劇場公開日 2016年1月9日

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「友人とは。」人生の約束 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5友人とは。

2016年1月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

去年の「愛を積むひと」(朝原雄三監督)と同様、日本映画らしい1本である。
しかし、いろいろなところに違和感があった。

IT企業で成功した中原(竹野内豊)のところへ友人の死の知らせが届く。
その友人は故郷の新湊で、町の曳山にまつわることに情熱を傾けていた。

中原が新湊で、町のみんなに感化され曳山とつながるまでをドラマチックに描いているのだが、この中原と友人との関係に違和感がある。
中原は、その友人に娘がいることも知らなかったし、妻を亡くしたことも知らなかった。友人でそんなことがあるだろうか。

その設定を抜きにすれば、よくできていると思う。
ただ石橋冠に期待しているものとは少し違っていたが、これをきっかけにまた映画を撮ってくれれば言うことはない。

竹野内豊はいい役者になった。設定はさておき、見事に1本の映画を背負っていた。

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mg599