真夜中のゆりかごのレビュー・感想・評価
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サスペンス要素は弱し。
サスペンス?というのとは違うかも。だいたい前半でネタバレ感少しあったし。
もっと人間ドラマに近いシリアスストーリーです。
女性監督らしいです。なるほど、全体的に線が細い…感じがしました。
育児放棄と虐待と、現代にリアルな問題がデンマークの寒々しい景色にぴったり。湖の寒々しさと曇天の薄暗さがしわじわとしみてきます。
ありきたりだけど、ラストの雲の切れ目からさす光が効果的でした。
強く生きること
全てが正解であって全てが正解でない
デンマークの有名女性監督の作品。タイトルからすると北欧ホラーみたい...
車に乗ると直ぐに寝る。乳母車でも直ぐに寝る?
胸が痛む。
思いがけないラスト
デンマーク発女性監督スサンネ・ビア作品は、さまざまな社会問題を背景にミステリアスに二転三転する展開の先に意外な事実を浮かび上がらせる手法も鮮やかで、痛々しいながらもしっかりと見守る視線の温もりを感じるドラマでした。
とっさの判断をしてしまう主人公や、離婚の痛手でアルコール依存になる勢いの自暴自棄な主人公の同僚、DVになすすべもなく甘んじ どん底の生活を送る赤ちゃんの母親、抱える不安を打ち明けることができずにいる妻、自分の子供の好きな花さえ知ろうともしなかったネグレクト気味な親など、人の心のもろさを見せつける反面、ゆれる想いや折り合いや救いもまた描かれるところは祈りのようでもあり、
北欧の穏やかで静かな水辺の情景が作風をより際立たせ、痛みさえ伝わる涙を流す主人公のニコライ・コスター=ワルドウの繊細な表現力はマッツ・ミケルセンを彷彿としました。
また赤ちゃんの瞳など瞳がアップで多様されるのですが、これが本当に瞳がもの語るなのでしょうね。面会室での母親の瞳、これにはあることがはっきりと映し出されるのと、ラストの主人公の服の色と子供のセリフ、ココに要注目です。
ちなみに夜泣きをあやすのに決まって外に連れ出すのは、土地柄なのでしょうか、北欧では寒そうに思うのですが。
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