戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章のレビュー・感想・評価
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シリーズファンへのご褒美作品
仲間を失い1人で活動を続ける田代は、空に巨人が浮かぶ東京で異世界から来た男と出会い…。 終末感の漂う東京、異世界からの仲間、古の神との決戦、生き残った端役が主人公になる展開と全部が熱い最終章。まったく怖くはないが、シリーズ最高傑作でした。
2020/12/31
なにがなんだかわからない!カオス! 「自首する前提なんですが、パンツ脱いでくれませんか?」とか、この作品は白石監督の性癖? そしていきなり江野祥平登場!(関西弁がたまらないー!) 乱暴な感じだけど、瞬間移動して体調が悪くなった田代カメラマンの背中さすってあげてたり、さりげなく優しい笑 最後は「俺が弾になる」って言うから変身するのかと思いきや、生身で吹っ飛んでいくのには驚いた。 ホームレスを暴力で押さえつけて必要な人形を奪うついでに、しれっと自分用に靴ももらう田代カメラマンのしたたかさ。 それくらいじゃないと工藤Dの下で働けないよな…。 田代カメラマンの奮闘で異界から元に戻ってきた工藤DとAD市川。 『えー、わたしたち、入れ替わってるー!』…って、おい…。 でもそんな時でも「こんな世界じゃホラードキュメンタリー撮っても売れねぇじゃねぇかよ!」って市場の変化をすぐに察する工藤D、さすがだ。 なんかもう良くわかんなかったけど、最後は謎の爽快感と感動すら覚えた。
フェイクドキュメンタリーの1つの到達点
別の白石作品の江野くんの登場にテンション上がった。瞬間移動江野とカメラマン田代で4つのミッションをクリアして工藤市川を助け出せ、しかも生配信しながら。1.ホームレス(ノロイの小林)から2体の人形を奪え。2.女性からパンツを奪ってうんこ状ゲロを人形を掛けろ。3.田代の親指と小指を切ってそれぞれを人形に埋めろ。4.上村を撃ち殺して脳みそを人形に入れろ。このミッションたちのリアルに厭な感じと気持ち悪さがバックのサイレンによってより引き立ってた。戻ってきたら、工藤と市川が入れ替わるコメディ展開。ドロッとした霊体ソーセージ。おかしくなったファイル2の上村(うー子)、江野が呼び出すファイル1の矢野、前作の劇場版のナナほか白石空間にオールキャスト。最後の個々の台詞のやり取りが、キャラの立ったいいパーティだなあ。江野くんを砲弾にして工藤バズーカで黄泉比良坂を閉じて過去改編、舞台はリブートした世界「超・コワすぎ!」へ。 コワすぎの最終章としてみたらいろいろどうかと思うが、現時点の白石作品の総決算としたらこんなに楽しいエンタメはない。
チープさと緻密な計算と工夫と勇気が同居。ラストの歩道橋のシーンは、...
チープさと緻密な計算と工夫と勇気が同居。ラストの歩道橋のシーンは、運命に逆らい続ける決意表明のようで、大爆笑かつ大感動でした。
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