「スノーデンが鉄壁のセキュリティゲートをくぐってマイクロSDカードを持ち出せたトリックとは?」スノーデン ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
スノーデンが鉄壁のセキュリティゲートをくぐってマイクロSDカードを持ち出せたトリックとは?
TOHOシネマズ西宮OSで映画「スノーデン」(Snowden)を見た。
朝一番の上映は午前9時50分スタートだったが、
国道2号線から北に曲がって阪急西宮ガーデンズへと続く道路、ちょうどエッソ石油の前で道路を掘り反す工事をやっていたせいで渋滞が起こっていた。
いつもなら3分くらいで通過するはずの区間で20分ほどを費やしたかも知れない。
阪急西宮ガーデンズの屋上に停車し、チケットを買い、席に着いた時には予告編がちょうど終了し、本編がはじまる直前だった。
エドワード・ジョセフ・スノーデンを演じるのはジョセフ・ゴードン=レビット。
この「スノーデン」や「ザ・ウォーク」など意欲的な作品にキャスティングされていると感じる。
スノーデンの妻になる女性にはシャイリーン・ウッドリーがキャスティングされた。最初に見たとき、どこかで見た人だなと思ったが、「ダイバージェント」の主役の人だ。
ニコラス・ケイジがCIAの教官役で出演。
ニコラス・ケイジの妻と監督のオリバー・ストーンの妻はともに韓国人女性である。
元CIA職員エドワード・スノーデンの2004年から2013年までの9年間の実話のストーリーである。
小指の先ほどのスマートホンのメモリカード(マイクロSDカード)も持ち出せないはずの米国の情報機関のセキュリティゲートをスノーデンがどのようにくぐり抜けるのか、この場面は息を呑んだ。
これら話がすべて実話であると言うことがまず驚きである。
映画のジャンルとしてはサスペンス、ノンフィクションの部類であると思うが、知的好奇心を刺激される作品でもあると思った。
上映時間は135分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
「すべて実話」では全くありません。
映画内で描かれた、あのチップの持ち出し方も実際のやり方とは違ったものにした、と監督自身が(映画館で売っているパンフレットの中で)言っています。
映画ですから、そもそも全てがノンフィクションであるはずがありません。そのような、何の疑いもない見方は、ある意味、とても危険かと思います。