「今年の邦画ベスト1位!」64 ロクヨン 前編 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
今年の邦画ベスト1位!
64。
ゲームの機種名ではないのです…。
これは、昭和64年というたった1週間の間に起こった、拉致殺害事件。
身代金を要求され、犯人の指示に翻弄される警察と父親。それでも必死になって犯人に食らいつこうとするのですが、そこに待ち受けるのは悲しい末路…。
そして、事件の犯人は捕まらないまま平成という時代へ。
徐々に誘拐事件を知る仲間が減ってゆく中で、新たな誘拐事件が幕を開けます。
報道の自由とVS警察の情報の隠蔽が、双方の対立を激化させる中で、広報部であり元誘拐事件の担当刑事だったの主人公の三上は、新たな誘拐事件の操作に繰り出します。
今度こそ同じ過ちを繰り返してはならないと、決意を固め情報を捜査本部から聞き出そうとする三上。
事件の鍵を握る『幸田メモ』の手がかりを追求しようと行動します。
前半に大盛り上がりを見せた所で後編という悲しい現実…。
佐藤浩市さんの白熱した刑事の熱い演技と、瑛太さんの強固な報道魂を感じる堂々とした演技に惚れました!
日本アカデミー賞、主演男優賞は『佐藤浩一』さんで決まりです!
後編が今からとても楽しみです!
2回目の鑑賞。
前半で既に涙が止まりませんでした!
見所はなんといっても、広報官VS報道記者の真っ向からの対立、それに尽きると思います。
加害者の名前を匿名にするとの命令に困惑する報道陣。
それをなだめる佐藤浩市さんの必死な姿に涙が止まりませんでした。
この映画はまさに、佐藤浩市さんによって完成した作品です!
彼の演技が全てにおいて素晴らしく、見る者を圧倒させてくれました!
情に訴える迫真の演技は、佐藤浩市さんだからこそ成し遂げられたのだと思います。
佐藤浩市さんのファンではないのに、ここまで気持ちが持っていかれた自分にビックリです!