「恋で痛い目にあった男性の鑑賞は危険。」キャロル 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
恋で痛い目にあった男性の鑑賞は危険。
「顔力(含む眼力)」のある俳優が二人画面を埋めると、こんなに圧倒的なんだと驚いた一本。
ただただそこに尽きる。
二人の演技は言わずもがな、指先に多くを語らせる演出、画面の色調など良い所も多々あり。
ただ肝心の「話」がつまらないのには参った、それはもう。
要は「自分可愛がり」同士のエゴのぶつけ合い。
「相手のため」と口では言いながら、その実自分のためでしかない行動の応酬。
それを延々と観せられるのは、自分には拷問でしかなかった。
女性ならばこの映画に、登場人物たちに共感できるのであろうか。
劇中の男性陣が滑稽で、そしてただひたすらに哀れに映るばかりだった。
怪物を相手にする勇気は、もはや自分には微塵も無いのだな…
デートで観に行ったら、険悪になって帰られること請け合いの作品。
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