シチズンフォー スノーデンの暴露のレビュー・感想・評価
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スノーデンが暴露してくれたおかげで、私的にも意識下に入れるようになった。
『シチズンフォー』のドキュメンタリーを観てから、バイオピック『スノーデン』に入りたかった。スノーデンはドキュメンタリー映画作家であるローラ・ポイトラスに接触をしてきたから一番信憑性の高い史実をおさえた後、オリバー・ストーンズのスノーデンに対する捉え方を知りたかったからだ。でも、都合で、「スノーデン」が先になってしまった。これで、よかったと思う、なぜなら、ドキュメンタリーはバイオピックより詳細で深く、専門的知識不足の私には完全に理解できていないところがある。そ
れに、スノーンを演じたジョセフやオリバー・ストーンもスノーデンの動きを一部始終、学んだのではないか?なぜかというと、(米)国民一般はNSAやFBI, などの機密の内情を知るのは難しいから。
最初にスノーデンはキンキナトゥスを名乗り、NSAの内部告発をグレン・グリーンウォルド(Glenn Edward Greenwald ブラジル在住、アメリカ合衆国のジャーナリスト、弁護士、作家)にコンタクトをしてきたようだ。個人的にグレン・グリーンウォルドの略歴を読んでみた。中央情報局(CIA)やアメリカ国家安全保障局(NSA)などについて詳しいブロガーでもあったようだ。しかし、グレン・グリーンウォルドは忙しく、キンキナトゥス(スノーデンの名乗った名前)とコンタクトをしなかったようだ。
その後、スノーデンはローラ・ポイトラスにシチズンフォーの名前を使って暗号化されたメール(encrypted emails )でコンタクトをした。このメッセージからドキュメンタリーは始まっている。.ローラ・ポイトラスは機密をドキュメンタリーにする監督として選ばれたようだ。
それに、イラク戦争に関する映画を制作した後、米国に入国する時、拘束されたから、彼女はシチズンフォーを理解できると思ったようだ。
それから、ブラジルのリオに在住のグレン・グリーンウォルドにドキュメンタリーは移行する。彼はサロン.コムにレポートしている。
ウィリアム・ビニー(ホープ コンファレンスで彼は、9・11の後、アメリカに住んでいた人々をスパイしていたと告白。AT&Tという電話局の320ミリオンの盗聴を。これをステラ・ウインドと呼ばれていた。)NSAのキース・アレクサンダーは議会のヒアリングに全てNOスパイ行為をしていないと言った。マーク・クレインもNSAの盗聴をサンフランシスコ裁判所(このシーンを撮影している!!!)で訴えている。ジェイコブ・アッペルバウムはニューヨークのオキュパイド・ウォール・ストリート・セキュリティー・トレーニングで リンクアビリティ(一つのデータが他のデータとリンクすること。そのリンクが誰と会ったか、誰と旅行しているかがわかるとetc)についての危険性に説明している。 NSAのクラッパーも米国議会で盗聴を否定している。
2013年まで、スノーデンが告発するまで、盗聴スパイ行為は否定されていた。
この後はオリバー・ストーンズの「スノーデン」の方がわかりやすく説明されている。
スノーデンは香港で難民ステータスをUNを通してとる。 UNの助けをもらえるまで、香港
のホテルでの?との会話で感じるが、スノーデンの顔つきが明らかに変わっていった。緊張感にみなぎっているが、彼の細かさや丁寧なところは変わらないね。ローラ・ポイトラスは誰かに後をつけられているのを感じて、ベルリンに戻る。
ブラジルで、(新聞 O Globo)でも報道される。グレン・グリーンウォルドは米国のプリズムが、FB,スカイプやホットメールなどを通して、どう世界の情報を盗聴しているか説明している。線が太ければ太いほど盗聴量が多いと。地図を見ると日本は線が太い。
(1.25.00)
個人的にいうが、バイオピックを観た後だから、落ち着いて、このドキュメンタリーがみられる。 お化けも、ホーラも怖くないが、こういう政治的なスリラーが一番怖い。身近に感じるから。
このドキュメンタリーの最後、ロシアでのシーンが好き。グレン・グリーンウォルドとスノーデンが
ロシアで再会し、二人は、米国の諜報プログラムに関する新たな詳細について、話し合っている。でも、二人は重要な情報を話さないで、書き留める。。グレン・グリーンウォルドはこれらを破り、スクラップの山を作り、テーブルからゆっくりと取りのぞく。
タイトルなし
映画と言うよりはドキュメンタリー。スノーデン氏の名前はニュースで知っていたが、米国政府が個人は元より、他国の企業他、対テロ対策の名のもとに国益のために盗聴していることを20代で危険を省みず、暴露したことに驚愕したのと、取材し、報道戦略を練っていく姿が映像から物凄い緊張感が伝わってきた。
映像のリアリティ
スノーデン氏の事は、その時はともかくその後日本ではあまり報道されてなかった気がします。
テレビに出ていたか、どうかは知りませんが、リアルな映像、なぜ暴露したか、何のためか、など肉声で語られるこの映画で、初めて知った事が多いです。
日本政府の要人も同じように盗聴されていましたが、ドイツと違って抗議なし、謝罪なしだった記憶があります。
私は日本のニュースを聴いていると、派遣社員として情報機関に働いていた彼が、、云々という事で何で派遣の人がそんな情報にアクセスできるのか不思議でしたが、映画ではトップシークレットにも自由にアクセスできる立場だった事や、インターネットの自由を守りたいという彼の思いを知る事ができ、貴重な映画と思いました。
また、スノーデン氏からこの監督に働きかけがあった事や、マスコミをどう使うか、などよく考え抜かれた暴露であったことがわかった。
国連機関に身柄を寄せる前に、非常に緊張しているのが伝わってきた。それまではまるで俳優のようだったのに。
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