「豪華キャストのわりにはいまひとつ」人生の約束 mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
豪華キャストのわりにはいまひとつ
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私にとってはどちらかといえば、残念な映画の部類でした。
会社の規模の拡大にしか興味の無いような起業のボスというのは、とてつもない、嫌〜なヤツのはずなのに、竹野内豊には、すごく人に嫌われてる感もなく、一貫して感情が平坦のままでした。
冷酷な人間が、親友の死で「ハッと気付かされる」というストーリーですが、親友(航平)と主人公の生前のつながりも、ほとんど描写されておらず、親友の故郷を訪れ、その死を知って心が打ちのめされるような衝撃と哀しみ(内面の葛藤とか)もなく、本当に短時間の間に変化してしまったように思えて不自然でした。
ラストの曳山祭りのシーンは美しく迫力はありましたが、航平の代わりに、主人公が祭りに繰り出して、神輿をかつぐところはクライマックスのはずなのに、主人公の表情もいまひとつで力が漲ってませんでした。竹野内豊いい役者さんのはずなのに、良さが発揮できていませんでした。ミスキャストかなぁ…とも思えてしまいました。
そこそこ出番のあった脇役の人も「通りすがりの人」的な感じで、物語に繋がっている風でもなく、ラストも軽く終わってしまいました。
航平の娘が主人公に駆け寄って抱きつくシーン、
必要だった?? なんで?
フランスパンもらったから? 笑
一番よかったのは、室井滋かもしれません。
「無くしてから気付くことばっかりやな。人生は」
西田敏行が言うと、言葉に深みがあったので
それはちゃんと生きてました。
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