Dearダニー 君へのうたのレビュー・感想・評価
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「Dearダニー」を観て・・
アル・パチーノの70歳を超えての円熟味のある演技が素晴らしい。ストーリーは43年前の届かなかったジョン・レノンからの手紙が主人公に音楽家としての原点回帰をさせる。ツアーを中止して長年止めていた曲作りをする。縁を切っていた息子に会いに行く。恋に真剣に生きる。映画のバックに流れるジョンの曲が新鮮だ。アルの内面から溢れ出る渋さと男らしさに勇気を貰った(笑)
余裕が醸す喜劇。
ジョン・レノンが新人ミュージシャン宛てに書いた励ましの手紙が、
数十年後に本人に届いたという実話をヒントに作られた作品。楽曲
があまりにリアルなので(ジョン以外のオリジナル曲まで)てっきり
そのミュージシャン本人の曲かと思っていたのだが、そうではなく、
何と今作のために新たに書き下ろされたらしい。往年のスター歌手
らしくなりきったA・パチーノの演技が素晴らしく歌声も貫録十分。
重い話も入るが全体的にカラッとした雰囲気で笑えるシーンも多い。
何よりアル本人が非常に楽しそうに演じているのでこっちも爽快だ。
物語は詰込みすぎてやや焦点がボケているが往年のスターといえば
この人!に相応しい余裕が醸すロマンティックな喜劇を堪能できる。
もし、ジョン・レノンが今も生きていたら。
良質な「大人のファンタジー」が味わえる一本。
ドライながらも基本陽性な脚本と、それを体現するアル・パチーノの円熟の極みが素晴らしい。
また、モチーフの手紙の主、ジョン・レノンの計り知れない才能を改めて確認させてくれる、劇中曲のシーンに完璧にシンクロした使い方も巣晴らしかった。
デ・ニーロに並び、パチーノも。
この年齢の域になって、老いに寄り添い人生の深みを体現するようになっているのが凄い。
そこで思う、もしジョン・レノンがまだ生きていたら。
果たしてどんな音楽を今聞かせてくれるのだろう?
(劇中のダニーのようにはなっておらず、クリエイティブに前進し続けるのか…はたまた近年ますます訳が分からなくなったヨーコに食いつぶされているか笑)
過去を振り返りながらも、その先の未来を見つめちょっと前向きになれる作品。
演技なのか素なのか?脚本なのかドキュメンタリーなのか? もう区別が...
演技なのか素なのか?脚本なのかドキュメンタリーなのか?
もう区別がつかないアナタは人類の遺産です。
男心にジーンと染みます。
2021年12月8日に再見
これほどまでの傑作であったかと今更ながらに気付くとは・・・一部の隙もなく満点。残念な事にジョンレノンとのエピソードがこの作品が広く見られることを妨げている可能性が有る!(dTV)
アル・パチーノ好きなら楽しめるはず
セント・オブ・ウーマンは見たけどゴッド・ファーザーは見たことない自分にとっては、期待したとおりのアル・パチーノが観れました。
ユーモアと弱さの同居した魅力的な人物が良く似合う。
どうでもいいですが高田純次に似てるなーって思いながら観てました。
アル・パチーノ主演、アネット・ベニング、クリストファー・プラマー共...
アル・パチーノ主演、アネット・ベニング、クリストファー・プラマー共演。アル・パチーノは今でも根強いファンを持つロック歌手で、売り出し中の若かった時、受けた雑誌のインタビューがきっかけで憧れのジョン・レノンが彼宛に手紙を書いていたのに、彼には届けられなかった手紙をひょんなことで入手する。それがきっかけとなって、酒、薬に溺れてやりたい放題の生活と惰性で稼ぐだけのツアーを止め、ニュージャージーのホテルに滞在して、生まれてから会っていない息子に会いに行く。息子と、ホテルの憧れの女性に受け入れてもらうために必死で生まれ変わろうとする。
これがフィクションだと単なるファンタジーだけど実話だっちゅうからねぇ。まぁ実話は最初の部分だけかなという気がするが。ジョン・レノンて筆まめやったんかなぁ。
イマジンとは、ホントに考えること。
彼の学びは、「恐れ」
彼は、富と名声を手に入れる時に、インタビューで、とても怖いと言っていましたね。
彼は、今回も、「恐れ」でつまずき、せっかく、やり直せそうな時に、また、元に戻りそうでした。
けれど、何が大切なのかを悟った時に、やっと「恐れ」を手放せたのです。
THINKではなく♪IMAGINE
エゴ(恐れの元)から考えるのではなく、魂から考えるイマジン(これが、ホントに考える事)。
君なら、どう考える?
その答えは、「恐れ」を手放した時に、やって来る。
だから、「ダニー」は、息子を心から愛して、勇気づける事が出来た。
「トム」、手放した時にね!!
手紙は、来るべくして、来るべき時に、やって来たのだ。
出直そうとしたライブハウスでの葛藤シーン、そして自己嫌悪に陥りまた...
出直そうとしたライブハウスでの葛藤シーン、そして自己嫌悪に陥りまたクスリに逃げてしまったシーン、
希望↔︎挫折、後悔
お金↔︎愛
運命
人生とは何か?大切な物は?
ラストも良かった。
単純明快。
アル・パチーノとジョン・レノンが好きな人は色々楽しめます。
ステレオタイプ的な酒とドラッグと過去の栄光に溺れるミュージシャンの物語。
やっぱり自分は、ギャング役以外のアル・パチーノが好きだな、と再確認した思いです。
人と人との会話で展開してゆくヒューマンものは、やはり一流の俳優が不可欠だなとも思いました。脇があってのアル・パチーノでしたから─。
薬や酒がたくさん出てきますが、いい話だと思いました。
子役、ジゼル・アイゼンバーグの愛らしさに注目!
本作でなにより度肝を抜かれたのは、往年のロックスターを演じるアル・パチーノです。
ロックスター"ダニー・コリンズ"役なので、もちろんステージパフォーマンスもありますよ。
しかもその往年のヒット曲「ヘイ・ベイビードール」が、ロックというよりかなりポップス寄りな感じなんです。
腰をひょいひょいとリズムをとりながら唄う姿に、色んな意味でびっくりです(笑)
アル・パチーノもデニーロも、色んな役をやりますねー!
43年前、ジョン・レノンが新人ダニーに宛てた手紙が見つかる。そこには、音楽に対する愛情を持ち続けるように書いてあります。ダニーは43年前にこの手紙を受け取っていたら、こんな自堕落な生活にはなっていない!と思うんです。いや、今からでも遅くない!
若い頃ダニーは、グルーピーと関係ももってできた息子がいます。
関係修復をはかろうと急に息子に会いに行くんですが、ものごとはそんな簡単でも単純でもなく。罵声と共に拒否されます。
しかしむっちゃ可愛い孫娘ホープがADHDと知り、有名な専門学校への入学をロック・スターのコネで果たした後、息子とは和解します。しかし……。
アル・パチーノ、決して歌は上手くないです(笑)
でもピアノを弾きながら、語るように濁声で唄うシーンは流石です。心に迫りました。勿論、劇中で流れるジョン・レノンの曲も。
また脇を固めるクリストファー・プラマーや、アネット・ベニングなどの演技さえも霞む、難しいホープ役を演じたジゼル・アイゼンバーグの愛らしさ。是非、注目してください!
ジョン・レノンソングの入門書的映画
実際にあった出来事をアレンジした映画は、最近だと『チャップリンからの贈りもの』があった。チャップリンの遺族の全面協力がなければ出来なかったろうが、こちらもジョン・レノンの遺族(=オノ・ヨーコ)の協力なくしては難しかっただろう。
というわけでほぼ全編レノンの曲が使われていて、それもシーンごとに合った選曲をしている。諸事情で歌詞字幕は出ないが、興味を持ったら歌詞の意味を調べてみるのもいいかも。
ダメダメな役のアル・パチーノってこれまであったか?っていうぐらいのダメっぷり。ブロードウェイに立っているだけあって歌のパフォーマンスも堂に入っている。近々公開の『アントマン』でもいい味出してたけど、息子役のB・カナヴェイルも地味ながら好演。
ラストは正直、「えっこれで終わり?」という気がしないでもないけど、ライトな感じで観るといいのでは。
forget it
アル・パチーノ ロック・スター??? get the f### out
hopefully メリル・ストリープ does a better job in "Ricki and the Flash"
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