「美しい恋愛物語」キャロル みんもさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい恋愛物語
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100万部を超えたとされるパトリシア・ハイスミスの原作を基に映画化された“禁じられた”愛の物語。
舞台は1950年代のニューヨーク。ルーニー・マーラー演じるテレーズが売り子をしているデパートに、ケイト・ブランシェット演じるキャロルが子どものクリスマスプレゼントを買いに訪れるところから物語は始まる。
一目でどうしようもなく惹かれていく2人。しかし、同時、同性愛は違法である。子どもの親権をめぐり、夫と争うキャロルが心理療法士の診察を受けさせられる等、治療の対象ですらあった。
ストーリーもそうだが、なんと言っても最大の注目は主演の2人の演技である。終盤にテレーズは、キャロルから自分との暮らしをとるか否か、選択を迫られる。キャロルは苦悩の末に、正直に生きることを選んだ。あなたはどうする?とテレーズに投げかけるのだ。ラストシーンのキャロル=ケイト・ブランシェットの視線にやられた。やはり、この人の演技は凄い。
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