笑)
ジェイ!う、うしろーーー!
これだけの低予算で特別なメイクでもないのになぜこんなにこわいのか!とくにジェフの学校でのカメラがぐるぐるパンする中エキストラは止まっていて「それ」だけがこっちみて歩いてくるシーンが印象的であった。 テーマ性病を描いてるともとれるが、小説の引用からして人は死ぬけどそれでも生きていく話。怖いのにみた後、心地よい感情が湧く映画でした。
睡魔との闘い。鑑賞失敗作。
作品そのものは、否定しないが、好みに合わなかった。 ストーリーがつまらなかったこと。 あまり恐怖を感じなかったこと。 せいぜい気味悪さ程度。 スローテンポ、何なの?!状態があまりにも続く似たような展開ぶりに飽きてしまった。 そんな展開ぶりに影響されてか、恐怖心を煽る効果音までが、まるで子守唄のようになってしまった。 劇場内の程よい暖房など。 このような影響のせいで、睡魔と闘ってしまう羽目に。 せっかくの劇場鑑賞、もったいない精神で何とか鑑賞完走できたので、最低点にはならずに済んだ。 アップテンポ、直接描写、ビジュアル面を強調されたものが、好みならば、鑑賞はオススメできない。
究極の絶望体験
この映画を見終わってから後ろが気になって仕方ない・・・。それくらい怖い映画だった。
我々に与えられる情報は「それはどこまでも追ってくる」「速度は遅く、歩いてくる」「姿を誰にでも変えることが出来る」「他人とSEXすることで移すことが出来る」「移した相手が死んだらまた自分に戻ってくる」程度だ。そんな限られた情報で最後まで結局、それが何だったのか分からない。これだけ実に後味が悪く、最高に厭な気分になる映画だ。まさか、こんな所でシャイニングに似た厭な感じを体感できるとは感動だ。音の使い方なんかも似てて見てるこっちの精神まで犯してくるような絶妙な効果を発揮してくれる。
展開はゆっくりだが緩が長い分、急が来た時の危機感も倍増しだ。そうは言っても中盤がやや冗長気味に感じた。ここだけが残念。
終わり方も希望と絶望がうまく合わさっていて気持ちがいい。人によって様々な捉え方が出来る本作は様々な姿に形を変える「それ」のようだ。
ホラーは滅多に観ないのだけど。
全体的に、居心地の悪さが漂い続ける。
効果音は、下手なバイオリンの旋律のようにちょっと音が外れたようで気持ち悪い。端末で小説を読める文明がありながら、古臭いTVからは時代遅れの怪獣ものが流れてくる。大人の存在がありながら、ほとんど身近な大人が出てこない。警察が来てくれる現実みがありながら、得体のしれない「IT」に追われる焦燥感に息が乱れる。そして、気付くと、画面の奥のほうからゆくりゆっくりと歩み寄る「IT」...。
この映画を、安易なセックスに警鐘を鳴らした映画、と観るのは容易いこと。
だけど監督はテーマは愛だという。
誰かに移したところで、いずれ「IT」がまた現れるかも知れない落ち着かなさが引っかかったまま、気味の悪さを引きずり続ける。
結局、「IT」は何なのか?
映画は、何を暗喩しているのか?
ゆっくりと変化もなしに忍び寄るのなら、それは「時間」なのか?
恐れるものであるならば、「老い」なのか?
ラストシーン、二人の後ろからついてくる「IT」。
おいおい、後ろから来てるよ!ってビビるのがいいのか、二人で歩き続けていさえすれば追いつかれることはないと前向きにとらえたほうがいいのか。
運命を共に生きようと誓ったように思えるポールとジェイの手が繋がれているところを見るならば、後者ととるべきだろうか。
脅かし&じんわり
追跡者の出現フラグで流れる音で身構える。
ジェイの家に進入して来た時が一番怖かった。
全裸オヤジが屋根の上から見てるのは、笑った。
グレッグはセックスされて即死だし、悪くない死に方かなー
自分が感染したらどうにかして檻に監禁して海外行ってsexする。
遅いが頭はいいとは言っていたが、全裸など明らかに分かりやすい姿で登場したり、時々アホ。
面白かった
恋と友情、恐怖、そしてエロといったような楽しい要素が詰まった青春ホラー。セックスするのが怖くなった。
恐ろしい代償が待っているのだけど、童貞みたいな幼なじみがセックスさせてもらえてよかったなあと思った。
お化けが銃で殺すダメージを与えることができるのが面白かった。歩いて来る割にけっこう足が速かった。
タランティーノ監督が褒めた割にかなり面白かった。
「ザ・フォッグ」を思い出した
「ウルトラQ」の一編を ジョン・カーペンターが撮ったら こんな感じになるかもなぁ… と思いながら観てました おいら的には 来てるぞ来てるぞ!って話より 来そうだ来そうだ…わあぁっ!て方が 好みなようで。
ITが出てくるたび鳥肌が立った。ベットの目のアップとプールの中水中...
ITが出てくるたび鳥肌が立った。ベットの目のアップとプールの中水中苦しい場面が怖い。あの女の子最後はすっきりしてとてもきれいだった。これも一風変わった青春恋愛映画。
米作品らしからぬじわじわ感。
特殊効果少なくじわじわ怖さを感じさせる演出は日本風で今までない感じ。真昼間から‘それ’は何にでもなれちゃうわけだからただの人でもいいわけで…で、それが意外にも怖さにつながっていてアイデアはうまい!って思った。 チョット、ビックリかましの音に騙された感はあるけどね。 アジア映画と違い何故それが感染しだしたかは全く追求しないとこが潔いのか考えられないのか…。 とは、いいながらホラー作品としては上出来だと思う。
テーマはおもしろいのに・・・
始まりからストーリーに引き込まれますが
何せ結末がイケてない!
結局肝心なアレの正体は何なの???
て言うのが明かされないまま
物凄く中途半端な感じで話が終わります。
プールサイドで何の為に電化製品並べたのかも
よくわかんないし…
最後まで中弛みなく観れるだけに
非常に残念なラストです。
絶妙な設定と映像の美しさが印象的。
低予算ってことだけど、まったく安っぽくない。シンセらしい音楽もちょっとメランコリックなジョン・カーペンターみたいでかなり好い。そして、ホラー映画といってもお化け屋敷的なびっくり演出や直接的なグロ表現はほとんどない。そういう怖さとは少し違う、もう少し根源的な不安や恐怖を描いている。だから、ホラー好きじゃなくても十分に楽しめる作品だと思う。 「それ」は人間の姿でゆっくりと歩いて近づいてくる。「それ」は感染者にしか見えない。「それ」は誰の姿で現れるかわからない。「それ」に捕まると死んでしまう。「それ」はセックスで人に移すことができる。ただし、移した相手が死ぬと戻ってくる…このパンデミックものともゾンビものとも違う、地味な感染システムが、独特の、静かな、けれども決して逃れられない不安を効果的に演出している。 この映画、タランティーノが褒めたとか褒めてないとかいう話は別にしても、あちこちでやたらと好意的な批評を見かける。釣られて観た結果、面白かったわけだけれど、あんまりハードルをあげるのもどうかとは思った。アイデアや見せ方は素晴らしいし、郊外の冴えない若者たちの思春期の物語としてとても魅力的だけれど、展開的には荒削りなところがかなりある。 特に主人公の女の子ジェイに「それ」を移すジェフの言動にはかなり無理があるように思う。まず、セックスの後、ジェイに状況を理解させるために、下着姿のまま気絶させて車椅子に縛り付けたり、その格好のまま後手に手を縛って家の前に捨てて行ったりする理由が解らない。行方を眩ましたあと、ジェイたちに探し出された時も「一緒にいない方が良い」みたいなことをいう。これも理屈に合わない。ジェイが殺されたら「それ」は自分のところに戻ってくるのだし、一度感染している自分は「それ」が見えるのだから、どう考えてもジェイを殺させないために協力するのが妥当だろう。 もちろん、ジェイの最後の選択とエンディングを見れば、物語の要請上、それがジェフの役割じゃなかったことは理解できる。それにしても、もう少しうまくやれなかったものかなあと思わざるを得ない。あと、ゾンビものではお約束なんだけど、友だちの別荘でジェイが捕まりかけたときの「それ」の手際があからさまに悪すぎる。終盤の父親の使い方なんかは良かっただけにもったいない。 セックスとドラッグで頭がいっぱいのバカな若者たちがシリアルキラーに惨殺されていくのを、ポップコーン片手にゲラゲラ笑いながら観る…といった類のユルいホラー映画とは対極にある作品だけに、それ系にありがちなユルさはもっと徹底的に排除してしまった方が、よりテーマ性の強い、刺さる作品になったんじゃないかと思う。まあ、そのあたりは次回作に期待かな。
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