「情報漏洩って…?」スノーデン ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
情報漏洩って…?
ずっと観たかった映画。
何が正しいのか?
意見が分かれそうな内容。
主人公のスノーデンは、日本の攻殻機動隊が大好きなネットに詳しい青年。
米軍に所属し、国を守る一人の軍人だったが、足の怪我がきっかけでNSAの仲間入りとなる。
彼のデータ処理能力が認められ、全世界の機密データ収集を求められるようになってしまうスノーデン。
アメリカのために懸命に働く彼でしたが、自分は正しい事をしているのか、だんだんわからなくなって行きます。
憲法にあるように基本的人権を尊重しなければならないはずが、国は国民全員のデータを収集し管理しようとしている。
さらには、世界の機密組織までも管理下に置き、情報を乗っ取ろうとしている…。
これは、一体何のために?
本当に国のために自分は働いているのか?
自分の行動は正しいと言えるのか?
苦しんで苦しんで、悩み抜いた先に選んだ彼の行動は、アメリカを亡命し国を訴える事でした。
SNSの普及によって、ますます個人情報の取り扱いが慎重になっている世の中。
犯罪者もネットを経由すれば、簡単に犯人を特定できる優れた機能ですが、その反面個人情報の取り扱いの乱用の懸念が叫ばれているのも事実。
正しい使い方であれば問題ないのでは?
と思いつつ、一歩間違えれば個人情報漏洩にもなりかねない危険な問題です。
攻殻機動隊が好きな彼だからこそ、データの漏洩は慎重に行いたい考えたのだと思います。
AIの発達に伴い、ますます情報化社会になっていく今だからこそ、真剣に考えなければならない問題ではないでしょうか?
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