スノーデンのレビュー・感想・評価
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バランスのいいオリバー・ストーン
人としての評判は芳しくないが、社会派としての当事者意識は素晴らしいオリバー・ストーンがスノーデン事件を映画化。元CIA職員が、映画顔負けのネット監視の実態と人権侵害を暴露した一件だけに、いかにもストーンが目をつけそうな素材といえる。
が、意外にもストーンは、あの脂ぎった顔で絶叫するのでなく、あくまでもスノーデンという人物の波瀾万丈なドラマにメッセージを託している。
結果、本作は青春ドラマであり、ポリティカルスリラーであり、ラブストーリーでもある。要するにちゃんと面白いエンタメなのである。アメリカ当局がやっていた監視体勢があまりにもSFっぽくてついフィクションのように思ってしまう危険さえ注意しておけば、知るべき事柄をエキサイティングなストーリーに乗せて教えてくれるとってもバランスのいい作品である。
今の私たちに必要な映画です。当時のニュースでは、重要機密情報を漏...
今の私たちに必要な映画です。当時のニュースでは、重要機密情報を漏らしたとかで国家反逆罪として指名手配されて、ロシアに逃げ込んだと報道されていたが、この映画を見るとまして善人に見える。国家が政府、軍産複合体、マスコミ等総ぐるみで犯罪を犯している時、それを告発することは良いことなのか? この問いは、今も残る。新型コロナとワクチン、ウクライナ戦争、最近の報道を見ていると、明らかに偏向している。もう、すでにこの映画以上に国家によって統制されていると感じる。
この映画では、自分たちの利益のために情報を収集し、統制している高官が出てきたが、その実態は今も変わらないはずだ。日本やドイツなど、米国と同盟関係を反故にすれば、マルウェアが作動して何も動かなくなるって、今も活きているんじゃない。脅されて何もできないっていうのが、本当の所では?
全ての人に見てもらいたい映画だ。
ガーディアン誌の凄さに驚き
世界中を騒がせたスノーデンの内部告発、映画だからどこまで真実かは分からないが、オリバー・ストーン監督はNSAの干渉を懸念してドイツで撮影、実際にモスクワのスノーデンを訪れて映画を見せて意見を求めたそうだから脚色は少ないのでしょう。
保守的だったスノーデンがリベラルに目覚めたのは恋人リンゼイの影響が大きかったのは分かったがベッドシーンまで組み入れる必要があったかは疑問、よくあるB級映画にみえてしまうでしょう。同時に回想形式でなく時系列に描いた方がスリリングで良かった気もします。
むしろ、映画の評価ではなくスノーデンをどう評価するかで決まるような気もします。日本でもセキュリティの細工を行っていたことは初めて知りました。文春には当時の関係者に彼のことを取材して欲しかった気もする、それにしてもガーディアン誌は凄い、真のジャーナリストとは彼らのことだと言っても良いでしょう。
さて、で、愛の無いAIで良いのかなぁ?
『戦場に若者を送っているこの国が悪い』映画の中の台詞。
これがアメリカのかえりみない道徳観。つまり、だからこそこの国の国民であれば、自由でなければならない。
とまぁ、そうなるんだけど。
純粋な自由なんてないわけだから、この位の事はあるだろう。問題は別の所にある。
さて、
仮想敵国、敵国をはっきりしてもらいたい。例えば、日本は日米安◯保障条約があるから◯メリカは仮想敵国では無い。しかし、アメ◯カは日本を仮想敵国の一つにしている。従って、日本にとって敵国の北◯鮮よりもアメ◯カの扱いの方が厄介だと言う事だ。
また、NAT◯に於ける、敵国、仮想敵国がどうなっているかもはっきりすべきだ。
彼は2011年に東京にいた様だ。さて、東日本大震災に遭遇しているのだろうか?この映画の中では、その点を一つも触れていない。
ご本人にそっくり
本人に似ている人を選定したとは思うが
姿形はとってもよくにている。
この事件があったとき、スノーデンに良い印象がなかったけれど、この作品で考えを改めました。
お子さんが2人いるみたいですが、
幸せに過ごせるよう願っています
これまたアメリカの良いところ
以前「父親たちの星条旗」だったと思うが、アメリカの自浄作用は日本には絶対真似出来ない技術だと、改めて思わされた。
CIAやNSAが悪だなんて、普段誰も思わない。
だからこそその職務には誇りを持つし、やりがいを感じて頑張ってしまう。
エドワードスノーデンは賢すぎたんだろう。
正に天才。天才故の苦悩。
そしてその決断は、まだまだ万人が認めるまで至らないが、後世の歴史ではきっと英雄になっているだろう。
それよりも、今スノーデンは何してるのか。
当時と今のロシアでは立ち位置が変わりすぎていて、
その情報はまず入ってこないだろうが、
利用されたりしてなきゃ良いが😱
キャリア、収入、恋人との幸せな人生、全てを捨てて自分の心に従った。その結果、世界に何の変化も起きなければそれ程恐ろしいことはない
ドキュメンタリーでない映画作品にしたことの強みがとても生きていたと思う。その強みとは客観性、重要で緊張する場面の再現性、時空間や登場人物のフィクション化、キャラクターの特性やその時々の感情がプロの俳優によって描写されることだろうか。エド・スノーデンを演じたジョセフ・ゴードン=レビットは風貌が似ているだけでなく性格や行動の仕方含めて素晴らしい演技力で適役だった。また重要な存在である恋人リンゼイ役のシャイリー・ウッドリーもよかった。彼女はエドとの出会いの最初から心臓がドキっとするような質問を投げかけたり彼をたくさん撮影するので怪しい?とドキドキしてしまった。でも付き合う中でケンカしたり離れたり、いつも青白い顔だったエドがハワイでは(ストレスフルな仕事していたが)日に焼けて健康そうになったことを一緒に喜んだり。そんなエピソードが入ることで、「攻殻機動隊」繋がりで出会った二人の絆が深まる様子は、ドキュメンタリーでは表現できなかったと思う。
怖かった。胸が痛んだ。でも29歳のエドはやるべきことをやりきった。世界中にニュースが駆け巡った。彼が最後に見せてくれた笑顔に救われた。スノーデン本人もこの映画で見ることができた。リンゼイと共に健康で幸せに生きていて欲しい。
世界の中で、ある一つの国だけが圧倒的に強い覇権を持っていたらスノーデンは一体どうなったのだろう。多様な歴史と文化をもった国々が沢山あること、異議申し立てをする人達がたくさん居ることは救いだ。一方で戦争や抑止力兵器で儲ける軍事産業と国家が結びつきそのために私達の情報が全て覗かれ、国家が特定の方向に進む危険性を私(達)はもっとわかるべきだ。私はもう十分に幸せに生きた。これからの世代、全ての国の子ども達や若い人たち、将来を夢見る世代を痛めつけたり殺すことはやめてくれ。
白雪姫の毒リンゴ
何も知らないほうが、安全…
今の世界を象徴するセリフのような気もしますが、自らの心の声に従った、白雪姫の毒リンゴを噛った皆様は、どうお考えですか?。
どうも、オリバー・ストーン御大、軍政共同体が死ぬ程お嫌いのようで。戦争でカネを稼ぐ輩と、そのカネで、ロビイストにリモートされた政治家達とは、刺し違えてでも、彼らの存在を、白日の下に晒したいような…。ただそんな風変わりな御大がいなければ、このクニでの白雪姫の存在は、わずか数分のニュースのみで、終わっていたはず。エンタメ映画の興行を通じて、世界に姫を知らしめた御大の業績は、偉大かな。そう云う目線で「プラトーン」と「JFK」ご覧下さい。名作ですよ。
姫のしたことが、本当に正しかったのか、よく分かりません。ただ、姫の告発で、多少なりとも、あのクニがよくなったと、思いたい。少なくとも、反対意見を述べると、選挙に出られない。投獄される。謎の死を遂げるクニになってほしくない。
いま、そこにいる姫に、もう一肌脱いでもらいたいと思う私は、欲張り過ぎかな。
案外、白雪姫の毒リンゴは、私達1人1人の、心のルービックキューブに潜んでいるのかも。墓まで持って逝くか、後世に託すか、それとも…。
皆様は、自らの心の声に従う勇気、お持ちですか?。
迷っている方は、取り急ぎ、この映画をどうぞ。
国と政府
慎重に告発の準備をするエドワード・スノーデン。彼は愛国心からアメリカ軍に入隊するも、けがで除隊。その後、国家安全保障局(NSA)やCIAに採用される。コンピュータセキュリティの技量を生かし、テロリストの監視をする任務だった。しかしアメリカ政府によるその対象は、世界中の一般人にも及んでいたことを知り。2004年から2013年までの彼を描く。
国と政府は違うという意識に、映画「JFK」を思い出しました。こういう映画を作るアメリカに感心します。
攻殻機動隊が好きで、カタコトで日本語も話すそう。現在ロシアに滞在し、今後どうするのか。
日々監視される可能性
ジョセフゴードンレヴィット扮する国家安全保障局のエドワードスノーデンは、特殊部隊の訓練で疲労骨折した事もありCIAを希望した。
あれっと思ったところ、ニコラスケイジが教官役で出演していたね。
ところがスノーデンはCIAに背く行為を香港で行おうとしていた。情報に強くなればなるほど疑心暗鬼になってくるよね。自分の大切な人をも信じられなくなるのかもしれない。危うい世界だ。誰もがデータベースの中にいて日々監視される可能性があるなんてね。そりゃあ精神的におかしくなるよ。
監視社会への危惧に留まらず、国家間の情報戦では世界大戦への危険性が…
正直なところ、
この作品を観ることを躊躇した。
なにせキネマ旬報のベストテンでは、
選考委員のどなたのただの1点すらも
入らなかった作品だったので。
しかし、有名な事件ではあったので
教養の一つとして、
また、監督が「JFK」等の
サスペンスフルな演出を見せてくれる
オリバー・ストーンということもあり
鑑賞してみた。
確かに、
細部では彼らしさもあったとは思うが、
全体的には、らしからぬ
エンターテインメント性の弱い作風の
印象だった。
ただ、事件への興味から
鑑賞に集中出来たからかも知れないが、
キネマ旬報で全くの1点も入らなかったことが
不思議に思うほど、最後までこの作品の中に
没入出来た映画ではあった。
さて、鑑賞に集中しながらも、
IT世界の門外漢の私には、
なかなか理解が及ばない点も多く、
話から置いてきぼりにされつつ物語が展開
していった点もあったが、
監督が監督だけに、
かなりの脚色もあったのだろうと思いつつ、
でも彼のいつもの作品よりは
史実に近く感じ、恐怖心も湧いた。
それは、
監視社会への警鐘的な部分ではなく、
国家間における情報戦が第三次世界大戦への
引き金になりかねない綱渡り的な状況に
あることが心に残ったためだったのだが。
エンターテインメントとしては、
いささかストーン調が弱く、それは、
つい最近観たポランスキーの
「オフィサー・アンド・スパイ」でも
感じたことたが、
史実から離れ切れなかった
オリバー・ストーンがいたようにも
感じたからだったかも知れない。
人として
実話とは。
内部告発⁉️
それもアメリカ🇺🇸相手だとは、命知らずだな❣️
前半チンプンカンプンのワードの羅列。
NSAという組織を初めて知った。
悪者はC◆Aだけじゃなかった。
世界中の人々の監視⁉️
一番こたえたのは、
中東の国の映像が一瞬流れ、ポン、と言えば、
そこが爆撃されてしまっている。
繰り返し後2回。
もちろん人がいて木っ端みじん。
ターゲットとする人の携帯めがけて狙っている。
エドが確認した。
その携帯を本人が確かに持っているのか?
ここではわからない。現地で確かめる。
狙った本人以外が持っている可能性も充分にある。
以前🇺🇸ドラマでも観たことはある。
テロ首謀者を狙ってその親族の結婚式場に。
アメリカを非難する意味がわかる。
仲間との会話で、
犯罪だ、いや、戦争だから違う。と交わされる。
この是非を世界中に問いたいとエドは立ち上がった。
自分は、テロを防ぐ為だと信じて働いて来たが、
リンゼイとの内輪話の真実を当該者の自分よりもC◆A高官が断言する怖さ❗️
wikiを見たかったが無かった。
イギリス紙が協力して世界に発信。
香港は見逃し、
ロシアへ。今の情勢大丈夫か、とは思うが、
この地がエドたちにとっては一番安全か。
ラスト近く、データコピーし、
ルービックキューブに入れるとは。
あんなにルービックキューブが好きかとは疑問。
勇気
内部告発する度胸に加えて、1人で告発した勇気
告発した後の代償を鑑みても世界に発信する勇敢さ
こんな素晴らしい人が逃亡しなければならない世界とはなんなのか
こんな英雄がスパイだと追われる身になる法律とはなんなのか
映画の内容は専門用語が多くて結構難しいけど、
ノンフィクションはこういう偉大な人を知れるから
頑張って見た
心の声に従った
元NSA( 米国家安全保障局 )の契約職員だったエドワード・スノーデンをジョセフ・ゴードン=レヴィットが熱演。端正な顔立ちが似ており、常に監視される恐怖、良心の呵責を一層リアルに感じた。
その後スノーデンは、ロシアに亡命し、妻となったリンゼイと共に幸せな家庭を築いているらしいが、今尚ウクライナへの武力侵攻を続けるロシアを、彼はどんな思いで見つめているのでしょう。
ーXKEYSCORE
ーメキシコ・ドイツ・ブラジル・オーストリア・日本
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
もう一度スノーデンを見直したい
地上波で録画視聴。吹替だったが、見ごたえはあった。
以前、映画館で観た記憶があって改めて思い返した。このスノーデン
事件をきっかけにアメリカの情報収集の力が落ちてきたのかと改めて
痛感した。
字幕版も観るチャンスがあったら観てみたい。もう一度スノーデンは
何者だったのか見直したい。
今のロシアで何を思う?
アメリカ情報局の違法情報収集を暴露した主人公を描く物語。
権力批判に舌鋒鋭いオリバー・ストーン監督の、実話を基にしたお話ですね。
元々保守指向の強かった主人公が、彼女の影響と違法情報収集のストレスから、悩み苦しみ暴露する決断を下します。
私好みのシリアス基調のドラマですが、全体的にメリハリなく淡泊に感じます。
悩みのきっかけとなる違法情報取集や議会への偽証等の描写があっさりとしていて、結果として主人公の悩み自体も薄く感じてしまいました。
私的評価は3。社会的意義のある映画だとは思いますが、映画としての面白さは微妙に感じました。
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